テーマ:障害児と生きる日常(4432)
カテゴリ:最近のことの日記
山口マツダ西京きずなスタジアムでの高校野球観戦、下関帰省か らの福岡旅行…には続きがあって、帰省の際はほぼ毎回1泊か0泊で新幹線途中下車の旅をしている。今まで行ったのは、福山・彦根長浜・浜松・岡山・姫路・新横浜…東にいくぶんには往復乗車券の値段は同じなので(特急券は割高になるが)家族で全県制覇に向けて少しずつ…そしてだいたいお城のある所に行っており、今回は「大阪」へ。奈良県の旅(息子中学生の頃)で生駒山上遊園地に行ったので正式には大阪初訪問ではなさそうだが、いわゆる大阪の街は初めてということで。
新下関駅に早朝着くと、ほぼ誰もいない場所にストリートピアノがあり、夫婦交代で弾くのだが、鍵盤の白い部分が少しずつなくなってきて(木の色)、時にそのすき間に爪が引っかかる…といういつ撤去されてもおかしくない状態である。次の誰かの寄贈待ち…なのか。 第一目標は大阪城だったので、新幹線下車の後、新大阪駅か大阪駅(梅田駅)でコインロッカーに荷物を置いて、昼飯を食ってちょっと行って来よう…という計画だったのだが、駅が広くて小さなコインロッカーコーナーしか見つからず空きがなく、駅構内で移動距離が長くて荷物が重くて…としているうちに「えい、もう先にホテルに行ってしまえ」と地下鉄御堂筋線で1駅乗って、駅から徒歩4分(…と書いてあったが迷ったので地獄の15分間を過ごす)のホテルリソルトリニティ大阪へ到着。 ビジネス街の高いビルで周りが見えず、スマホの位置情報は調子が悪く、見つからない焦りと荷物の重さで死にそうになったり、イライラしたり…それもそのはず、7月27日(木)の午後の大阪の気温は38度!…この日の全国最高気温であった。 チェックインしたら涼しい部屋で息子はすぐに裸祭りで昼寝に入り(笑)、その間に計画を立て直して夕方に「スパワールド」に行くこととなる。結果的に、大阪城行くのやめて良かった。公園内、昔のお濠がある公園なのだから絶対すごく歩くし、あの暑さの中では親も子も不機嫌爆発…まちがいなかった。 そういえば、地下鉄の中でも、降りて地上への階段を上がる時にも、この街で感じる象徴的なことがあった。 梅田から地下鉄に乗り込んだ大荷物を持った三人…うち一人はは絶対変わってる人…とすぐわかる私たち。できれば一人座らせたいが無理だったので何とか人が少なめの所に場所を確保…というタイミングで、50代?くらいの女性が、ぱっと席を立って前方まで来て、「良かったらここ座り!」 「ありがとうございます。でも1駅なんで、かえってこのままで大丈夫です。でも、声かけてくれておおきに!」みたいな西の人か東の人かわからない自分の返事に、またいい笑顔で「ほんまか、遠慮しとらんか。途中でも座りとうなったらまた言うてや」みたいな感じで、すごいスピード感と勢いで気持ちの良い親切を受けた。(その間、30秒くらいとはいえその席が空いたままなのもよかった。おばさま、またその席に無事戻れた) 地下鉄を降りてから、地下空間からの長い階段を上っていると、上から熱風が吹いてきて、その途中の踊り場でスーツケース2つを真ん中に置いていちゃついている男女観光客が見える…。もうすぐそこに着いてしまうし、このままでは大荷物を持ったまま通れないので、10段くらい下から「通りますよー!」とバカでかい声で一応優しく叫ぶ自分。ところがキスが盛り上がっているのか気づかない動かない…で「どけやこのクソが(ピー)…」みたいな感情を押さえて、言葉を選んでなんて言おうか考えていて、もしや外国語が必要なのか…と思っていたところで、上から降りて来た30代くらいの女性が、まずササッとそのスーツケースを動かして二人の方に寄せてくれて、「あんたら、これ、邪魔なってんで!」(でもあまり反応なし)みたいにやってくれた。本当にありがたかったしすごく礼を言ったのだが、後から考えて「あのタイミングですぐに迷いなく人の荷物を動かせるかって言われたら、結構そういうの平気な職業の自分たちでもできんなあ~」と妻と話す。 以前、仙台の人たちがさりげない親切がすごいと書いことがあるのだが、大阪の人たちはストレートに親切(笑) その分、障害児の親の立場で過ごしたら、言われる時はいろいろ言われそうだし、でも堂々と優しくしてもらえることもありそうだし、そのあたりは過ごしやすいのか過ごしにくいのかどっちだろう…なんて思いながら、少なくとも観光客としてはいい経験をさせてもらった。(自分は大阪初めてではないので感じは知っている) さて、夕方からのスパワールド。プールとお風呂をそこそこに楽しむ。ビーチボール専用の場所(ネットがあるわけでなく単に隔離空間)…があるのが斬新だったが、これはトラブル回避になるだろうなあと感心。男子高校生グループは1時間ずっと本気でバレーをしていたが本当は出会いを求めていたはずなのでは…と勝手に心配。 退場すると薄暮の中、見られる予定になかった通天閣がそこに見える。行きに、動物園前駅のすぐ前なのに方位を間違えて迷っている道中、3人ほど危険な運転の自転車のオッサン(絶対酔ってる)に遭遇した(笑) ケンミンショーとかで言われるそれは大げさな話でないんだ…というのがあったので、泳いだ後の食事は、そんなディープ空間でそういうみなさんがたくさん楽しげに過ごしている「新世界」とかそっち方面…に向かう階段を降りていく勇気は出なかった。 しかし、絵になる街だなあ。ついでながら、うちの息子はビリケンさんに昔から結構似ている。 淀屋橋駅まで戻り、行きに見たお好み焼き居酒屋に入ろうとするが入れず、となりのたこ焼き屋(行きに見た時にテイクアウト専門と思った)が入れたので、そこで食事&飲み会。ミナミの中心地に行かないと食べられないと思っていたうまいたこ焼きに出会い、その他のおつまみもちょうど良く、最高であった!…が店名は忘れました(笑) 緒方洪庵の適塾跡地(というか今は緒方ビル)に近い所にある店。 宿泊はホテルリソルトリニティ大阪。名前が覚えられないのが難点だがそれ以外は満足で、大浴場もあり、朝食もうまかった。これもまた緒方洪庵の適塾(適々塾)跡の近く…としか説明できず申し訳ないが、隣りが明治初期の洋館(下関で言うと旧英国領事館みたいな)であった。教職教養や日本史でその名を覚えた緒方ビルができればこういう趣であって欲しかったが…つい通り過ぎるほどのただの会社ビル。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023/08/20 09:11:26 PM
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