卯月之参日
ピアニスト引退により休止状態にあったジャズバンドだが、復活の兆しが見えかけてきたような。 とあるメンボサイトでトランペットの人とコンタクトが取れた。何度か往復書簡を交わした後、スタジオ入り決定。以前のベーシスト氏に連絡を取り、スタジオを確保してもらう。 書簡によると、結構吹ける人のようだ。さて、どうなるか。 期待と不安を抱きつつ、スタジオへ。この「期待と不安」の微妙な気持ち、オフ等の経験者なら判っていただけるかと。 当日、指定時刻。スタジオにて三者合流。 トランペットケースを担いでやってきたのは、穏やかな感じの男性であった。 こうして、トランペット・ベース・ドラムの変則トリオセッションが開始。 とりあえずFのブルースとしてStraight no chaserから。 テーマ、トランペット、ベースときて、お約束のドラムとの4バースチェイス。テーマに戻るときにちょっと引っ掛かったが、無事に終了。「次は何やります?」 との問いにトランペット氏答えて曰く「スタンダードはあまり詳しくないですけど、譜面があればなんとか」 初見か。しかもinCの譜面で(トランペット用の譜面はinB♭)。すごいぞこれは。 というわけで色々やってみる。 Fly me to the moon , Bye bye blackbird , My romance …… 言に違わず、吹きこなして行くトランペット氏。すごいぞこれは。 我々二人がやったことのない曲もやってみる。My fanny valentine , You and night and music 後者は個人的に気に入った。今度CD探してみよう。 と、いろいろやっているうちに二時間終了。おつかれさまでした。 結論として、とても新鮮な感じで楽しめた。管楽器と合わせたのって、実は今回が初めてだったし。やはり管楽器の音はいい。 新しい曲との出会いもあったし、得るところは多かった。 初対面ゆえのぎこちなさはあったものの、割といい感じでできたと思う。トランペット氏もハイノートをバリバリ吹くタイプではなく、中音域で堅実なプレイを披露。 是非次回もお願いします。と言いたい気分だ。 あとはピアノか。見つかるといいな。 だらだらとFine.