明日の主人公

災害は忘れた頃にやってくると言いますが、最近は忘れる前から団体さんでやってきますね。

職場などでも危機管理が叫ばれていますが、その際に足かせとなるのが安全神話です。

青函連絡船の事故として有名なのが、洞爺丸台風で有名な洞爺丸ですが、就航当初は船の大きさや、設備の近代化もあり不沈船と言われていました。
しかし、残念ながら・・・

沈没の原因は、船尾の車両甲板が丸開きで、そこから海水が入り込み浸水したのが、主たるものとされております。

一隻だけの事故なら、操船ミスで片付けられていたかも知れませんが、洞爺丸以外にも多数の連絡船が浸水沈没した為、構造的な欠陥としてクローズアップされたのだと思います。

その後の連絡船では、写真左の様に重厚なハッチが取り付けられ、海水が入ることは無い様に施されています。

トラックのタイヤ脱落事故や原発の地震被害でも、初めから安全ありきで、十分な検証が行われていなかった所では、同じように思えます。

自然災害に対しても・・・