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[movie] カテゴリの記事

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めがね

映画「めがね」を観て来ました。小林聡美・もたいまさこ主演。あの「かもめ食堂」と同じキャスト、監督の作品です。事前情報はほとんど無く、その一点だけで観に行きました。のんびりしてました。舞台は、シーズンオフの沖縄の離島。日常からのがれてやってきた小林聡美と、民宿の主人、先客がおりなすゆる～い空間。先客のもたいまさこが絶妙です。メルシー体操、カキ氷を通じて島の人たちにとけこんでいる。が、その素性は謎のまま。誰も詮索しない。そんなこと知っても意味がないから。あと、なんでこの監督の映画に出てくるご飯はあんなに美味しそうなんだろう。食べ物を美味しそうに撮る名人じゃないだろうか。とりあえず、次の旅行は海のきれいな南の島にしたいです。

2007年09月30日

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幸福の食卓

映画「幸福の食卓」を観ました。ウィルスミスの「幸福のちから」を観た直後だったので、よく対比できたんだけど、私はこっちの映画のほうが好き。主演の北野きいさんという女優さんも、透明感があってとても良い感じだし（長澤まさみに続くかも）何しろ出てくる料理が全て美味しそうだった。お客さんは少なかったけど、俳優さんの演技も作りもとても丁寧だし、観たあとほのぼのします。こういう日本映画がもっと増えてほしい。

2007年01月28日

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それでも僕はやってない

先日、「それでも僕はやってない」を観ました。・・・すごく考えさせられる映画。痴漢冤罪事件を通して、日本の刑事裁判の問題点を浮き彫りにするという映画ですが、綿密な取材を重ねて作ってるだけに、とにかくリアル。地味ですがオススメです。＜以下、観た人向け＞なんとなく日本人って、よくある２時間ドラマのイメージが大きくって、警察で取調べを受けても、無罪なら片平なぎさのような弁護士がでてきたり、警察にも、安浦刑事や、青島刑事がいて、最後には分かってもらえる、という気持ちがあると思うのね。だから痴漢と間違われても、駅員に話せば分かってもらえるだろう、とか、警察でちゃんと話せばわかってもらえるだろう、とか、思ってついていってしまう。そういうことが、いかに甘い期待であるかを映画は明らかにしていく。怖いのは、駅員も、刑事も、裁判官も、悪意があってそのような行動をとっているわけではないということで。ただ、それぞれの立場で、淡々と仕事をしてるだけ。必ずしも、熱血駅員がいたら、熱血刑事がいたら、熱血裁判官がいたら、という問題ではなかった。誰がやっても結果的にああなるというシステムになっているのが怖い。結局、自分がああいう状態になったら主人公のように闘えるだろうか。＜更に＞はじめは、痴漢の真犯人が捕まって無罪がわかって一件落着。みたいな展開を期待してたんですね。私も十分甘い。でも、そんな簡単な話にしたくなかったということなんでしょうね。

2007年01月23日

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キンキーブーツ

連休真ん中日です。昨日は一日名古屋駅まで出て、映画観たり、行きつけの喫茶店でお茶したり、買い物したりしてました。映画は、『キンキーブーツ』実話に基づいた作品です。イギリスの片田舎。倒産寸前の靴工場が再起を図るための新製品として考案したのは、ニューハーフ向けの女王様ブーツ。ひょんなきっかけから、デザイナーとして工場へやってきたのは、ドラッグクイーンのローラ（♂）がちがちに保守的な田舎の人々と、ニューハーフのドラッグクイーンとの間に巻き起こる、様々な感情。戸惑いながらも、ローラの存在を受け入れていく工場の人たち。すごく良かったのは、ローラ自身が、周囲の人に、自分が偏見を持って見られていることをすごく自覚していて、一方では、繊細に傷つきながらも、もう一方では、すごくパワフルかつ前向きに周囲の人たちと溶け込もうと努力している点でした。この前向きさ、すごく良いと思います。あと、歌とダンスのシーン。舞台俳優出身の方なので、すごく歌が上手。ドラッグクイーンのダンスも見事。ラストも派手すぎず、ちょうど良いくらいの終わり方。あのくらいで十分。エンドロールも、ずっとローラの歌と踊りが流れているのも良かった。また観たいです。

2006年09月17日

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Zガンダム

いちばん最初のガンダムと、Zガンダムを小学生時代リアルタイムで観ていた（最近のは観てないので、ほとんどそれしか知らない)ので、小学生のころ、とても衝撃をうけた最終回が別バージョンで描かれると聞き、楽しみにみにいきました。詳しくはネタバレしないようにしますが、一言だけ感想をいえば、↓↓↓↓僕は、昔の最終回のほうが作品として完成度が高いと思います。映画版は、子供向けアニメ、、という感じ。小学生のころに受けた印象と、３０前後になってから受けた印象の違いかもしれませんが、最後のカミーユとシロッコの対決は、もっと深い意味のあるものだったはずなので・・・・若い人で、昔のバージョンを知らず、映画からZっていいなあと思われた方は、是非ビデオ屋さんなどで、オリジナルの最終回をごらんになることをおすすめします。

2006年03月11日

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今見たい映画

最近、ぜんぜん映画を観にいけません。観たい作品は沢山あるのですが、、、というわけで、とりあえず今観たいものリスト。「マサイ」「スキージャンプ・ペア」「博士の愛した数式」「オリバー・ツイスト」「プルーフ・オブ・マイライフ」「ミュンヘン」今週末に、なんとか１つは観よう。

2006年02月02日

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２００５年映画ランキング作ってみました

今年ももうすぐ終わりですね。昨年もおこなった映画ランキング、今年も作ってみました。点数は５点満点です。今年は自分好みの作品が多かった気がします。上半期にかけては多くの作品を見ましたが、秋のシーズンはあまり観ませんでした。年間で観た映画の本数は５０本。来年も引き続き、映画を楽しんでいきたいと思います。【atsudaotianの２００５年映画ランキング】第１位　キングコング　５点第２位　ネバーランド　５点第３位　チャーリーとチョコレート工場　５点第４位　バタフライ・エフェクト　５点第５位　スターウォーズ・エピソード３シスの復讐　５点第６位　君に読む物語　５点第７位　ティム・バートンのコープスブライド　５点第８位　ＡＬＷＡＹＳ－３丁目の夕日　５点第９位　コーラス　４点第１０位　セルラー　４点【４点以上ついたもののリスト】09 ネバーランド　５点12 レイクサイド・マーダーケース　４点15 RAY ４点16 オペラ座の怪人　４点17 マッハ！４点18 君に読む物語　５点22 セルラー　４点24 ロング・エンゲージメント　４点25 ソウ／SAW ４点26 ブリジット・ジョーンズの日記　きれそうな私の１２ヶ月　４点29 コンスタンティン　４点30 Shall we Dance ? ４点31 コーラス　４点32 交渉人　真下正義４点34 バタフライ・エフェクト　５点36 電車男　４点37 スターウォーズ・エピソード３シスの復讐　５点39 妖怪大戦争　４点42 チャーリーとチョコレート工場　５点44 ティム・バートンのコープスブライド　５点45 ＡＬＷＡＹＳ－３丁目の夕日　５点48 キングコング　５点【blog@atsuの２００５年映画リスト】01 カンフーハッスル　４点02 スーパーサイズ・ミー　３点03 恋愛適齢期　３点04 ８人の女たち２点05 花嫁はギャングスター３点06 ゴジラ FINAL WARS　４点07 TAXI NY　４点08 殺人の追憶　３点09 ネバーランド　５点10 ガン&トークス３点11 ドラッグストアガール　３点12 レイクサイド・マーダーケース　４点13 オーシャンズ１２　３点14 地獄甲子園　３点15 RAY ４点16 オペラ座の怪人　４点17 マッハ！４点18 君に読む物語　５点19 アレキサンダー　２点20 ボーン・スプレマシー　３点21 世界でいちばん不運で幸せな私　３点22 セルラー　４点23 ローレライ　３点24 ロング・エンゲージメント　４点25 ソウ／SAW ４点26 ブリジット・ジョーンズの日記　きれそうな私の１２ヶ月　４点27 ナショナル・トレジャー　３点28 恋の門　３点29 コンスタンティン　４点30 Shall we Dance ? ４点31 コーラス　４点32 交渉人　真下正義４点33 真夜中の弥次さん喜多さん　３点34 バタフライ・エフェクト　５点35 タナカヒロシのすべて　３点36 電車男　４点37 スターウォーズ・エピソード３シスの復讐　５点38 フライ、ダディ、フライ　３点39 妖怪大戦争　４点40 容疑者室井慎次　２点41 ＮＡＮＡ　３点42 チャーリーとチョコレート工場　５点43 この胸いっぱいの愛を　２点44 ティム・バートンのコープスブライド　５点45 ＡＬＷＡＹＳ－３丁目の夕日　５点46 Ｍｒ．Ｍｒｓスミス　２点47 インザプール３点48 キングコング　５点49 アマデウス　４点50　SAYURI　２点

2005年12月31日

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Mr.&Mrs. スミス

　ご無沙汰してすいませんでした。お正月に向けて色々と映画が公開されてますがまず「Mr.&Mrs. スミス」の感想から書きたいと思います。ブラッド・ピットのアンジェリーナ・ジョリーの２大共演が話題となった映画。物語は２人がソファに座って、心理セラピーを受けるところから始まる。２人の出会いは南米のホテル。現地で殺人事件が起こり、その犯人として「１人旅の外国人」を追っていた警官たちに尋問されそうになったアンジョリーナ・ジョリー（暗殺者）は、とっさに危険を逃れるため、同じく１人旅をしていたブラッド・ピット（同じく暗殺者）の機転でカップルの振りをして難を逃れる。それがきっかけで２人は、『お互いの素性は知らないまま』夫婦になり、６年間それぞれがそれぞれの眼を盗んでお互い別組織の殺し屋の仕事を続けるが、あるとき殺し屋のミッションに別の殺し屋から邪魔が入る、次のターゲットとしてあがったその殺し屋をよく調べてみると、実は自分の妻（及び夫）だったというお話。ありえない設定すぎなんですが、そういう話なんです。　　内容は、いわゆる典型的なハリウッド映画で、限りなくデフォルメされたスターが繰り広げるアクションとドンパチのオンパレードです。細かいところは考えずに、華麗なる２人のスターのアクションを観たい人向け。中盤から後半に関してはそうなんですが、序盤から中盤にかけて、お互いの正体が分かってしまって、探り合いを入れるシーンは、かなり好みでした。全部あの雰囲気で組み立ててくれれば、すごい好きな作品になったのに、と思います（詳しくはネタバレ部分で）。派手なアクションが８割なので、もし観るなら劇場の大画面で観ることをオススメします。　ただ、お正月にむけて１本だけ選べと言われたら、僕はこれより「キングコング」を選びます。（「キングコング」は圧倒的に面白い！感想はすぐ書きますのでもうしばらくお待ちください。）＜ネタバレ＞　２人の駆け引きのディナーシーンは、とても良いと思います。２人がお互いの正体を知ってしまって、しかしまだ相手はそれに気がついてないと思っているという前提で、はじめて家に帰ったときに２人が一緒にとるディナー。妻がそそぐワイン。毒が入ってるかも、と口をつけたが、妻がキッチンに立ったすきに、こっそり捨てるブラピ。２人とも「表面的には」すごく笑顔。こういう、駆け引きとトリックで映画を組み立ててくれれば、もっと面白い作品になるのに、と思いました。お互いがお互いの正体に気がついてしまうときの重さということでは、「インファナル・アフェア」の水準を期待してしまうので。（そういえば、ハリウッド版のインファナル・アフェアってマット・デイモンとブラピじゃなかったっけ？）

