不動産流動化関連銘柄の時価総額比較
今日は約2ヶ月ぶりに日経平均1万1500円台を回復しましたね。まずまずの週ではなかったでしょうか。さて、不動産流動化関連銘柄として下記企業をピックアップしてみました。他にもあると思いますが、取り敢えず10社。 企業名(市場-銘柄コード:決算月)1.アセット・マネジャーズ(HC-2337:2月)2.ダヴィンチ・アドバイザーズ(HC-4314:12月)3.ケネディクス(東証1部-4321:12月)4.フィンテック グローバル(M-8789:9月)5.アーバンコーポレイション(東証1部-8868:3月)6.クリード(東証1部-8888:5月)7.レーサムリサーチ(JASDAQ-8890:8月)8.パシフィックマネジメント(東証1部-8902:11月)9.リサ・パートナーズ(M-8924:12月)10.シンプレクス・インベストメント・アドバイザーズ(M-8942:3月)これらの企業を、時価総額順に比較してみると、次のようになります。連結実績(単位:百万円)企 業時価総額売上高営業利益経常利益最終利益PERアーバン164,82857,03310,5069,4796,45525.5SIA122,43012,943 5,6535,2703,07239.9アセット118,444 7,744 4,2693,9152,39749.4ダヴィンチ 93,969 4,156 2,9382,6951,73054.3レーサム 87,55531,650 6,7906,6862,70132.4フィンテック 74,314 945 441 462 352211.1パシフィック 72,69023,828 3,8593,2311,70142.7ケネディクス 68,325 6,052 3,1902,7331,63341.8クリード 42,20410,310 2,1931,8031,04140.5リサ 37,073 4,526 1,2781,113 62859.0 時価総額:Yahooファイナンスの数字(6/17終値)を使用 PER:時価総額/最終利益で算出 決算月が一緒ではないが、直近の本決算を使用。連結予想(単位:百万円)企 業時価総額売上高経常利益最終利益増益率PERアーバン164,82869,50013,0008,550+32.5%19.3SIA122,43023,030 5,6803,252 +5.9%37.6アセット118,44411,400 5,8002,950+23.1%40.2ダヴィンチ 93,969 6,500 4,5002,900+67.6%32.4レーサム 87,55534,910 7,5003,950+46.2%22.2フィンテック 74,314 1,952 1,172 654+85.8%113.6パシフィック 72,69022,165 4,7692,591+52.3%28.1ケネディクス 68,325 7,400 3,8502,220+35.9%30.8クリード 42,20411,900 2,8502,030+95.0%20.8リサ 37,073 8,087 1,533 903+43.8%41.1 決算月が一緒ではないが、当期の会社予想を使用。 予想PER:時価総額/最終利益で算出 増益率:最終利益の前年対比かなり保守的な予想を出す企業や、上方修正の常連企業もありますので、会社予想は単純には比較できません。利益に対して、時価総額が過剰評価されていたり、逆に過小評価されていたりする企業がある様に見えますが、ビジネスモデルや得意分野、成長期待の差が現れているのでしょう。ちなみに、独立系投信・投資顧問会社のスパークス・アセット・マネジメント投信(JASDAQ:8739)の時価総額は204,111百万円です。前期最終利益が4,264百万円、今期予想は未発表。前期実績PER(時価総額/最終利益)は47.9倍という感じですね。と、ここまでなら面白くないので、四半期決算の出ている企業について、乱暴なやり方で無理はありますが、「今期の計画進捗率」から、えいや!と今期予想を単純再計算してみました。連結予想2(単位:百万円)企 業時価総額売上高経常利益最終利益増益率PERアーバン164,82869,50013,0008,550+32.5%19.3SIA122,43023,030 5,6803,252 +5.9%37.6アセット118,44411,400 5,8002,950+23.1%40.2ダヴィンチ 93,969 9,444 7,6565,244+203.1%17.9レーサム 87,55536,386 8,2204,726+75.0%18.5フィンテック 74,314 1,952 1,172 654+85.8%113.6パシフィック 72,69023,396 8,4924,308+153.3%16.9ケネディクス 68,325 9,964 5,2603,108+90.3%22.0クリード 42,20411,900 2,8502,030+95.0%20.8リサ 37,073 4,416 1,472 912+45.2%40.7レーサムはもう少し評価されてもいいと思いますが、8月決算で、来期がどうなるか次第でしょう。ヘッジファンド専門の投資顧問会社設立で株式運用業務に参入し、70億円程度の運用規模で、目標利回りは年20%の計画ですし、化けてくれれば面白いんですけどね。余談ですが、実際はこういった情報だけでは不足していて、利益が大きいか小さいかを見るだけではなく、この利益を得るために、どれだけの投下資本を必要とするのかを、認識する必要があります。ついでに、今日こんな記事がありました。新興3市場増収率、不動産関連が上位を占める