ツールド沖縄レポートその6
大集団の時は、道いっぱいに広がって走っているが、小集団になるとほぼ1列で走る。先頭交代になるべく加わらないようにしようと思って後ろで少し走るが、前に一旦でるとそこからなぜか、先頭交代をしてしまう。先頭から後ろに下がっていくと必ず、前を空けている人がいる。しょうがなくそこに入ると自然に前へ出る。ペースも速く、結構きつい。ついに2回目の普久川ダムの上りに入る。(だいたい125kmくらい)もう1回目とちがって、みなマイペースで上る。ひたすら耐える。それでもあきらかに去年よりは走れる。関門の補給所では、足きりにあった人たちもボトルをもって渡してくれていた。私は、まだ残っていたのでパス。この辺で一緒だった人たちとは、とうぶん一緒に走ることになる。だいたい3,4人位で先頭交代して平地と下りはペースを保つ。後は80、130kmの人達が前から現れる。ペースを上げすぎないように走る。上りに入ると、ガクっとスピードが落ちる。だれも足が残っていないようだ。去年足きりにあった高江を通過。(155km地点)まだいけると思い、これは完走できるかもと思う。海岸線に出ると人数が増え、ペースがまた上がる。ペースを上げたい人と、上げれない人とで集団は複雑である。また、関門(平良)を通りすぎる。(170km地点)少しまた上りに入る。道にボトルが散乱していた。補給所が近いようだ。ボランティアの人がいたのでボトルを捨てていいかきいて1本投げた。(自転車は前に進んでいるので投げ方には注意が必要勢いがついてしまうので)そして先で水のボトルをもらった。みな受け取っていた。その後、水はいるかと言ってくれる方もいた。後は、源河に向かう。初めての道ばかりなのでぜんぜんわからない。そして有名な3段坂に入る。またペースが落ちる。沿道に地元人が、叫んでいる。「これで上りは終わり、後は下りだけよ」とそれで私は、「ほんとに!」と声をかけた。「ほんとだ!」と帰ってきた。それを信じて走る事にした。が上りが現れて一人で「うそつきだ」とさけんだ。(心の中で)どこら辺だったか、平地で横から突然「犬」が現れて、前を横切り左の歩道を自転車と同じスピードで少しの間、激走していた。「気をつけろ」とか声が飛んでいた。そして終に、源河の関門近くになった。道路脇で赤旗をもった人たちがいたので止められるのかとちょっとびくびくした。関門を通過(185km地点)海岸線にでた。左側車線には、車が止めらて1列にならんでいた。つづく。