2005年12月29日

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ティムバートンのコープス・ブライド

「ティムバートンのコープス・ブライド」観て来ました。すごく良かったです！舞台は、１９世紀のヨーロッパの片田舎。ある１組のカップルが結婚式を挙げようとしていました。といっても結婚する２人はまだ一度も顔を合わせたことがありません。男の名はビクター（声：ジョニー・デップ）。魚の缶詰業で成金になった家庭の息子ですが、びっくりするほど内気な青年でした。女の名は、ビクトリア。由緒ある貴族の家庭に生まれましたが、今は没落して貧乏になっています。一方はお金はあるが伝統がなく、もう１方は伝統はあるけどお金がないため、両家の利害が優先された、いわゆる政略結婚のようなものでした。とはいえ、親の思惑とは別に当人同士はお互い性格も良いので、よい感じになっていました。しかし、内気なビクターは、誓いの台詞は全く覚えられず、花嫁の両親のスカートにロウソクの火を落としたり、と散々で、神父さんを怒らせてしまい、結婚式は延期になってしまいます。落ち込んだベクターは、町のはずれにある森にいって、こっそり台詞の練習をするのですが、誰も見ていないので、スラスラと愛の誓いの台詞が言えてしまい、調子にのって、近くにあった小枝に指輪をはめてしまいます。しかし、小枝だと思っていたのは、死体の指で、土の下からは「その結婚、お受けします」と、死体の花嫁が蘇ってきてしまうのでした！！というお話。予告編を観たときは、いまいちかなあと思ったんだけど、実際観てみると、それぞれのキャラクターに味があって、とても良い。双方の両親などは、かなり性格が悪いのですが、主役級の３人は、とにかく性格が優しい。主人公のビクターも、花嫁のビクトリアも、死体の花嫁のコープス・ブライドも、この３人ともにハッピーエンドを迎えて欲しいなあと思える演出が盛りだくさんです。ミュージカル仕立ての演出も、随所にあり、観てるだけでも楽しい。ナイトメア・ビフォー・クリスマスと同じく、ＣＧではなくて、実写の人形を少しずつ動かして撮影してるってのがポイントです。２，３秒のシーンを撮影するのに１２時間もかかったとか。すごいですね。ラストの終わり方も、すごく素敵で、涙無しには観れません。とっても心暖まる映画です。

2005年10月29日

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NANA

「NANA」を観て来ました。最近すごい話題になってるというのでコミックスの１巻～３巻まで読んで「面白い！」と思って、予告編など観ながら、観るのを楽しみにしてて、やっと今日観ることができました。感想としては、基本的に原作読んでる人向けなのかなあと思いました。原作の中で印象的なエピソードがダイジェスト的に、映像化されていく、という感じで。人物の描写が物足りなくって、映画版だと、なんだかハチの心の動きがあまり描かれないのでちょっと残念でした。もっと自分なりに色々と考えてる部分を描いても良かったと思うのですが。宮崎あおいさんの演技は上手だったと思います。今まで名前も知らなかったのですが、良い役者さんだと思います。漫画版のショウジは、あんなにヘタレじゃなかったような。サチコは、もっと美人の役者さんがいると思う。ハチの専門学校時代の友達２人も、なんだかイメージ違う。もっと大人な感じ、というか。中島美嘉さんのほうは、原作のイメージにぴったりなキャラクターを演じていて、歌のところも、さすが本職といった感じでとても良かったと思います。バスタブのシーンで、いつもとは違うナチュラルメイクの中島さんが出てくるんですが、かなりいつもと雰囲気が違うのでびっくりしました。ベースのレンとか、その他は、本職のベーシストやギタリストでイケメンな人を持ってきても良かったんじゃないかという気がします。せっかくボーカルが、中島美嘉なのに、バックが弾きまねだっていうイメージが着いてしまうから勿体無い気が。このように、ストーリーは漫画版のほうが良いんですが、映画版の良いところは、ライブシーンだと思います。特にレイラの曲は、予告編から気に入ってて、中島美嘉のと合わせてCD入手しました。とりあえず、続きが気になるので、６巻以降を漫画喫茶などで読んでみようと思います。

2005年09月19日

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チャーリーとチョコレート工場

すごい久々に映画を観ました。色々立て込んでおりまして、映画を観れないほど忙しい１ヶ月ってのはなんて長いんだという感じでした。ので、この連休は好き勝手やって充電しております。というわけで、久方ぶりの映画鑑賞第１弾は「チャーリーとチョコレート工場」です。とりあえず肩慣らしに気楽に観れそうな映画を選んだのですが、非常に良い意味で裏切られました世界一おいしいワンカ氏のチョコレート工場。でも、ここ１０年誰も工場に出入りする人を見たことがありません。そんなある日、チャーリーはチョコレート工場へ見学に行ける特別な5人のひとりに選ばれます。だれも足を踏み入れたことのない工場の中でチャーリーたちはどんなものを目にするのでしょうか...。というのがあらすじなので、「普通に子供向けなんじゃないかなあ、でもジョニー・デップ好きだし観に行くか」くらいの気持ちで観に行ったのですが、かなりシュールでブラックで、小さいお子様が見たらたぶん泣き出すと思うような、自分としては、かなりツボにはまる映画でした。とにかくちょっとでも興味のある人は、事前情報をなるべく入れずに観るのが良いです。予告編も観ないほうがいい、そのほうが楽しめます。本編見終わってから、今日始めて観てみたのですが、ネタバレしまくりな予告編なので、あれは観ちゃだめです。漫画の「すごいよ！マサルさん」とか好きな人は観に行くことをおすすめします。小さいお子様は連れて行かないほうがいいかも。軽くトラウマになるでしょう。ということなので、感想はこのへんで。＜以下、ネタバレあり＞始めの子供たちがチケットを手にする方法も、主人公の少年（「ネバーランド」のフレディ・ハイモアです！！）だけが貧しい暮らしの中で、同居するお年寄りたちを気遣う純粋で心優しい少年として描かれていていますが、他の４人の子供たちは、とんでもなくクセのある子供たちです。チケットがほしいために、パパにおねだりして何十万個もチョコレートを買い占める女の子が出てきたりとか、そういう感じ。そんなこんなだけども、５人の子供は夢のチケットを手にして、約束の日時に、期待たっぷりに謎のチョコレート工場を訪問します。それを出迎えたのが工場主の奇人、ジョニー・デップ。まずその出迎えの仕方がシュールでブラック。彼自身を称える自作の歌を沢山の（薄汚れた）人形たちが歌って、踊ってお出迎え。そのうち花火が上がるのですが、その火が人形に燃え移り、炎上し、顔が半分とけていく人形たちと、ディズニーランドのような明るい音楽のギャップが素敵でした。唖然として固まる子供たち。それを後ろで、観ながら大喜びするジョニー・デップ。燃え盛るのも、全部、確信犯なのでした。などなど。そんな感じで中に入っていくと、もっとすごいことになってます。働いてるのは、デップがジャングルの奥地でつかまえてきた皆同じ顔の小さいおっさん。この小さいおっさん達が、ミュージカル風に歌ったり踊ったり、要所要所で素敵な役割を果たしております。そんな感じで、この文章を読んでツボにはまった人と、不快になった人といると思うんですが、間違いなく前者の人向けの映画です。

2005年09月17日

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妖怪大戦争

「妖怪大戦争」観てきました。「ゲゲゲの鬼太郎」の作者の水木しげる、荒俣宏、京極夏彦、宮部みゆきという作家陣のチーム「怪」が原案を作成し、監修しているということで観に行きました。監督は、『着信アリ』の三池崇史。主演は、「あいくるしい」や「義経」などのドラマに主演している神木隆之介。両親が離婚し東京から母親の実家である田舎に引越して祖父（菅原文太）と３人で暮らしているタダシ（神木隆之介）は、気が弱くてクラスでもいじめられている。が、ひょんなことから世界を守る正義の味方である＜麒麟送子＞となり、日本全国に住む妖怪と力を合わせて、世界を滅亡させようとしている魔人・加藤保憲（豊川悦司）率いる悪霊軍団と戦う、というお話。こう書くと、「なんだ子供向けか」と思われるかもしれないですが、描き方などは、むしろ今の子供より一緒に連れて行った親の世代に向けて作ってる感じがすごく強くて、大人のほうが楽しめるかもしれない内容になってます。敵役の魔人・加藤保憲ってのは、昔懐かし「帝都物語」の嶋田久作演じる加藤のことだし、妖怪を演じているのは、ぬらりひょんが忌野清志郎だったり（主題歌も歌ってます）、河童が劇団「大人計画」の安部サダヲだったり、悪役で「キル・ビル」の栗山千明が出演していたり、妖怪もＣＧをあまり使わず、昔ながらの着ぐるみと特殊メイクで演じてたり、ゲゲゲの鬼太郎ファンが喜びそうな演出が盛り込まれてたり、となんだか大人がノスタルジックなものを感じられるような作品だと思います。ちなみに、どの日本映画にも出てくる竹中直人は、油すましの役で出てきます。ストーリーは、最後？？というような終わり方だったり、日本妖怪たちが集結した理由も、大戦争というよりは、もっとのんびりした理由だったりしますが、そのへんの力の抜け方も、嫌いじゃないです。

2005年08月16日

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宇宙戦争（ネタバレぎみ）

「宇宙戦争」観てきました。正直いまいちでした。期待していただけに残念。まず、トム・クルーズがブルーカラーの労働者で冴えない父親の役なんですが、これはミスキャストじゃないかなあ。この設定だと、せっかくのトムの良さが活かしきれていません。やっぱりトム・クルーズは１から１０までカッコイイ役でいてほしいとファンとしては思うわけです。それに対して、ダコタ・ファニングの演技力はすごすぎる。完全に主役のトムを喰っていましたね。侵略者におびえる演技。よく観ると、他の役者がしゃべってるときでも、その脇で細かい演技をしてます。ほんとに天才ですね。ただこの子の欠点は、この子自身の演技力がすごすぎて、他の共演者の演技と釣り合いがとれていないところ。そんな感じでしたが、映像は迫力があり、最後までハラハラします。パニック映画が好きな方は、見てもいいかなと思います。ただ？な部分もあります。詳しくはネタバレ部分で。＜激しく、ネタバレ有り。観てない方は読まないほうがいいです。＞脚本ですが、なぜ宇宙人が地球を狙うのか？どうやって人類は立ち向かっていくのか？という根本の部分がきちんと説明されず、？？なまま終わってしまうので、結局どうなったの？という気持ちばかりが残ります。逃げ惑うシーンが多すぎ。最後、あの説明じゃ、納得できないよ～。なんで急に攻撃が当たるようになったのか。予告編では、姿の見えない謎の侵略者という図式が期待度を高めていったのに、ふたをあけてみりゃ、古典的なエイリアンじゃん、という話。最後の再会シーンも、？？？でした。劇場を出たところで初老のおじさん達が「昔のバージョンのほうが良かった」とボヤいておりました。

2005年07月03日

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スターウォーズ（ネタバレ無し）

「スターウォーズ・エピソード３」の先行上映観て来ました。まだ公開前なので映画の内容は書きません。が、めちゃめちゃ感動しました。すべてのつながりが明らかになります。今から旧作を全部見直して、その上で本作をもう１回観たい！と思うほど。前作まで全く知らないよ、という人でも本作を見ると、きっと、今までの作品が観たくなります。それほどの出来の映画でした。詳しい感想は、正式に公開されてからＵＰします。

2005年07月02日

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電車男

「電車男」観ました。公開からしばらく経ってますが、ようやく観ることができました。製作発表から公開までの期間がずいぶん短いなというのが最初の印象だったので、なんだか慌てて作った映画なのかなと思って公開当時は、ちょっと様子見でした。が、周りの評判を聞くと、けっこう面白い映画だということなので、じゃあ観てみるかということでようやく観ることができました。で、感想なんですが、かなり面白いです。いわゆる「アキバ系」の電車男が、２ｃｈに集う不特定多数の人々の力を借りて女性にアタックするという有名な話なので、ストーリーはご存知の方も多いと思うんですが、その描き方が面白い。２ｃｈで電車男をはげます人たちを不特定多数の人たちってことじゃなくて、夫との関係が冷えかけた主婦、彼氏と別れたばかりの看護士、サバゲーオタクの３人組、引きこもりの少年などというふうに、それぞれキャラクターをもたせてたのが楽しかった。皆、会った事もない電車男の動向を自分のことのように気にするという描き方が面白い。時間の都合上仕方ないかもしれないけど、もっと多種多様な人々を描いてくれると良かったなと思います。でも、この映画の出来の９０％は主演の山田孝之君の演技だと思います。ドラマ版の「ウォーターボーイズ」の時から注目してたんですが、見事なオタクっぷりでした。オタクにも色々種類があって、棲み分けしてるんですが、各種のオタクに共通する傾向は、上手く出てたと思います。オタクというと、世間一般ではなんだかネガティブなイメージで捉えられがちなんですが、自分の好きなことに一生懸命になれるってのはそんなに悪いことなのかなと思います。多少なりとも自分の世界を持ってる人ってのは、面白いと思う。そればっかじゃいけないんだろうけど。話がそれましたが、山田君の演技のおかげで、映画、楽しめました。ちょっと難があるのは、中谷美紀の表情の少なさなんだけど、それはそれで仕方ないのかなという気がします。原作で「エルメスさんは中谷美紀似」ってことになってるので。そんなわけで、楽しい映画でした。来週からはドラマ版もはじまりますね。正直ちょっとお腹いっぱいという気もしますが、一応観てみようと思います。ちなみに、エンドロールの最後まで見ると、おまけ映像があります。

