カテゴリ:「ジェンダーと哲学」の本
中村うさぎさんのデリヘル体験記から始まるこの本、大変面白い本でした。まぎれもなくフェミニズムに属する話とご本人がおっしゃる通り、この男社会の中で女として生きるということの本質を本気と本音で描き出してくれます。久々に骨太の女性の文章と感じました。自分に正直に生きている女性だったら、誰しも共感する、「女としての苦悩」を怜悧な分析と文章で見せてくれます。大変納得でき、自分の中にある気持ちも整理できる非常に面白い内容でした。ショッピングの女王としか知らなかったことに、私自身のキャッチの感覚に愕然としました。世間で取りざたされることとに惑わされてはいけませんね。特に女性についての評価というのは、あてにならないものが多いと感じます。一般社会はまだまだ男性中心のものの見方で評価されることが多いような気がします。 女性のみなさん、ぜひ、この本を読んでみてください。風俗の世界で行われていること、その世界での営みを冷静な目で見つめる中村うさぎさんのおっしゃることは非常に納得できるのです。たぶんそうであろうとリアルに自分の感覚としてわかります。 女性のみなさん、ぜひお読みください。きっと自分自身の闇の部分を理解できると思います。かなりお勧めの一冊です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.10.31 00:40:01
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