いしざあの記

月が替わった。１１月。
旧暦でも、今日から神無月。冬である。

いつもの金曜日の１限、学習院の講義がおやすみ。学園祭かな。

日本女子で講義して、そのあと学習院、というのがあったころ、講義のつもりで行ってみたら学習院、学園祭真っ最中で、ふらりと回ってから帰ったことがあったけど、あの時に手に入れたぐい呑み・お猪口ふたつ、焼き物のサークルだか研究会だか、忘れたけど、購入したのがワタシの手に実にしっくりきて、厚みも好もしく、死ぬまで一緒に、と思ったのだが、それも束の間、あっさり割ってしまい、悔やんでも悔やみきれず、忘れようにも忘れられないが、もう一つのは、少しワタシの手には大きいのだけれど、だからか、今に現役である。

なんだか人生みたいだな。
何が一番か、わからんわ。

１限休みとは言っても、その後はあるわけで、そこそこの時間に大妻に行く。

昼めし、あれこれ考えるが、流れに任せたら、いつも気になりつつ寄れない、イタリアンになった。スパゲッティ、うま。

講義の準備なんてやればキリがない。
今日も、どうだったのかな。こちらの用意の度合いと受ける側の状態は正直なところは分からない。

どうだったのかな。

講義終わり、いつもよりひとこま少ないのに、くたびれた。先週末の楽しかった関西行の疲れが出たか。いや、それたけでもないな。わからないが、コーヒー飲んで甘い物つまんで、気がつけば小一時間経ってた。寝落ちもしてたか。いかん、いかん。また、やりすぎか。

気温は過ごしやすく、駅までポツポツの雨も、傘のおかげでしのげた。

金曜日の夕方の電車はなんだかんだ不愉快なことが多いが、それでもまあ、なんとか帰り着く。

このまま、なのかな。哀しくなる。

メシの買い出しして、家に戻る。
いまの住んでいるところは、それは理想的だ。
最高なんだ。けどなあ。


何が、ダメなんだろうなあ


わからんから、もう少し、生きてみよう。
死ぬまで。


酒はうめえや。まだ、死なねえな。


もう少し、やるかな。