六ヶ所村に思う。
“今を生きる私が、今を生きる皆のために出来ることって、何だろう・・・。”最近、改めて真剣に考えています。今回は私にしては珍しく、日本社会の問題について・・・。考えるキッカケを提起してくれた映画があります。先日、映画の自主上映会で見た、『六ヶ所村ラプソディー』、とても大きな気付きを与えてくれる作品です。機会があったら、是非!見て頂きたい映画です!ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、青森県にある六ヶ所村の核燃料再処理工場を巡る、ドキュメンタリー映画です。ここでは、一般的なメディア報道では絶対に明かされない重たい事実が、淡々と綴られていきます・・・。 武器も持たない地元住民の反対派の人々は、 機動隊に制圧され、反対の言葉はかき消される。 強行突破のなし崩しで、核施設の建設が進められる。 それでも反対を主張し続けると、自分や家族の仕事が無くなる。 原子力施設で働いても安全だと教えられ、 子供達を養うために、その言葉を信じて核施設で働くしかない父親。 英国のある原発の近くでは、白血病等の病気が多発し、 自分が実際に取り返しが付かない状態になってやっと気付いたと言う人々。 それでも原発は安全といい続ける日本の原子力政策。事実の余りの重たさ、国家権力の恐ろしさ、翻弄される住民の姿に、私は何回も涙が出そうになり、何回か吐き気まで催しました。こんな大変なことが起こっているのに関わらず、通常のニュース報道ではこういった事実を知らせれることすらない、という何とも恐ろしい事実!にもかかわらず、「情報操作」によって寝ぼけさせられていて自分や社会の真実の状態を気付いていない、私達日本人。日本は本当に民主主義国家と言えるのでしょうか?怒りではなく、恐ろしさを感じずにはいられませんでした。そして、事実を知った以上、もう寝ぼけ続けることは出来ないんですよね。私は今まで以上に目覚めたいと思いました。社会の真実に、そして自分の真実に。魂が本当に望むこと・・・、それは誰だって、自分や自分の大切な人の幸せのはず。六ヶ所村の人もしかり・・・。もしもきちんと事実を知らされ、原子力よりも他のより良い選択肢を与えられていたなら、原子力とは違う選択をした可能性が大きいと思えるのに・・・。上映会に参加していたある男性が言っていました。「先進国で一番人口が多いのはアメリカ、次が日本」と。アメリカや日本の国民が真実をきちんと知った上で、一人一人が魂の望みに従った選択をしたのならば、世界は本当の意味で変わり始めるはずなんですよね。両国とも、所得が多く、知ろうとすれば真実の情報が多数手に入り、一応の自由が保障されている。つまり、変革の力を持った希望の大きい人々なのだから!今後、世界が真に平和で豊かに変化していく為には、まずは一人一人が真実を知り、その上で真剣に自分や社会の未来を考えることが必須だと感じました。真実を知ることによって、真剣スイッチがオンになると思うのです。スイッチを押してくれる素晴らしい作品です!重たい映画ではありますが、機会があったら是非ご覧になって見て下さいね!六ヶ所村ラプソディー 公式ウェブサイト