2005年07月02日

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タナカヒロシのすべて

久々に映画ネタです。「タナカヒロシのすべて」を観てきました。主人公のタナカヒロシは、かつら工場に勤務する３２才独身。会社では同僚や上司との付き合いも悪く、友人もおらず、プライベートでも無趣味。ただ日々を平凡に暮らしている、とことん不器用な男の物語。父親の急死をきっかけに、次々と災難がふりかかるようになるのだが、そんな災難のなか、タナカヒロシはある決断をする、というお話。鳥肌実主演ということなんですが、彼は普段の芸風を全く感じさせず、かなり真剣に演技しており、そのギャップが良い味を出していました。過度にシュールな演出があるわけでもなく、ただただ不器用で平凡でツイてない男の日常を個性的な脇役とともに描いていく、という作品です。本人はいたって平凡に暮らしてるつもりなんだけど、周りからはどこかズレてる。そのギャップが面白いところなんだろうと思う。「鳥肌」っていう先入観があるから、普通に演技しててもどこか浮いて見える、そのギャップで魅せてる作品。話に大きな起伏がなくて、淡白な作品なので、わざわざ劇場で観るほどのこともないかなと思いました。昨日観に行けば、本人の舞台挨拶付きだったらしい。ちょっと観てみたかった。それよりも予告編で上映してた「大いなる休暇」というカナダ映画のほうが面白そうだった。過疎の島に、医者を呼ぶために奮闘する村人たちのお話。７月末公開らしいので観に行きます。楽しみ。ウディ・アレンの「さよならさよならハリウッド」も今週で終わりなんだけど、観たいなあ。

2005年06月26日

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バタフライ・エフェクト

「バタフライ・エフェクト」観ました。マニアックな映画なので、笹島のDe La　Fantasiaの中の映画館でしか上映してなかったのですが、観に行きました。結果的に大当たりでした。まさにアイディアと脚本だけで勝負している、映画の王道です。　主人公のエヴァン（アシュトン・カッチャー）は、小さい頃から時々記憶がブラックアウトする現象に悩まされていた。幼稚園で殺人鬼の絵を描いたこと、包丁を持って台所に立ち尽くしていたこと、地下室で起こった出来事、重いトラウマになるような重大な出来事に遭遇すると、そこの記憶がごっそりブラックアウトしてしまう。周りの人の様子からも、何か口に出せないようなとんでもないことが自分の周りに起こっているのだが、それについての記憶が全く抜けている。やがてその症状は出なくなり、エヴァンは青年となるが、ふとしたことから過去に書いていた日記を読み返すことになる。過去に自分が記憶をブラックアウトさせた出来事について本当は何が起こったのか？エヴァンは、幼馴染の女の子に会いに行くが、その出来事の話をもちだした瞬間女の子の表情が一変。「なんで、あんなことを思い出させるの！」。翌日、彼女が自殺したという知らせが入った。あの時何が起こったのか？自分には分からない。問題となった時期の日記を読んでいると、突然視界がぐらつき、気がつけば子供時代の自分がいた。彼には記憶がブラックアウトした時点に戻って過去に干渉できる能力があったのだ。彼女を救うため、過去に戻ってやりなおそうとするエヴァン。しかし、物事はそう簡単にはいかない。歴史に干渉したことによって、次々と新しい問題がふりかかってくる。こうしてエヴァンは何度も過去への干渉を試みるのだが、、というお話。　バタフライ・エフェクトとは、「ある場所で蝶が羽ばたくと、地球の裏側で竜巻が起こる」という理論で大気運動のカオスをモデル化したローレンツが提唱したものであるが（複雑系とは何か）、ここではタイムパラドクスの例として出され、はじめの条件の僅かな違いが、将来の結果に大きな差を生み出すという意味で使われている。人生のターニングポイントとなる出来事の前後で起こる記憶のブラックアウトと、それによって生じる未来の誤差が、脚本上の伏線として見事に描かれており、一流のサスペンスに仕上がっている。　この素晴らしい脚本家のエリック・ブレス、J・マッキー・グルーバーについて調べてみると、以前当サイトで絶賛した「セルラー（blog@atsudao（最近観た映画の感想が中心、たまに戯言） - セルラー）」にも初期段階で参加していたとのこと。今後、目の離せない脚本家になっていくでしょう。　しかし、こんなに面白いのになんで単館上映並みのマイナーな扱いなのかが不思議だ。配給会社の宣伝のポリシーの問題なんだろうか。＜ネタバレ有り＞最後に主人公が行った選択はすごく切ない。観た後に色々考えさせられる結末でした。パンフレットの情報によると、アメリカで販売されているＤＶＤ版には別バージョンのエンディングがあるということで、そちらもぜひ観てみたい。ＤＶＤの発売が楽しみです。

2005年05月29日

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機動戦士Zガンダム -星を継ぐ者-

「機動戦士Zガンダム -星を継ぐ者-」観て来ました。数多くあるガンダムの中でも、小学生時代に一生懸命見ていた一番思い入れの強いガンダムなので楽しみに観て来ました。今時の子供たちなんて、Ｚガンダムといえばスーパーロボット対戦の中くらいでしか知らないだろうから、ぜひこの良さを堪能してほしいと思った。ストーリーは、多少きってはった感じがあるものの、新しい追加シーンも含めて上手いことまとまってるなあと思いました。メッサーラ、アッシマー、ギャプランなどティターンズ側は、変形ＭＳのオンパレードになってきて、マーク２じゃ対応しきれなくなってくるぞという感じになってくるところが良かった。エマ中尉や、ロザミー、パプテマス・シロッコも出てました。フォウやハマーンはまだ出てないけど。ガクトの曲も、そんなに違和感は無かった。でもやっぱりオリジナルの曲を使ってほしかったと強く思う。＜少しネタバレぎみ＞ガンダムマーク２が白く塗りかえられてたエピソードがカットされてたので、いきなり白くなった感じ。それと同時に百式も、唐突に登場した感じがある。両方とも好きなＭＳなので、そこはきちんと描いて欲しかった。どういう経緯で白く塗り替えたんでしたっけ？誰か知ってる人教えてください。

2005年05月29日

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真夜中の弥次さん喜多さん

「真夜中の弥次さん喜多さん」が今週で上映終了してしまうので、仕事終わってから急いで観に行きました。客席はほとんど女性。面白かった！とにかく出演者のテンション高い。中村七之助のトリップした演技は、なかなか面白い。ラストサムライの明治天皇役とは１８０度方向転換した感じ。ちょっと前に、つまらないことで喧嘩沙汰を起こして評判を一気に下げてしまったのが残念ですが、ほんとにそっち系の趣味がありそうでハマリ役。ＴＯＫＩＯの長瀬君も、「べらんめえ」口調がなかなか似合ってました。あと、ナンセンスなネタのオンパレードでどこからが現実だか、妄想だか良く分からなくなってくるところが面白い。ただ、「ドラッグストアガール」でもそうだったんだけど、クドカン作品って前半は面白いのに、後半から話がまとまりなくなってくるので、ちょっと残念。作り始めた時のテンションを最後まで維持しきれない感じというか、スタートダッシュは良いけど、最後は歩いちゃう印象が、ちょっとあります。まあ、ストーリーはあってないような映画なんだけど。とはいえ、クドカン作品には、必須の荒川良々が、これでもか、という使い方をしてあるのは笑えた。あんな魂はヤだ。清水ゆみの音痴な演技も良かった。ＮＨＫ中国語会話を昔観てたので、なんだか懐かしかった。あまりにあの音程を聴きすぎて、ちゃんと歌ってたときも音が外れて聞こえたのは私だけでしょうか？麻生久美子は、ほんの少しの登場なのに、存在感をかなりアピール、っていうか単に僕がファンなだけですが。ぐっさんやら、おぎやはぎなども笑えました。とりあえず、劇場のあちらこちらから大ウケな笑い声が聞こえてきて、人それぞれ、ツボが微妙にずれてるのも、なんだか個性だなあと思いました。＜以下ネタバレ＞結局、お伊勢参りしてないじゃん！！！！

2005年05月18日

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交渉人真下正義

「交渉人真下正義」観ました。「踊る大捜査線」シリーズから派生した、いわゆる外伝的な作品。「踊る～」シリーズはＴＶドラマ時代から好きな作品だったので観に行きましたが、まあまあでした。地下鉄がパニックになるという作品なので、観ながらどうしても先の尼崎事故を連想させられてしまい、それだけでこの映画の価値は半減、それ以下になっている感じはあります。素直に楽しめなかった。舞台がクリスマスという設定なのだから、昨年末に公開しておけば良かったのに。　基本的にユースケの演技力の問題になりますが、タイトルに大々的に冠されてる「交渉」ということの緊迫感や面白さが伝わってこないのが残念。どうしてもこのタイトルだと、サミュエル・L・ジャクソンとケヴィン・スペイシーの「交渉人」の水準を期待してしまうから物足りないのかもしれないけど。この作り方だと、主人公が真下正義（ユースケ）である必然性があまり感じられない。交渉人としての真下正義が持ってる特殊能力っていうのが何なのか、なんで真下正義が警視庁初の交渉人として選ばれたのかということの理由付けがきちんと説明されていないので、とりあえず感が残る。ちなみにこの説明不足はストーリーの至るところに及び、本家シリーズの世界観におんぶに抱っこで、交渉人という名前がついてるにも関らず、交渉の過程や、ストーリーの緻密さが置いてきぼりにされており、本家作品からの引用ネタや意外なゲスト出演者というサイド的側面を強調して、雰囲気とノリで最後まで持っていく作品に仕上がっている。なんだかそういう安易さが色々なところから伝わってくるので、ちょっと残念。扱ってるテーマを大きくしすぎで収集がつかなくなっている。交渉人の映画を作るなら、あくまでもミクロな誘拐事件とか人質事件とかを扱うべきで。これだけの規模の事件で、しかもテロだというなら当然向こうも複数のはずで、こちらも交渉人ではなくて交渉チームとして捜査に当たるべきでしょう。これ以上書くとネタバレしそうなので下のスペースで書きます。そんなわけで、安易ですが、「踊る」ファンには楽しめる作品でした。エンドロールの最後に続きがあるので終わるまでは席を立たないようにしましょう。以下激しくネタバレ有りあれだけの事件で犯人は単独犯。この事件を起こすに至った動機付けもきちんと説明されず、そもそも何で開発途中の特殊車両を「単独で」盗みだせたのか、どうやって司令室の直通番号や真下の携帯の番号などの情報を入手したのか、どうやって「単独で」あれだけの爆弾を仕掛けられたのかなどについての、根本的な疑問を、「なんだかよう分からんけど、犯人は普通の人間を超越した能力を持った謎の人物」という説明だけで全て解決しようとしているところがあまりに安易だ。いくらなんでもそりゃないでしょ。といいながら「容疑者室井慎次」は観に行く気満々ですが。

2005年05月14日

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コーラス

「コーラス」観ました。前から観たいなーと思ってた映画で、今日やっと観ることができました。フランスで社会現象にまでなった話題作ということで、数々の賞を受賞してるそうですが、事前の予備知識はあまり無くて、「音楽が良さそう」ということで観に行きました。ストーリーは「天使にラブソングを２」と「スクール・オブ・ロック」をちょっと「ニューシネマ・パラダイス」風に作ってみましたという感じで、まあ特別目新しい感じではないんですが、フランス映画らしく淡々とした展開（要は感動を押し付けようとしないところというか）と、何より少年たちの歌声の素晴らしさが、この映画を素晴らしいものにしています。主演は、ジェラール・ジュニョ。どこかで観たことあると思ったら「他人のそら似」に主演してた人でした。人生をひと段落させ、第２第３の人生を寄宿学校の宿監として迎えようとしてた音楽教師をいい感じに演じています。この先生は、過去に色々な挫折があったんだろうなということを匂わせてるんだけど、直接的には描かれず、あくまで音楽を通じて生徒と心を通じ合わせようとする、前に向かう過程だけが淡々と描かれていて良かった。ウーピー・ゴールドバークやジャック・ブラックのように熱い先生ではないんだけど、子供たちが少しずつ心を開いていく感じが上手くでてました。といっても、子供たちも完全に良い子ちゃんになってしまうわけでもないというところも良かった。特筆すべきは、ピエール・モランジュの少年時代を演じたサン・マルク合唱団ソリストであるジャン＝バティスト・モニエ君（１４歳）の歌声。歌だけで、観ている人を感動させることができるのはすごい才能だと思います。同じくピエール・モランジュの大人時代を演じたのは「ニューシネマ・パラダイス」でトトの大人時代を演じたジャック・ペラン。かなり年とったなあと思いましたが、良い味を出してました。ペピノの子供時代を演じたのは、彼の息子のマクサンス・ペラン君。彼も良い感じでした。ストーリーの収束の仕方もさらっとしてて良い。映画好きで、音楽好きな人なら観て損は無いと思います。

2005年04月29日

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Shall we Dance ?

