不動産流動化関連銘柄の時価総額比較3
8月に入って大きく動いた新興市場ですが、先月の「不動産流動化関連銘柄の時価総額比較2」に引き続き、前回の10社に2社(赤字)加え、不動産流動化関連銘柄として下記12社を比較。 企業名(市場-銘柄コード:決算月)1.アセット・マネジャーズ(HC-2337:2月)2.セキュアード・キャピタル・ジャパン(M-2392:12月)3.ダヴィンチ・アドバイザーズ(HC-4314:12月)4.ケネディクス(東証1部-4321:12月)5.フィンテック グローバル(M-8789:9月)6.アーバンコーポレイション(東証1部-8868:3月)7.クリード(東証1部-8888:5月)8.レーサムリサーチ(JASDAQ-8890:8月)9.パシフィックマネジメント(東証1部-8902:11月)10.リサ・パートナーズ(M-8924:12月)11.レイコフ(HC:8941:8月)12.シンプレクス・インベストメント・アドバイザーズ(M-8942:3月)連結予想(単位:百万円)企 業時価総額売上高経常利益最終利益増益率PERアーバン186,82772,50016,00010,500+62.7%17.8SIA132,50023,030 5,680 3,252 +5.9%40.7アセット118,13312,600 7,000 3,800+58.5%31.1ダヴィンチ114,016 7,104 5,018 3,172+83.4%35.9パシフィック 93,24424,188 8,958 4,412+159.4%21.1レーサム 93,08439,280 8,224 4,756+76.1%19.6フィンテック 92,522 1,952 1,172 654+85.8%141.5ケネディクス 82,71912,300 6,800 4,000+144.9%20.7クリード 64,57717,000 5,000 3,200+50.0%20.2リサ 39,408 9,083 1,956 1,105+76.0%35.7セキュアード 31,277 3,960 1,785 1,000+52.2%31.3レイコフ 19,925 3,279 473 283+59.0%70.4 時価総額:Yahooファイナンスの数字(8/15終値)を使用 予想PER:時価総額/予想最終利益で算出 増益率:最終利益の前年対比 決算月が違うので、四半期決算の出ている企業については、 計画進捗率から単純再計算し、通期業績予想より高ければその値を使用。時価総額の順位は、パシフィックとレーサムが入れ替わりました。パシフィックとレーサムの2社が、時価総額1000億円を割れました。アーバンが今日の業績予想修正で、予想当期純利益を100億円の大台にのせてきました。また、予想PERが20倍を下回っているのは、アーバンとレーサムになりました。前回(7/15時点)と比較して、調整相場があったため、時価総額を減少させた企業が多かった中、ダヴィンチとクリードが小幅ながら時価総額を増加させました。増加率が一番高かったのは、5.8%増のクリード、一番低かったのは、14.2%減のアセット、2番目は13.7%減のレーサム、3番目は9.8%減のパシフィックでした。アーバンとダヴィンチが今日の引け後に業績修正を発表しているので、株価に完全に織り込まれていないでしょう。(内容は幸せな投資家さんが詳細に紹介されています。)J-REITは全面安のようですが、不動産流動化関連銘柄、まだ乱高下の余地は残っているでしょうか。