今日の野草 その629回
お昼休みの暑い中散歩をしていたら緑色やオレンジ色の小さな塊で目線に光るもの発見。それはヤブガラシ(Cayratia japonica)ブドウ科ヤブガラシ属だった。 別名がすごくビンボウカズラといい、庭の手入れができない貧乏な人の家屋に生い茂り、藪を覆って枯らしてしまうほど旺盛な生育で、絡まれた家屋が貧相に見えるというような意味に解釈されているそうだ。それでも若芽を茹でてあく抜きすると食用となり、漢名を「烏歛苺(ウレンボ)」と呼び、利尿・解毒・鎮痛などに薬効のある生薬として利用されるという。ヤブガラシの繁殖は根から出る芽でしか増えないためオレンジ色の花からは密があふれ、さまざまな昆虫が吸密にきます。花を撮るためカメラを構えていたらモンキアゲハが吸密のためファインダー内に飛び込んできました。チョウ目アゲハチョウ科に分類される日本最大級のチョウですが平地や低山地の森林の周辺など、どこでも見かけられる普通種です。そんなヤブガラシですが「攻撃性に富んだ」という意外な花言葉だった。にほんブログ村