Shall we Dance ?観てきました。秀逸なリメイク、完成度高いです。ジョン・クラーク（リチャード・ギア）は、遺言作成を専門とするシカゴの弁護士。１件ごとの遺言を作成するたびに、依頼者の人生をまるごと垣間見たような気持ちになっていた。依頼者に遺言を渡すといつも言われるひとこと「これで終わりですか？」「書類上はね。あとはあなた次第です」と答えるクラーク。家では、高級デパートに勤めるキャリアウーマンの妻とティーンの娘と息子に囲まれ、順風満帆な日々を送っていた。しかし、クラークの心の中には、どこか満ち足りない空しい気持ちがいつもあった。そんな時、通勤電車の中から、いつも見かけていた社交ダンス教室の看板と、そこの窓から外を眺めていた美しい女性（ジェニファー・ロペス）に心魅かれるものがあり、ある日、思い切って電車を途中下車し、そのダンス教室に足を踏み入れたのだが、、というお話。日本版があまりに有名なので、ストーリーは皆ご存知だとは思いますが。「シカゴ」の製作陣が参加してるだけあって、ダンスシーンは見ごたえがあります。それまで型どおりに生きてきた人間が、いきなり新しい世界に足を踏み入れたときの戸惑いとか、だんだんダンスにはまっていく様子などが、丁寧に描かれていました。知的で心優しいが、少しシャイな主人公のキャラクターを上手に表現したリチャード・ギアの演技は秀逸。ジェニファー・ロペスも綺麗なんだけど、この映画の本質は、リチャード・ギア演じるクラークと妻ビヴァリーとの関係にあると思ってます。ビヴァリーを演じたスーザン・サランドンは、「デッドマン・ウォーキング」の人ですね。妄想から、探偵まで雇って旦那を尾行させるあたりは、ちょっと怖いと思いましたが。たぶん世の中の女性は、皆、旦那さんがリチャード・ギアで、あんな風に愛されたら、と思うのではないでしょうか。ダンス仲間の一人は、エミネムと「８マイル」に出てた人ですね。こっちのほうがキャラ良い。竹中直人のやってたキャラを演じてた人は、「ターミナル」に出てましたね。社交ダンスやってるだけでゲイと疑われてしまうなんて、そのへんがアメリカ的でしたね。そんな感じで、なかなか心温まる作品でした。

2005年04月24日

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コンスタンティン

「コンスタンティン」を観ました。キアヌ・リーブス主演。天国と地獄から、天使と悪魔がそれぞれ自らの下僕であるハーフ・ブリードを使って人間の世界に干渉していた世界。天国と地獄の狭間を行き来できるエクソシストであるジョン・コンスタンティンは、かつてキリスト教で厳しく禁止されている自殺未遂を行い、地獄の世界を垣間見る。天国行きの道を閉ざされたコンスタンティンは、煙草の吸いすぎで末期の肺ガンで余命１年と宣告される。地獄行きを免れるため、人間界で悪事を働くハーフ・ブリード達を退治し、地獄へ送り返す仕事をしていた。そんなとき、双子の妹を自殺で亡くした女性刑事（レイチェル・ワイズ）と出会うのだが、というお話。ロンギヌスの槍だとか、堕天使ルシファーだとか、ガブリエルだとか、コリント書だとか、宗教的な用語が何の説明も無く次々と登場する。そういう意味では、娯楽大作というよりもマニアックな作り方をしてある。「マトリックス」と「 BASTARD!」を足して、エヴァンゲリオン的要素を加えた感じ。キアヌの不健康そうな演技も良いのですが、天使ガブリエル役の女優さんも存在感があって良かったです。中世の絵画から抜け出てきたような顔立ちで本当に天使という感じです。独特の世界観になじめるかどうかは観る人次第ですね。僕は結構気に入りましたが、どうせならもっとマニアックさを追求してほしかった。あと日本のメディアの宣伝では、キアヌが「天国と地獄のエージェント」ということになってますが、実際は全然違います。エンドロールの後に重要な１シーンが追加されてるので、途中で席をたたないようにしましょう。＜ネタバレ有り＞間違いなく続編がありそうですね。ガブリエルの代わりに、ウリエルとか出てきそう。レイチェル・ワイズをお風呂の浴槽に沈めるシーンで彼女に服を脱いでもらうかどうか、キアヌが迷うシーンが笑えた。でも、あそこは普通脱ぐだろう。てゆうか、脱いでくれ。

2005年04月17日

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恋の門

「恋の門」ＤＶＤを観ました。酒井若菜主演。松尾スズキ監督。ストーリーは、石で漫画を描く「漫画芸術家」のヘタレな青年（松田龍平）と、コスプレが趣味のＯＬ（酒井若菜）との奇妙な恋愛物語という感じなのですが、まるで自主映画のような独特の雰囲気をかもしだしてる作品です。ストーリー自体には、大きなウエイトは無くて、ちょっとナンセンスなディテールが笑えるというような作品。前半は、結構面白いんだけど、後半ダラっとしてしまうのが残念。そんな安っぽい雰囲気に反して、とにかくゲストが豪華（万人受けする豪華さではなくて、分かる人だけ分かればいいという程度の豪華さだけど）庵野秀明・安野モヨコ夫妻がさりげなく出演していたり、忌野清志郎が歌うミュージカル仕立ての演出があったり、大竹しのぶがメーテルのコスプレをしてたりと、脱力感満載の作品。なんというか、業界人が友達集めて自主映画を作りました、分かる人だけ分かればいいや、みたいな姿勢を感じます。まあ、僕は嫌いじゃないですが、友達に勧めるかと言われたら、ちょっと考えます。観たいひとだけ観ればいいんじゃない？っていう作品です。

2005年04月16日

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ムーラン・ルージュ！

発作的にミュージカル映画が見たくなったので、ムーラン・ルージュのDVDを観た。これで、何回目か分からないくらい観た。ストーリーそのものよりも、歌と踊りの派手さとノリが好きな映画。出だしのカンカン・ダンスから始まって、ユア・ソング、スペクタキュラー・スペクタキュラーと続き、愛こそ全てに流れて、娼婦のダンスがあり、カム・ホワット・メイに流れ着いて、最後カーニバル調に終わるわけですよ。って、観たこと無い人には、わけわからん感想ですが、もう何回観ても良いです。チャプター飛ばしまくりで、ワンシーンだけ取り出して何回も観るっていう映画としての見方じゃないかもしれませんが、何もかもごった煮になったような、ノリで最後までもっていく展開がお気に入りです。

2005年04月04日

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ナショナル・トレジャー

「ナショナル・トレジャー」観て来ました。ストーリーは、トレジャー・ハンターのニコラス・ケイジが彼の家に代々伝わる、アメリカ合衆国の秘宝の謎を追っていたが、その秘密が、どうやらアメリカ合衆国独立宣言書の原本に隠されているらしいということを知り、その秘宝の手がかりを巡って冒険をくりひろげる、というお話。私の中での典型的アメリカ人のイメージであるニコラス・ケイジ主演。この人はほんとに色々な種類の映画に出る人ですが、今回のようなヒーロー役よりは、「マッチスティック・メン」のように病的なほど潔癖症だったり、「アダプテーション」のように、しょぼくれてたり（しかも双子だったり）と、癖のある役のほうが合ってると思います。ディズニー作品だから仕方ないけど、欠点を見せないヒーローっぶりが、ニコラス・ケイジらしくなくて、なんか嫌だった。ニコラス・ケイジは、あの異国で道に迷ったような顔で、涙目をうるうるさせながら、ちょっと猫背っぽいのがいいんであって、ヒーローじゃないんだわ、俺の中では。ストーリーは、まさにご都合主義。フリーメイソンだとか、アメリカ一ドル紙幣の謎だとか、子供の頃流行した川口浩探検隊やUFOネタを彷彿とさせるようなトンデモっぷり。ニコラス・ケイジたちの善玉チームと、ライバルの悪玉チームがお宝の手がかりを巡って、レースのように各地を巡る様子は、なんだかタイムボカンのようでもあった。ニコラスケイジが、知恵をめぐらせて指紋認証をクリアする方法あみだしてるのに、悪玉チームは、力技満載。個人的には、悪玉チームに、おっちょこちょいだけど、憎めない、みたいな奴がいると良かった。なんだか、知らないうちに友情が芽生えたりして、みたいな話にしてほしかった。せっかくディズニーなら。ラストも、予定調和的、大団円。めでたし、めでたしという映画。ファミリーで気軽に見る作品ですね。まあ、悪くはないです。ネタバレ的ツッコミ（１）ニコラス・ケイジが歴史学者だって設定って今日家に帰ってからネットで初めて知った。そんな場面あったっけ？（２）ラスト近くで、落下して死んだはずの敵の部下。その後で、エレベーターで最下層まで降りてきたんだから、彼の死体が、かなりむごい状態でころがってるはずでは？ディズニーだから配慮したのか？

2005年04月03日

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ブリジット・ジョーンズの日記　きれそうな私の１２ヶ月

「ブリジット・ジョーンズの日記　きれそうな私の１２ヶ月」観てきました。今まで色々映画を観てきて、最も好きな女優さんはレニー・ゼルヴィガーな私としては、続編が公開されると決まってからずっと楽しみにしていた作品でした。前作をＤＶＤで復習してから観たのですが、これは大正解で、観る予定のある方は前作をもう一度観てから観に行くことをオススメします。物語が、また、ブリジットの叔母さんのカレー・パーティが始まるのも、叔父さんがまたブリジットのお尻をさわってるのも、「相変わらずです、この人たちは」という演出として楽しめました。今作でのブリジットは前回よりもよりコミカルで愛すべきキャラクターになってます。そして前作よりも太ってます。レニー・ゼルヴィガーがインタビューで、「彼女は受け入れられるために転ぶんです。転ぶという行為は彼女の性格の一部で、彼女という人間の本質の一部なんです」と語っていましたが、一生懸命なんだけど、どこかピントがずれてて、１人で色々思い込んで落ち込んだり盛り上がったり。派手に失敗もするけど、常に楽天的。自分が置かれたばかげた状況を認めながらも、それを哀れんだりしない。そんなブリジットを観てると、皆が元気づけられるんだと思う。だから人気があるんだろうな、と思います。ブリジットを観た人の感想で一番多いのが、「ブリジットは私だ！これは私の映画だ！」というもの。これは大賛成。３０代独身の女性だけじゃなくて、男性である私でもブリジットに共感できたし、おおいに楽しめました。脇を固めるコリン・ファースと、ヒュー・グラントも良い。コリン・ファースは、普段自分の気持ちをあまり表に出さないタイプで、真面目。ヒュー・グラントは、キザでだらしない２枚目を演じさせたら右に出るものはいないと思うほどの名演技。この２人の対決も、前作と同様に見せ場が用意されてます。笑いどころ満載な、楽しい映画でした。思わず映画館で声をだして笑ってしまうこと数多し。

2005年03月21日

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「ソウ／SAW」DVDを観ました。面白い！

「ソウ／SAW」DVDを観ました。前からかなり観たかった映画なのですが、名古屋では上映してる劇場が無く、DVDを心待ちにしてました。めちゃめちゃ面白い！期待を裏切らない作品。CUBEのように、まず設定が提示される。少ない材料と制約条件でいかに物語を展開させていくか。この作り方は、かなり好みです。フォーン・ブースとか、セルラーとか、セブンとか、CUBEとか。そういうシチュエーション・スリラーとでも呼ぶべきジャンルの映画です。ある日、アダム（リー・ワネル）が目覚めると、汚いが、だだっ広いバスルームのような部屋にいた。足には太い鎖がつながれている。対角線上には、同じく足元を鎖でつながれた男。部屋の真ん中には、拳銃で頭を打ち抜いて横たわっている死体。男たちは互いの名前も知らない。なぜ彼らは監禁されたのか？犯人は誰なのか？男たちは果たして、この密室から脱出できるのか？スタイリッシュな映像と、残酷な描写が随所に盛り込まれている。追い詰められた人間の狂気。張り巡らされた伏線。そして、最後には衝撃的なラストが待っている。観た人は「やられた！」と思うはず。僕はやられまくりでした。サスペンス好きな人、特に「セブン」や「CUBE」が好きな人は必見です。＜以下、ちょいネタバレぎみ。でもネタバレはしちゃいけない映画だと思うので、ほどほどにします。＞怖かったらやだなあと思ってみたんですが、やっぱり観てて、かなり気持ち悪くなりました・・・追い詰められた人間の狂気は、恐ろしいですね。あの犯人にはほんとにびっくりしましたね。ほんとに、やられた～！！と思いました。ずっと感じてたあの不快感も、このラストでひっくりかえった感じです。なんだか、続編がありそうな終わり方じゃなかったですか？

2005年03月13日

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「ロング・エンゲージメント」を観ました。

「ロング・エンゲージメント」を観ました。ジャン＝ピエール・ジュネ監督、オドレイ・トトゥ主演。言わずと知れた「アメリ」のコンビによる作品。時は第一次世界大戦下のフランス。幼馴染の恋人同士であったマチルダ（オドレイ・トトゥ）とマネク（ギャスパー・ウリエル）の２人だが、マネクは兵士として戦場に赴くことになってしまった。そして月日が過ぎ、マネクの身を案じていたマチルダのもとに、マネクを初めとする５人の兵士が軍法会議で死刑を宣告され、ドイツ軍との戦場の最前線の塹壕に武器もなく置き去りにされ、行方不明になったが、おそらく戦死を遂げたと思われるという連絡が入った。だが、マチルダは「彼に何かあれば私には必ず分かる。彼は生きている。」という直感を信じ、遺品として届けられた手紙などを手がかりとして、私財を投じて私立探偵を雇い、自らもマネクと一緒にいた５人の兵士に関連する人物の捜索を始める、というお話。だが、ハリウッド映画のようにオドレイ・トトゥ自身が積極的に謎を解いていくのではなくて、調査をするのはあくまでも私立探偵。マチルダは、「夕食を運んでくるときに、犬も一緒についてきたら、彼は生きている」などといったジンクスをかけながら、自宅で調査の報告を待っている。という、ひねりが加えられている。そのことで、モノトーンで重苦しいマネクのいる戦場のシーンと、「アメリ」のようなポップでウイットの効いたマチルダのいる日常のシーンとの、コントラストが強調されている。この映画で一番良かったのは、マチルダに手紙を届ける郵便配達のおじさん。庭の砂利をとばしながら、自転車で颯爽と登場するのだが、配達するたび、細かい演出が加えられているので笑えました。あと、「世界で一番不幸で幸せな私」のマリオン・コティヤールの演技も良かった。いかにもフランス映画らしいひねりが随所にあり、なかなか良い作品だと思います。ただ、私は、「アメリ」の方が面白いとは思います。＜以下、ネタバレ有り＞（１）ラストの終わり方は、控えめで良かったです。ハリウッド映画なら、大げさになっていたでしょうが、いかにもフランス映画らしい。じわっと泣けました。（２）物語の鍵を握る重要人物として、とあるハリウッド女優が、ゲスト出演してますが、この人、フランス語も話せるのですね。ヒントは、「羊たちの沈黙」です。

2005年03月12日

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ローレライ　これはアニメの世界だな

ローレライ観て来ました。もっとゴツゴツの男臭い戦争映画かと思ってたら、なんのことは無い。こりゃあ、実写のかたちをとってますが、中身は、思い切りアニメ作品でした。たぶん、ハリソン・フォードの「K－19」みたいな映画を期待して見に行ったおじさんたちは、かなりなんだこりゃ？と思ったかも。その理由は、男だけの潜水艦に一人乗り込んでる少女パウラの描き方なのですが、ローレライ・システムの謎にかかわることなので、ネタバレ部分で書くことにします。日本映画久々の、骨太で重厚な戦争映画だと思ったらかなりポップな出来でした、というところで。まあ、それなりに楽しめましたが。期待していたほどのものでは、無かったかなあ。といいつつ、イージスも見に行くとは思いますが。＜以下、思い切りネタバレあり＞ネタバレ的に、思ったこと：（１）ローレライ・システムについてまず登場シーンが、ロボットアニメのような近未来型のコスチュームに身をつつみ、機械にチューブでつながれて、体には実験の跡。精神的な超能力で潜水艦の敵の位置を探知するレーダーになりますが、潜水艦が相手を倒すと、それによって死んだ敵の思念を受けてもだえ苦しむ、、、これって、思い切り「新世紀エヴァンゲリオン」の綾波レイとか、「Ｚガンダム」のフォウ・ムラサメじゃないか！と思ったら、プロデューサーの中に、「ガンダム」「パトレイバー」の出渕裕や、エヴァの庵野監督の名前も連なってました。あ、やっぱりそっち系の映画なんだ、と。もっと言うと、こりゃ「不思議の海のナディア」だと思う。世界を変える力をもった潜水艦、伊５０７ってのは、ノーチラス号だし、その鍵となる不思議な力をもった少女　パウラってのは、ナディアだし、クライマックス近くのとあるエピソードもナディアにあった話だし（ナディアに比べると書き方が甘い甘い）まあ、ガンダム世代からすると、それなりに受け入れられる部分は無いこともない。と言う感じなのですが、はじめからオタ向けの映画だと宣伝しとけば、がっかりする人も少なかったのでは。（たぶんアニメオタは、あの出来じゃ納得せんかも）むしろ、中途半端にアニメ的なので、見ててちょっくら恥ずかしくなってきた。せっかく、あんなスタッフが参加してるなら、もっとSF色を強くしてありえたかもしれない第３の可能性みたいなとこを描いても良かったのでは。（２）はじめは、チューブにつながれて苦しんでたパウラが、中盤からいきなり心を開いて全面協力するのはなぜ？妻夫木が優しくしてくれたからか？アイスクリーム食べさせて、甲板に連れて行っただけだぞ。なんか、パウラのトラウマがカットバックされるわりには、そこからクルーとの交流により回復していくという動機付けが弱い気がする。（３）後半部分で、殉職するクルーがいますよね。彼を見殺しにしなければ、全員死んでしまう。だから、彼がまだ残ってるのに、そこを水で沈める、ってことなんだけど、これって、ナディアにもあったシーンですよね。ここでは、助けようとする妻夫木に「俺のことは良いから行け！」とかっこいいことを言うというシーンなんですが、ここは、ナディアのように、扉が閉められて溺れ死んでいくというときに、「嫌だ！やっぱり死にたくねえよ！！！！！！！俺にはまだやりたいことがたくさんあるんだ！！！！！！」と、命の選択の残酷さを知らしめるシーンを追加してほしかった。（４）ラストシーンは、ぼかすのではなくて、はっきりした終わり方にしたほうが良かったと思うぞ。原爆が、誘爆される危険は無かったのか。不発弾として深海に沈んで終わりって、どうなんだ。（５）ギバちゃんのシーンは、良かった。この映画のなかで、一番グッときたシーン。でも、あの温度の中で意識保つのは無理やろう。（６）パウラが可愛くない。モデル出身みたいだから、美人だとは思うけど。長きにわたってトラウマを受けてきたような顔立ちには見えん。いいとこのお嬢様みたいな感じで。歌が口パクなのが、まる分かりでなんだかなあ、と思った。どうせなら、最後までほとんど心をひらかない。ドイツ語しか話さない。みたいな存在のほうが良かった。（７）結局、日本政府のお偉方のやりとりは、あんまり面白くなかった。もっと、面白くできた作品だと思うのに残念。

2005年03月06日

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セルラー観ました。面白い！

「セルラー」観てきました。あの「フォーン・ブース」の脚本家であるラリー・コーエンの作品ということで期待して見に行きましたが、かなり当たりでした。今回も一本の電話を鍵にして物語が、実に巧妙に組み立てられています。穏やかな日々を送っていた高校の生物教師であるジェシカ・マーティン（キム・ベイシンガー）は、その日の朝も息子を学校に送り出し、家で出勤の準備をしていた。すると、家の裏口からガラス窓を打ち破り、数名の男たちが乱入。あっという間にメイドを殺し、ジェシカを連れ去ってしまう。ジェシカが連れてこられたのは郊外の一軒家。窓も無く、部屋の中には一台の電話機があるのみだった部屋に監禁される。しかし、その電話機も、拉致した犯人（ジェイソン・ステイサム）によってハンマーで粉々に砕かれてしまう。１　理由もわからず拉致された女性２　密室３　粉々になった電話映画が始まって、１０分足らずでこれだけの設定が提示される。このへんの持っていき方は、フォーン・ブースやＣＵＢＥのようで良い。まずシチュエーションありき。彼女はなぜ拉致されたのか？機械の知識があったジェシカは、粉々になった電話機をなんとか修理するが、回線は混線し、警察など目的の番号にかけることは出来ない。やっとの思いで偶然つながったのが、ビーチで楽しむ今時の軽いノリの若者、ライアン（クリス・エバンス）だった。はじめは話を信じず、電話を切ろうとするライアンだが、ジェシカの必死な様子にただならぬ事態を察知。拉致した犯人の魔の手は、ジェシカの息子にものびていく。なぜ犯人は、ジェシカの家族を狙うのか？ライアンは、１本の電話からジェシカたちを救うことができるのか？電話は、一度切れてしまうとリダイヤルできない。バッテリーの消耗、電波の届かない場所、混線。電話が切れたら、ジェシカはどうなる？息もつかせないスピード感のあるサスペンスでした。脚本が良いので、時間が一気にすぎてしまった感じ。ところどころにコミカルなテイストも盛り込まれてますが、ストーリーの緊張感には邪魔にならないくらい。主演は、キム・ベイシンガー。前に観たのは「８マイル」のときだけど、一見して年取ったなあと思いましたが、迫真の演技。もう少し若い役者さんでも良かった気がします。犯人役には、「トランスポーター」のジェイソン・ステイサム。相変わらず演技が見事でした。ライアン役のクリス・エバンズも好演でした。退職間際の刑事役のウィリアム・H・メイシーも良かった。２月はヒット作あまり無しかと思ってましたが、これは、かなり面白かったです。http://www.herald.co.jp/official/cellular/index.shtml

2005年02月27日

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世界でいちばん不運で幸せな私、を観ました

【movie】「世界でいちばん不運で幸せな私」ＤＶＤを観ました。フランスで140万人を動員する大ヒットを記録したというラブストーリーという触れ込みで観たのですが、実際はちょっと不思議な映画。ある幼馴染の男の子と女の子。男の子の母親は重病にかかっていて、女の子は貧しい移民の子としてイジメられている。そんな２人は大人に内緒で秘密のゲームを始める。相手に宝物の空き缶を渡されて、「のる？のらない？Cap ou pas cap?」と言われたら、相手の出す無理難題に答えなければならないというもの。運転手のいないバスを走らせたり、校長先生に反抗したり、結婚式のケーキを倒したりという悪戯（２人にとってはゲーム）は、その後２人が大人になるまで続き、だんだんエスカレートしていく。奇妙な友情で結ばれている２人だが、それが次第に愛情に変わって、、というお話かと思いきや、一筋縄ではいかない物語。前半部分は、画も綺麗で、子供同士の恋心と些細な悪戯が描かれており、「アメリ」のような雰囲気でなかなか良いのですが、中盤から後半は話が奇天烈になってきて、最後には前衛的なラストが待っているという感じです。普通この手の映画だと、２人のゲームは２人が最終的に恋に落ちる仕掛けであるはずなんだけど、この映画の２人は、それよりもゲームのほうに熱中して空回りしてる感じ。そもそも、この２人にとっては、ゲームが現実逃避の手段であったため、自分たちの本当の気持ちを隠すためにゲームで誤魔化してしまう感じというか。前評判と予告編だけ見て、おフランスのお洒落なラブストーリーだと思って観た人は肩透かしをくらうでしょう。もっとも、ストーリーの細かいところよりも、基本的には感覚とノリで観る映画だと思うので、人によって評価の分かれる作品だと思います。【misc】ドリカムの「何度でも」レンタルしてきました。救命病棟２４時のテーマ曲なのですが、ドラマ見ながらいい曲だなあ～と思ってて。さっそくi pod君に入れときました。

2005年02月19日

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「ボーン・スプレマシー」を観てきました！

【movie】　　「ボーン・スプレマシー」を観ました。マット・デイモン主演。記憶を失った男が、姿の見えない組織から命を狙われながら、体が覚えている戦闘術を頼りに自分を捜すサスペンスである「ボーン・アイデンティティー」の続編。Bourneは主人公の名前。Supremacyは至高とか、優位性という意味ですが、３部作の第２部ということでした。前作で敵の組織から逃げ切ったボーンは、前作のヒロインであるマリーと共にインドのボンベイで静かに暮らしていたが、そこにも再び刺客の手がのびてくる。インドを舞台とした激しいカーチェイスシーンは特筆。人ごみのすれすれ近くをすりぬけ、道無き道を疾走する。その後、ボーンは新たな陰謀の加害者に仕立て上げられていく。　が、僅かな手がかりから洞察力をはたらかせ、危機を切り抜けながら、黒幕に近づいてくという作品。前作からの伏線が多く張りめぐらされており、冷徹になりきれない元・スパイとしてのボーンの心の葛藤が描かれてている。本作を観るにあたっては、前作の復習が不可欠だっただろうと思う。私は３年近く前に劇場で観たきりだったため、このへんが前作からの伏線なんだろうということはなんとなく気がついたのだが、細かいところまでは分からなかったので少し残念。　今回も、身の回りにあるものをとっさに武器にしたり、瞬間的に時刻表を計算して逃走ルートを編み出すなど、頭脳派としての演技が目立つ。マット・デイモンは、オーシャンズ１２での演技より、このような役のほうがあっていると思う。今度は、ディカプリオと共演して、あの「インファナル・アフェア」のリメイクに挑むそうですが、元の作品は素晴らしいものだったので期待しています。【misc】　連休２日目。大須から名古屋駅へ。アップルストアに行ったらI Pod Shuffleは売り切れ。先週買えたので良かった。ＨＭＶへ。ヴェルヴィブ・ランデブーのサントラ視聴。映画観たかったけど、もう終わってしまったのでＤＶＤを待つしかない。残念。アレスティド・ディベロップメントのライブが４月にあることを知る。要チェック。本屋で立ち読み。医療コーナーで本を物色。１つエッセイっぽいのを購入。なじみの喫茶店へ。ハーフサイズのサンドイッチを注文したつもりだったけど、通常サイズが出てきた。まあ、いいやと思って全部食べた。相変わらずここのは美味しい。はやめに帰宅。ＮＨＫＢＳで外国人労働者についてのＴＶを見た。移民問題については、国レベルでは体系化された法律が整備されて無いという。起こって来た問題に対して場当たり的に対処してきた結果。関係省庁が１７にもわたるため調整が大変だとか。今日はそんなところで。

2005年02月12日

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アレキサンダー観て来ました。解釈が。

「アレキサンダー」観て来ました。「ＪＦＫ」「プラトーン」などのオリバー・ストーン監督。コリン・ファレル主演。歴史上もっとも有名な王であるアレキサンダーの生涯を描く。舞台は紀元前３５６年のマケドニア王国。王フィリッポスとその妻オリンピアスとの間にアレキサンダーが誕生する。だが、この母は夫の存在を否定し、自分はトロイの英雄アキレスの血をひいておりアレキサンダーは神ゼウスとの子であると信じており、我が子を王にすることだけに情熱を燃やしていた。この母親を演じるのがアンジェリーナ・ジョリー。大量の蛇を飼う怪しい妖女を演じています。やがて成長したアレキサンダーだが、彼が２０歳のときに父親の王が何者かによって暗殺され、アレキサンダーが王位に着くことになる。かくして世界征服の戦いが始まっていくのだが、、というお話。うーん、いまいちでした。この作品の見所は２つあって、１つはペルシャとの戦争やインド民族との戦争などの迫力ある戦闘シーン。もう１つは、アレキサンダーの心の葛藤を描く物語、という２つなのですが、このどちらともがいまいちでした。まず戦闘シーンから。さすがプラトーンの監督だけあって血なまぐさい戦闘シーンは迫力がありました。観客は時には鳥の目になって空から、時には１人の兵士の目になって地上からアレキサンダーの戦いの様子を眺めることができます。その作り方は決して下手じゃないのですが、じゃあ何がいまいちだったかというとコリン・ファレルの演技。敵を目の前にして軍隊が一列に並ぶシーンがありますよね、そこで司令官であるアレキサンダーは自軍の指揮を高めるべく、鼓舞する掛け声をあげるのですが、それが「戦争の天才」という迫力が無くてなんだかヘナチョコなので拍子抜けしてしまうのでした。もちろん、この映画の目的の１つには、アレキサンダーは伝説の英雄というよりは弱い部分ももった１人の人間であり、だんだん兵士達も言うことを聞かなくなってくるというような描き方をしてあるので、その点ではコリン・ファレルの演技もありかと思うのですが、ロード・オブ・ザ・リングなどと比べてしまうと迫力が足りない。そして、もう１つ。人間アレキサンダーの心の葛藤について。アレキサンダーは、同性愛者だったという解釈から、男の恋人とのやりとりが熱心に描かれており（さすがに直接的な描写は避けてますが）、ちょっとひきました。この点は、公開延期になったり訴訟問題になりそうになったりしてたそうですが、コリン・ファレルの顔の濃い感じとかから観ると、本物っぽくてなんだかなあと思いました。この点、ＹＡＨＯＯの映画紹介などでは、どこかに遠慮してるのか知りませんが＜友情に心の安らぎを求めた＞とか書いてます。いや、映画を観れば監督の意図は、確実に友情じゃなくて愛情を描こうとしてますから。奥さんもいたので、ゲイでななくてバイということなのですが、奥さんは子供を残すために仕方無く、本当はヘファイスティオンが一番好きなんだーーという書き方をしてあります。まあ、この時代のギリシャの常識だと、男同士の恋愛もアリでしかも崇高なものであるというようなことが言われていたようですから、このへんの時代背景をおさえて、ということなんでしょうが、僕は、ちょっと遠慮したいです。という感じでした。そんな感じで、大作だとは思いますが、いまいち感情移入しきれませんでした。古代バビロニアの町の描写は綺麗でした。あと、最後にアンソニー・ホプキンスが解釈を語る場面は良かったです。観る人によって、評価の分かれる作品だとは思います。

2005年02月06日

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「君に読む物語」を観てきました。かなり良い映画でした。

【映画】「君に読む物語」を観てきました。かなり良い映画でした。老人ホームで暮らす初老の女性（ジーナ・ローランズ）の元に、同じく初老の男性（ジェームズ・ガーナー）が訪ねてくる。彼女の体調が良さそうなときを見計らって、物語の読み聞かせを行っているのであった。「今日はどこから話そうか・・」語られるのは、今から５０年ほど前、アメリカ南部の小さな町でそこに夏の間だけ滞在していた富豪の娘アリー（レイチェル・マクアダムス）と、地元で働く青年ノア（ライアン・ゴズリング）の物語。祭りの夜に、アリーを一目見た彼は一目ぼれをする。ノアとアリーは恋人同士になるが、彼女の両親はノアを快く思わない。そして夏が終わり、喧嘩別れのままアリーはその町を離れる。ノアは毎日１通ずつ、３６５通の手紙を書くが、手紙はアリーの母親に遮られアリーのもとへは届かない。やがて、ノアは戦争に行くことになり、アリーは新しい恋人と結婚の約束をするのだが、、というお話。お話は老人が読み聞かせを行うパートと、その物語の中のパートという２つに別れて、物語は少しずつ交互に進んでいきす。大げさな泣き所があるわけではありませんが、映画が進むにつれて少しずつ登場人物に感情移入していける、良い映画でした。しみじみ泣ける映画です。僕は特に、読み聞かせを行う初老の男性の生き方に心打たれました。（ここから先はネタバレを含みますので、観てない方は読まないでください）良かったところ。・ノアが観覧車にぶら下がるシーン。演じたライアン・ゴズリングは実際に本当にぶらさがっているそうです。危険なので最後に撮影したとか。・相手のことを思うがゆえにノアが、いったん身を引こうとするところ。・記憶が戻っていくアリーのシーンと、また失われようとするシーン。ジーナ・ローランズの演技は見事です。「行かないでくれ・・」で泣けました。・ノアの最後の台詞が「I'll be seeing you」と現在進行形なところ。「また会おう」という字幕もいいが、「愛してるよ」でも良かったのでは。【misc】今日は名古屋のアップルストアに行きました。I POD シャッフルが偶然売ってたので、迷わず購入しました。さすが直営店ですね。その後、ＨＭＶで「オペラ座の怪人」のサントラを探すが、見当たらず。「ベルヴイル・ランデブー」のサントラを聞く。良いです。スウィング調で。さらに本屋で「哲学する民主主義」を立ち読み。欲しいのですが、高いので手が出せてません。イタリアの州政府を統計とか使って分析したもの。この手の本を読むために統計の本を図書館で借りてきたわけですが。その代わりに、「ダ・ヴィンチ」の今月号を買う。本屋の地下にあるブルーノートには人がたくさん並んでましたが、誰が来るのかな。前までパスタ屋だったところがキース・マンハッタンのお店に変わってたのでお茶する。が、減量中なのでケーキには手を出さず。コーヒーはたいした味じゃ無かった。飲みながらダヴィンチを読んだ。「ダーリンは外国人」の特集。この人の絵、好きだなあ。買って読むほどじゃ無いけど。そんな感じで、名古屋駅に行き、「君に読む物語」を見ました。意外とカップルの姿は少なく、女友達複数で、というのが多かったみたい。夕食は、フナ味噌。名古屋の中村区にある有名な店のものでしたが、美味しかったです。で、「ごくせん」を観たりしてるうちに今にいたると。今日は、戦いのシーンが無かったな。

2005年02月05日

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漫☆画太郎原作「地獄甲子園」ＤＶＤを観ました。

今日はすごい雪でしたね。通勤が大変でした。同僚のなかには、何人か始業に間に合わない人たちもいました。そのせいもあって来訪者は比較的少なかったです。今日は久々に、肩のこらない映画を観てみようと思って、「地獄甲子園」ＤＶＤを観ました。「あの」漫☆画太郎原作の漫画の実写版。ストーリーはあってないようなものですが、いちおう紹介しておくと、甲子園出場を目指す、星道高校校長兼野球部監督のもとに予選第１回戦の対戦相手決定の知らせが入る。しかし、相手は何とルール無用の殺人集団・外道高校だった！審判のすきをついて殴る蹴るの暴力行為、甲子園は合法的に殺人が出来る遊び場にすぎないと思っている連中だった。苦悩する校長。そんなとき、野球部員のメガネが不良に絡まれる。それを助けたのは、伝説の転校生、その名も野球十兵衛だった、野球十兵衛が不良をやっつける様子を見ていた校長はぜひ野球部に入ってくれと懇願。野球十兵衛、そして星道高校野球部は外道高校に勝てるのか？というお話。ほんとに実写化なんて出来るのか？と思って観たけど、まるで自主映画のような安っぽい映像といい、理不尽で強引かつ、不条理満載のストーリー展開といい、漫☆画太郎の世界を再現しようという努力がうかがえる作品。基本的に、漫☆画太郎の漫画を読んで面白いと思える人しか、楽しめないかもしれません。９０分近くある本編はもっと短くまとめたほうがいいような気がする。ずっとナンセンスなネタが続くのでちょっと飽きてしまうから。それに比べてエンドロールまで観た後でついてくるおまけの８分間の短編「ラーメンバカ一代」は最高に面白い。戦争が終わったことも知らず無人島で２人きりで暮らすばばあと少年。ある日ばばあが病気になり、死ぬまえに一度だけラーメンというものが食べてみたいという。２人ともどんなものかは全く知らない。少年は、ラーメンを探して旅に出るのだが、、というお話。くだらなすぎて面白い。この短さもちょうどいい感じ。たまにはこんな映画もいいですね。今週末には、あのジーナ・ローランズの「君に読む物語」が公開されます。とても良い映画の予感がしてるので、楽しみです。

2005年02月02日

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「オペラ座の怪人」観て来ました。クリスティーンが素敵でした。

　「オペラ座の怪人」観て来ました。ジョエル・シュマッカー監督。原作のミュージカルを描いたアンドリュー・ロイド＝ウェバーが全面的にプロデュースを行っており、クオリティの高い作品になってます。　序盤は、もう閉鎖してしまったオペラ座でのオークションの場面からはじまりますが、ある猿のオルゴールがオークションにかけられるシーンで目を合わせる老婦人と老紳士が映され、続いて床に伏せているシャンデリアがオークションにかけられるところで、「皆さんはこのシャンデリアにまつわる事件を覚えていますか・・・」と、シャンデリアにかけられていた覆いが外されていくと、有名な、あのテーマソングが鳴り響き、それに合わせてシャンデリアには順番に火がともり、埃をかぶっていたオペラ座はかつての輝きを取り戻していく。そこでかつての栄華を誇っていたころの時代へと場面は移り、賑やかな劇場の周り、慌しい楽屋の様子などが順番に映されていく。そして歌姫のアリアが始まる。このあたりの迫力は素晴らしかったです。まさに映画館で映画を観る楽しみを満喫させてくれる演出でした。　台詞は、ミュージカルらしく歌にのせて語られることが多いですが、特に、クリスティーンを演じたエミー・ロッサムの演技と歌が素晴らしかったです。若干１７歳というのには驚きました。原作でも１６歳という設定なのですが、その年齢では声が成熟していないため公演を歌いきることができず、実際はもっと年齢の高い女優さんが演じることが多いそうですが、今回は映画だからこそ出来たキャスティングということです。　ただ１つ残念なのが、一番重要な役であったはずのオペラ座の怪人ファントム役のジェラード・バトラーの歌声。主要キャスト３人の中で唯一ミュージカルの経験がなかったということですが、明らかに格下なのが分かりました。声の出し方が普通のポップス的であり、ミュージカルの歌い方では無い。どうも、昔ロックバンドを組んでいたそうだから、その歌い方なのかなと思いました。他の役者さんの歌声が素晴らしいだけに、非常に残念でした。監督はあえて未経験をかって起用したそうですが、ファントムは音楽の「狂人と化すほどの天才」という設定なのだから、本当に実力のある俳優さんをもってくるべきだったと思います。

2005年01月30日

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「RAY」を観て来ました。ジェイミー・フォックスの演技が見事。

＜ＭＯＶＩＥ＞「RAY」を観て来ました。R＆B／ソウルの天才ミュージシャンであるレイ・チャールズの生涯を描いた伝記映画。何より主演のジェイミー・フォックスのレイが乗り移ったかのような演技とピアノ演奏が見事。本作でアカデミー賞主演男優賞、「コラテラル」のタクシードライバーの役で助演男優賞にノミネートされているのもうなずける。過去のトラウマ、愛人とドラッグ依存の中で生まれてきた名曲の数々が、時にはライブで、時にはレコーディングスタジオの形で挿入されていて、映画とライブを両方見たような気分になれた。最初は、ナット・キング・コールのフォロワーのシンガーと捉えられていたことや、徐々に才能を発揮していく過程、そのルーツがリズム＆ブルースとゴスペルの融合にあることなどが、丁寧に描かれています。はじめのころ、若かりし頃の○○○シー・ジョーンズが出てくるシーンには思わずニヤリとしました。私がレイ・チャールズを知ったのは中学生の頃。"いとしのエリー"のカヴァーのＣＤを購入したことがはじめでしたが、今回はそのエピソードは触れられてなかったので少し残念。登場した楽曲の中では、ホワット・アイド・セイやメス・アラウンドが良かったです。上映時間は少し長めですが、テイラー・ハックフォード監督が１５年の時間をかけてレイ・チャールズ本人と作り上げてきた丁寧な脚本と、素晴らしい音楽、ジェイミー・フォックスの好演ですぐに時間が過ぎてしまいました。ネバーランド、レイクサイド・マーダーケース、そしてＲＡＹと、この１月は良作続きで良い感じでした。明日は「オペラ座の怪人」にしようと思ってますが、「パッチギ」と「スパイ・バウンド」にも興味があって、ちょっと迷ってます。＜ＭＩＳＣ＞今日は、スポーツクラブに行って説明を受けてきました。ちょっとトレーニングをはじめてみようかと迷い中です。月９０００円近くなのは、ちょっと苦しい。市の体育館なら９００円なのだが、それだと強制力がなさそうで。月に９０００円も出すなら、語学でも勉強したほうが良さそうな気もするなあと思いつつ。＜ＴＶ＞ごくせん、また最後の方に戦いの場面でしたね。もうこれは、水戸黄門だな。ヤンクミと生徒の距離も縮まり、良かったというところで。

2005年01月29日

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「オーシャンズ１２」観て来ました。前作と比べてみます。

「オーシャンズ１２」観て来ました。前作で、カジノから大金をまんまとせしめたオーシャン（ジョージ・クルーニー）とその仲間たちだったが、３年後、金を奪われたベネディクト（アンディ・ガルシア）に居場所を突き止められてしまい、「盗んだお金に利子をつけて返済しなければ命はない」と迫られる。再び集まったオーシャンと仲間たちは、ヨーロッパに舞台を移し、新しい犯罪計画に挑む。が、ある大邸宅に盗みに入ってみると、もう既に他の泥棒が入った後であった。ナイトフォックスと名乗るこの泥棒はオーシャンたちの行く先々で彼らの先回りをする。一方、オーシャンの仲間の一人であるラスティ（ブラッド・ピッド）の元恋人であり、現在は、ナイトフォックスを追う女性捜査官イザベル（キャサリン・ゼタ・ジョーンズ）は、捜査をしているうちにナイトフォックスとオーシャンズ、そしてラスティの関係に突き当たるが、、というお話。　音楽はスタイリッシュで良かったけど、脚本がいまいちでした。元々、前作の面白さは、カリスマ窃盗犯ダニー・オーシャンが練り上げたとてつもない犯罪計画と、その計画を実行するために集められた各分野のスペシャリストの１１人が、それぞれの役割を持って、血を一滴も流すことなく、ラスベガスの3大カジノの現金がすべて集まる巨大金庫から、厳重な警戒とセキュリティシステムを破って現金を盗み出すという、その計画と、役割分担の巧妙さが面白かったのであって、今回のように、どんな金庫からでも盗み出せる天下一の大泥棒というような設定ではそもそも無かった気がするのですが。あの１１人は、前作のカジノの強奪計画に対してのスペシャリストなのであり、１回の犯罪計画に対して入念な準備と打ち合わせを重ねて、着実に遂行していくという仕事人じゃなかったのでしょうか。ところが、今回の作品では、１１人は妙な友情で結ばれた仲間という側面から描かれており、この１１人が集まればどんな犯罪計画もこなせるぞ、という描き方をされてます。それで、ナイトフォックスとの勝負になるわけですが、１つ１つの犯罪計画の描き方がラフで、前作のような綿密さがないぶん、ごちゃごちゃしてしまって面白さも少なくなってしまっているのではないでしょうか。爆弾のスペシャリスト、交渉のスペシャリストという風に役割わけされてたはずなので、その役割をきちんと使って計画を実行してほしいというか。　豪華登場人物については、キャサリン・ゼタ・ジョーンズの演技は良かったですが、後は言われてるほどでは無かったですね。それぞれが好きに演技している感じでした。あと、後半でハリウッドの映画界を象徴するようなネタが出てくるのですが、あれは、楽屋オチのような感じであまり好きになれませんでした。中盤のマット・デイモンの演じてる隠語で話すシーンは笑えました。　１３の製作も決まっているようですが、次回こそは、１１のように１つの犯罪計画を綿密に、スタイリッシュにこなすものであってほしいですね。

2005年01月26日

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役所広司「レイクサイド・マーダーケース」良かったです

「レイクサイド・マーダーケース」を観て来ました。役所広司・薬師丸ひろ子主演。東野圭吾原作。＜あらすじ（公式ＨＰより抜粋）＞http://www.lakeside-mc.com/index.html中学受験を控えた子供の勉強合宿のため、湖畔の別荘に集まった3組の家族と塾の講師。並木俊介（役所広司）は中学受験の意義に疑問を抱きつつも妻・美菜子（薬師丸ひろ子）に対する後ろめたさからこの合宿に参加していた。俊介と美菜子は既に別居中だったが、美菜子の連れ子である舞華を修文館中学に入学させるため仲の良い夫婦を演じていたのだった。合宿では別荘の持ち主であり医者を営む藤間（柄本明）とその妻一枝（黒田福美）、美菜子の大学時代の友人・靖子（杉田かおる）と夫・関谷（鶴見辰吾）達の３家族が栄光塾の講師・津久見（豊川悦司）とともに勉強や体力作り、面接の訓練を行っていた。そんな折、俊介の仕事仲間であり、愛人関係にある英里子（眞野裕子）が別荘を訪れた。困惑する俊介をよそに英里子は皆と夕食まで共にする。その夜、英里子の宿泊先で落ち合うため俊介は別荘をあとにしたが英里子とは連絡が取れなかった。別荘に帰ってみるとリビングに英里子の死体が横たわっていた。驚愕する俊介に美菜子が告白する。「私が殺したの―」俊介との関係を皆にバラすと言われ、カッとなり凶行に至ったと言うのだ。警察に連絡しようとする俊介を、スキャンダルを恐れる親達は必死で止める。そんな中、藤間がひとつの提案をする。死体を湖に沈め、全てを闇に葬り去ることを…。＜感想＞かなり、面白かったです。舞台は、人里離れた別荘。登場人物も３家族と塾の講師だけ。となれば、当然俳優さんの演技力勝負というところなのですが、役所広司さんをはじめ、みなさん上手い。まるで、良質の舞台劇を観ているような感じでした。ネタバレになるといけないので、ストーリーにはあまり触れられませんが、とにかく出演者の演技力に注目です。役所さんが上手いのは当然として、脇をかためる俳優陣も素晴らしい。特に、柄本明さんの怪演が光ってました。杉田かおる、鶴見辰吾は、初期の金八先生の中学３年で子供を産むカップルの役で有名でしたが、今回も夫婦役を演じてます。このへんは、監督の遊び心なんですかね。まさにミステリーの名にふさわしい映画で、あっという間に上映時間がすぎてしまいました。ただ、愛人役を演じてた眞野裕子さんは、他の出演者と比べると演技力は一段下がる感じでした（他の人たちが上手すぎるのでかえって良く分かってしまう）が、ヌードが綺麗だったので、良しとしましょう（をい、それでいいのか）

2005年01月23日

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ウォン・ビン「ガン&トークス」ＤＶＤを観ました。

「ガン&トークス」ＤＶＤを観ました。ウォン・ビンをはじめとした韓国の人気俳優が共演したアクション映画。舞台は韓国のソウル。普段はどこにでもいる普通の青年４人組だが、実はそれぞれが得意分野を持つ、プロの殺し屋チームだった。物語は車の中で謎の人物から依頼を受けるところからはじまる。その依頼とは、ある人物をオペラ劇場でのハムレット公演の上演中に殺してほしい、という難しいものだったが４人はその依頼を引き受ける。ちょうどそのころ、リーダーのサンヨンはバス停で１人の女子高生に声をかけられる。「殺してほしい人がいるの」。サンヨンは知らないふりをするが、女子高生は彼らの家まで押しかけてくる。また、別の依頼で、ある女を殺すところであった爆薬の専門家ジョンウは、ターゲットを殺すチャンスを逃してしまい、彼女と親しくなり恋をしてしまって、殺せなくなってしまう。そんな中、４人組をマークするチョ検事率いる警察の包囲網に囲まれながら、オペラ劇場でのハムレット公演が迫ってくるのだが、、というお話。　いわゆるハリウッド的な「いかにあざやかに殺しを実行するか」といったアクションを期待してみたのでが、そこはさっぱりと描かれるにすぎず、中心となるのは４人組のキャラクター描写とそれぞれの内面の物語。なので、多少肩透かしをくらった感がありましたが、青春映画の一つと思ってみれば、なかなか楽しめました。なんでも韓国語の原題は、「殺し屋のおしゃべり」だそうで、中でもリーダーを演じたシン・ヒョンジュンと、チョ検事を演じたチョン・ジニョンの演技が良かった。ウォン・ビンも良い演技してましたが、この２人もかなり良かった。終盤のリーダーと検事の掛け合いは緊迫感あふれてて良い。あと、この映画の大きな見せ場であるハムレットの舞台。韓国語のミュージカルというのは始めてみたけど、なかなか味があってよい。舞台と、その裏で行われる４人組と警察の闘いも、緊迫感があって良かった。難を言えば、殺しを依頼する女子高生の子が可愛くない。男性陣が豪華なのだから、ペ・ドゥナとかカン・ヘギョンとかもっと良い女優さんを使えば良いのにと思いました。　ウォン・ビンを中心に、個性豊かな俳優さんが脇をかためて、殺し屋ものだけど、どこかユルい感じの映画。しめるところはしめてましたし、なかなか楽しめましたよ。

2005年01月19日

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「ネバーランド」泣けました！

「ネバーランド」を観ました。ジョニーデップ主演。素晴らしい作品でした。今年誕生から１００周年を迎える舞台劇「ピーターパン」の作者である劇作家ジェームス・バリと、ピーターパンのモデルとなった少年とその家族との交流を描いた実話を基にした作品。舞台は１９０３年のロンドン。華やかに着飾った人々で埋め尽くされたヨーク劇場でジョニーデップ演じる劇作家バリの新作「リトル・オブ・メアリー」が上映される。が、観客の反応は思わしくなく、舞台は失敗に終わる。失意のバリは、愛犬ポーソスを連れ、近所の公園に散歩に出かける。そこで、少年ピーターと、デヴィット家の人々と出会う。はじめの出会いは、デップが座っていたベンチの下に末っ子のルークがもぐりこんでいたところから始まりますが、「牢に囚われてるの」というルークに、デップも乗ってあげて一緒に空想の世界の演技をしてあげるところから交流が生まれていきます。３男のピーターは１人だけその空想遊びに参加しない。それは父親の死を乗り越えるため、早く大人になろうと子供じみた空想の世界へ入ることを拒絶しているためであった。それを見たデップは、愛犬のポーソスを熊に見立てて、ワルツを踊る。ここで、空想の世界と現実の世界が、きわめて自然に移行していき、本物の熊と踊るタキシードを着たデップが映し出される。このへんの持っていきかたがすごく上手だなあと思います。それをきっかけとして、デヴィット家の家族たちとデップが交流するようになっていくのだが、、というお話。デヴィット家の未亡人役に、「タイタニック」のケイト・ウィンスレット。難しい役に、挑戦し、見事涙を誘う演技をしてます。少年ピーター役に、「トゥー・ブラザース」のフレディ・ハイモア、この子も非常に演技が上手い。ポスト・ハーレー・ジョエル・オスメントと言われているのも納得できます。父の死を乗り越えようと早く大人になろうとするピーターと、そんな彼に幼い日の自分を重ねて２度とない少年時代の素晴らしさを教えようとするバリ。その交流の中から、「ッピーターパン」という舞台劇が誕生していく過程を、優しい視点で描いています。少年の心の成長や、家族との交流の様子に心動かされる作品でした。ネタバレになるといけないので細かくは書きませんが、終盤のピーターパンの舞台が演じられるシーンは、ほんとに感動ものです。とても良い映画でした。

2005年01月16日

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「ゴジラ FINAL WARS」観て来ました！

「ゴジラ FINAL WARS」観て来ました。面白い！！元々、ゴジラシリーズって特に好きなわけじゃなかったんだけど、周りの知人や色々な個人サイトで絶賛されてるのを見て、じゃあ観てみるかということで観に行きましたが、評判通り、面白かったです。細かいことは考えずに、テンションの高さとノリの良さだけで最後までいってしまえ、という映画。ラドンやガイガンなど過去５０年のゴジラシリーズに登場した様々な怪獣が次々に登場し、暴れまくる。ゴジラはそれらの怪獣と闘うのだけど、決して人間の味方ではなくて、あくまでも怪獣であり、大地の破壊神として描かれてます。泉谷しげるの「昔人間が大きな火（核）を起こしたことがあってそのときの怒りをゴジラは決して忘れない」の言葉通り、ゴジラも暴れまくります。で、強い！強すぎる。ロックっぽいテーマソングにのせてのテンション高めのバトルは見てて爽快でした。頑張れ、ゴジラ！外人なのに日本語の吹き替えがあててあって変な感じのゴードン大佐（昔有名だったプロレスラーさんのようです）も良い感じでしたが、どうせなら流暢すぎる吹き替えの日本語よりも、カタコトの怪しい日本語を話したほうが面白かったのでは、と思います。ベタな演技と、ベタなアクションはチャウ・シンチー作品に近いものがありましたが、ねらってやってるものなので、特に気になりませんでした。というか、あれでいいんだと思います。あの迫力とテンションからすると、ＤＶＤじゃなくて劇場で観て正解だった気がする作品でした。これでほんとにファイナルなのかなあ。また、ゴジラ復活とかしそうな気がします。そういや、今日スタバに夜行って店員さんに「おはようございます！」と言われました。「しまった」という感じの店員さんがほほえましかったです、みんな笑ってました。

2005年01月10日

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「TAXI NY」を観て来ました。

「TAXI NY」を観て来ました。あまりに有名なリュック・ベッソン作品のハリウッド版リメイク。クイーン・ラティファ主演ということで観に行きましたが、面白かった！ある日ＮＹの銀行がスーパーモデルのジゼル演じる美人強盗団に襲われた。運転が極端に下手で上司から免許を取り上げられてしまったＮＹ市警の若手警察官ウオッシュバーンが犯人追跡の手段として選んだのは、クイーン・ラティファ演じるドライヴィングテクニック抜群の運転手ベルのタクシーで追跡すること。こうして、迷コンビと美女強盗団の対決が始まったのだが、、というお話。警察官のウオッシュバーンが、かなり間の抜けた役どころであるため、クイーン・ラティファとのまるでコントのような掛け合いが、笑えました。カーアクションは、本編に負けてないできばえ、序盤には自転車でのスピード感溢れるアクションも観ることができ、面白い。でも、実は、僕は映画のカーチェイス場面って苦手なんです。自分がクルマの運転下手なので、「うわっ、ぶつかりそう！」と思うと、怖くて観てられん。「そんな車線変更ありえないだろう！」とかね。なので、グランツーリスモとかいうゲームもやってません。なんだけど、映画を観るのを趣味にしてるとどうしても、カーチェイスは避けて通れない。今までで一番カーチェイスが怖かった映画は「トランスポーター」。ありえないくらいの角度で曲がったり、とまったり。今回のタクシーもそんな感じのカーチェイスでしたが、まあなんとか見ていられるレベルでした。クイーン・ラティファは「シカゴ」以来気に入ってましたが、今回もノリの良い演技が良かったです。なんていうか、そこらへんにいる「肝っ玉母さん」みたいなキャラというか、森三中というか、なキャラに見えてしまうのは私だけでしょうか。彼氏とのラブシーンとかあるけど、「うわっ」と思ってしまったり。少しだけですが歌声も聞けました。もっと歌ってくれればいいのに。んで、モデルのジゼルふんする美女強盗団が、すごくセクシーで良かった。小汚い男の強盗団がやるよりも、映画的にはとってもＧＯＯＤ！なんだかチャーリーズエンジェルみたいだな、と思いながら観てました。そんな感じで、かなり当たりな作品です。笑えるし、おすすめ。

2005年01月09日

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花嫁はギャングスター

「花嫁はギャングスター」をＤＶＤで観ました。韓国人の知り合いの人に「勉強になるし、面白いから」と韓国から取り寄せたパート２を借りて、韓国語だけで分からなかった思い出がある作品ですが、１も見てみたいなあと思いつつ、今日やっと見ました。主人公は、バリバリのやくざのナンバー２。５０人の子分を持つ武闘派。孤児院で生き別れたきりの姉に２０年ぶりに病室で再会し、姉の「死ぬ前に妹の花嫁姿を見たい」という願いに応えてフツーの結婚をすべく、慣れぬメイクにドレスに見合いにと奮闘するというお話。韓国では２００１年に公開され大ヒット。パート２も去年公開されてるようです。が、私は、正直そこまでの作品とは思えませんでした。予告編は、かなり面白そうだったのですが、いざ観てみると、Ｖシネマのような、ベタベタなコメディでした。ラブシーンがあるのに、主演の女優が全く脱がないというのも、なんだかなあという感じ。やくざであることを隠すため、刺青を魅せたくないから、という理由がついてますが。ストーリー的には、おいおいというところが多いですね。最後に、大物ゲストが出てるのは笑えましたが。主演は、シン・ウンギョン。韓国の女優さんにしては、あまり綺麗じゃないなあと思いましたが、ふとした表情などは、良いところもありました。しかし、猟奇的な彼女といい、韓国って「強い女とそれに従う男」っていう図式が好きですねー。

2005年01月08日

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「８人の女たち」をＤＶＤで観ました

「８人の女たち」をＤＶＤで観ました。舞台は、フランス。登場人物は８人の女性。密室殺人のお話。１つの邸宅に集まった６人の女たちとその家で働く２人のメイド。クリスマスの晩、その家の唯一の男主人が、ナイフで背中を刺され殺されていた。外から何者かが侵入した形跡はない。電話線は切られ、雪で外部との連絡を完全に絶たれてしまう。容疑者は８人のうちの誰か。誰が殺したのか？話をしていくうちに、それぞれの女たちの抱えていた秘密が明らかになっていく。疑心暗鬼うずまく台詞の応酬が面白い。撮影場所はずっと家の中。話がひと段落すると、それぞれの女たちが突然歌いだし、あとの女性が踊りだす。で、何事も無かったかのように、また話に戻る。いわゆるミュージカル映画とはちょっと違うし、ストーリーもつっこみどころ満載だったけど、いかにもフランス映画っぽい感じで、割と楽しめました。

2005年01月05日

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恋愛適齢期を見ました

「恋愛適齢期」遅ればせながら、ＤＶＤで観ました。ジャック・ニコルソン＆ダイアン・キートン共演。若い女性好きの実業家であるジャック・ニコルソンがガールフレンドの別荘に招待され、そこで彼女の母親であったダイアン・キートンと鉢合わせしてしまう。そこで心臓発作を起こしてしまったニコルソンは、イケメン医師（キアヌ・リーブス）のいる病院へと担ぎ込まれるが、、というお話。前半から中盤はちょっと退屈でしたが、後半から一気に展開していきます。中高年の女性を強く意識した作品なので、ダイアン・キートンの目線が中心になっており、ストーリー的には「ありえねー」部分が多かったですが、ジャック・ニコルソンの名演技は満足できる出来でした。半ケツだったり、すぐ心臓発作になったり、キアヌとダイアン・キートンのきまずい場面に居合わせてしまったりと悲哀が漂いますが、抜群の存在感と怪演で魅せてくれます。中高年向けの話と聞いてたので、分かりにくいかなと思ってましたが、まあ、こんなもんでしょうという感じでした。

2005年01月03日

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世界の中心で愛を叫ぶを今頃見ました

今日は３０日。朝から大掃除して、ＩＰＯＤで音楽聴きながら愛車の洗車をする傍ら、昨日レンタルしてきた「世界の中心で愛を叫ぶ」のＤＶＤを観ました。今年の流行ものはやっぱり今年のうちに押さえときたいので。事前に内容をけっこう知ってしまってたので「泣けた～」という感じではなかったのですが（「いま、会いにいきます」のほうが良かったな）、長澤まさみの演技が良い感じでした。ドラマ版も、ちょっとしか観てなかったのですが、無人島に遊びに行ったり、陸上部だったりと、設定は同じなのですね。サクとアキは、映画版のキャストのほうが、僕はいいなあと思いました。長澤まさみは「ロボコン」が面白かったので、そこから注目してたのですが、「セカチュウ」では「ロボコン」とかなり違った感じの役柄でしたね。まだ若いのに、幅の広い俳優さんだなあと思いました。今度は、「タッチ」の映画版で南ちゃんの役を演じられるようなのでそちらも期待できますね。さてと、昨日ドラクエ８もクリアしたし、「セカチュウ」も押さえたし、今年の流行もの納めが着々と進んでおります。そして、明日は「カンフーハッスル」の先行上映（１日やん）に行ってきます。今日席を押さえてきました。楽しみ～。

2004年12月30日

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(2024-10-22 10:09:47)

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２００５年映画ランキング作ってみました

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機動戦士Zガンダム -星を継ぐ者-

真夜中の弥次さん喜多さん

交渉人 真下正義

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Shall we Dance ?

コンスタンティン

恋の門

ムーラン・ルージュ！

ナショナル・トレジャー

ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうな私の１２ヶ月

「ソウ／SAW」DVDを観ました。面白い！

「ロング・エンゲージメント」を観ました。

ローレライ これはアニメの世界だな

セルラー観ました。面白い！

世界でいちばん不運で幸せな私、を観ました

「ボーン・スプレマシー」を観てきました！

アレキサンダー観て来ました。解釈が。

「君に読む物語」を観てきました。かなり良い映画でした。

漫☆画太郎原作 「地獄甲子園」 ＤＶＤを観ました。

「オペラ座の怪人」観て来ました。クリスティーンが素敵でした。

「RAY」を観て来ました。ジェイミー・フォックスの演技が見事。

「オーシャンズ１２」観て来ました。前作と比べてみます。

役所広司「レイクサイド・マーダーケース」良かったです

ウォン・ビン「ガン&トークス」ＤＶＤを観ました。

「ネバーランド」泣けました！

「ゴジラ FINAL WARS」観て来ました！

「TAXI NY」を観て来ました。

花嫁はギャングスター

「８人の女たち」をＤＶＤで観ました

恋愛適齢期を見ました

世界の中心で愛を叫ぶを今頃見ました

交渉人真下正義

ブリジット・ジョーンズの日記　きれそうな私の１２ヶ月

ローレライ　これはアニメの世界だな

漫☆画太郎原作「地獄甲子園」ＤＶＤを観ました。