AVEC PIANO

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  ビル・エヴァンス Time Remembered☆

  話題の映画を見てきました。昨年末に新しくできた吉祥寺アップリンクにて。 ジャズにはとんと疎くて「ワルツ・フォー・デビー」くらいしか知らないわたくしですが、この映画は近しい人たちのインタビューとビル自身の演奏で構成されていて大変興味深かったです。 「美と真実だけを追求し 　他は忘れろ」 ギタリストのマンデル・ロウが人生訓にしているこの言葉。ビルが亡くなる少し前に電話して来て、こう言ったそうです。 吉祥寺パルコ4階「ひつじのショーン」のカフェにも寄りました。 店内、黒いひつじだらけ。

  2019年05月08日

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  上野の森美術館大賞展と藤井先生のコンサート☆

  令和初日、午前中はいつも通り合唱団のお稽古へ。お稽古の後は練習場を午後まで借りて、10年前の演奏のDVDを団員さんと鑑賞。我ながら、別人のように細い・・・そして元気でした。その後は移動して、上野の森美術館大賞展へ。かつての生徒、柳田金乃助くんから今年も果たし状、ではなくて招待状が届きました。応募総数843点の中から142点の中に入ったとは素晴らしいことです。今年は廃墟の扉の絵でした。ある軍事施設だった実在の場所だそうです。扉から差し込む光はまばゆいのだけど、苔むした地面は戦争で人々が失った時を黙ってやり過ごしているようでした。今回金乃助くんは、これまでの描き込んでいく手法から、引き算の手法へと進化を遂げたようです。絵画のことは全く分かりませんが、ピアノと同じだなあと思いました。10年前のわたくしは、元気いっぱいだけど引き算ができればいいのにな、という感じでした。金乃助くんが習いに来てたのはかれこれ15年くらい前の話。それも短い期間でした。それでも「僕は先生にいろんなことを教わった」と、いまだに何かあるとお手紙をくれるのは本当に嬉しいです。来年も楽しみです。そして夜は藤井多恵子先生の出版記念コンサートへ。藤井先生の監修で、「アメリカ・イギリス歌曲集」（ドレミ楽譜出版社）が出版されました。コンサートではこの楽譜に載ってる全33曲が歌われました。先生のために、と集まった歌手の皆さん、どなたもとてもよい歌を歌われました。ほとんど知らない曲ばかりでしたが、古きよきアメリカという感じ。コープランドの「ネコを買ってきた」などは面白くて、コンサートで歌ったらウケることまちがいなし。現在のブロードウェイミュージカルは、この曲集に載ってる曲の延長戦上にあるのだなと思いました。終演後の皆様。藤井先生はお着物のようなドレス。本当にいつもお美しい。

  2019年05月02日

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  奇跡の人☆

  本日は舞台『奇跡の人』観劇。会場は池袋の東京芸術劇場プレイハウス。以前の中ホールが ”プレイハウス” と名前が変わって初めて行きました。いやあ、素晴らしかったです。３時間強の上演でしたが、あっという間に時間が過ぎました。ヘレン・ケラー役は舞台は初という鈴木梨央。小さい頃からTVでよくお見かけしていましたが、今だってまだ中学生。しかしながら、もはや大女優の貫禄でした。最後の「水」の名前がわかるシーンでは自然と涙がポロポロ落ちてきましたサリヴァン役の高畑充希は、2009年と2014年にヘレン役をやっているそうです。（2009年のサリヴァン先生は鈴木杏、2014年は木南晴夏）TVドラマなどで大活躍中ですが、若くて生意気に見えるけれど辛い過去を背負ったサリヴァン先生がぴったりでした。あと犬が一匹登場するのですが、ライオンキングみたいに人が操る人形の犬で、それがまるで本物みたいでとっても可愛らしかったです。窓やドアの使い方、場面転換、光の当て方などなど、細やかに計算された演出も素晴らしかったです。（演出は森新太郎氏）

  2019年04月29日

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  シンデレラ☆東京室内歌劇場スペシャルウィーク2019

  毎年恒例となりましたせんがわ劇場での東京室内歌劇場スペシャルウィークへ行ってきました。120席のこじんまりした空間で、日本語歌詞でのオペラを楽しめると好評です。今年はマスネ作曲「シンデレラ」。シンデレラ役の里中トヨコさんはじめ、粒ぞろいの出演者でした。シンデレラのパパ役・杉野正隆さんはちょっと頼りないけど優しいパパを好演、妖精の中川美和さんはこのオペラの見せ場の高音を高らかに、でも慈愛に満ちて。儀典長役の松井康司さんは白塗りのキワモノメイクで滑稽に。シャルマン王子の橋本美香さん（左端）が男前すぎて会場がざわついてました。真ん中は久利生悦子さん。妖精役とフレディ・・・ではなくて、謎の仕立て屋役のインパクトがすごかったです。右端は今回はじめてお聞きした加藤麻子さん。義理の姉役です。メイクがかわいい〜。継母は我らがちい姉様こと三橋千鶴さん。杉野パパにはめっちゃ厳しく、でも抜け目ない継母に大笑いしました。オケはピアノとフルート、ヴァイオリン、チェロ。美しいマスネの音楽を丁寧に奏でていました。コラボ商品の横浜の洋菓子店メーテルリンクのかぼちゃパイ。リュックの中で割れてしまったけど、かえって食べやすくなってよし。美味しうございました。

  2019年04月28日

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  イェルク・デームス☆

  ウィーン３羽カラスの一人、ピアニストのイェルク・デームス氏が亡くなられました。氏と何度も共演しているバリトン歌手のK氏から骨折されたとは聞いていたのですが、わたくしたちは巨匠をまた一人失ってしまいました。昨年の紀尾井ホールで行われた90歳記念のリサイタルは素晴らしかったと聞いています。氏のレッスンは大変厳しかったですが、世界的ピアニストとの時間はわたくしに大きな影響を与えました。全ての音を音楽的に奏でること。楽譜をすみずみまでよく見るようになりました。指使いを全部書かないと「この怠け者！」と烈火のごとく怒鳴られました。氏から見たら、わたくしのピアノなんておままごとのようなものだったことでしょう。でもわたくしはクラシック音楽の奥深さに気付かされ、ごまかしのない本物を目指したいと思ったのでした。初めてのレッスンから15年も経つのか・・。

  2019年04月20日

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• シェルブールの雨傘☆シンフォニックVer.

  自宅でビデオ鑑賞。 『シェルブールの雨傘』・・・と言っても映画ではなくシンフォニックバージョン、2014年の世界初演版。 カトリーヌ・ドヌーヴの映画から50年。同じ監督（ジャック・ドゥミ）と作曲家（ミシェル・ルグラン）による新作です。 ジュヌヴィエーヴ役はマリー・オペール、その恋人で兵隊に行ってしまうギイ役はヴァンサン・ニコロ、ジュヌヴィエーヴの母はナタリー・デセイ、ギイの子供を身ごもったジュヌヴィエーヴと結婚する宝石商カサール役はローラン・ナウリ（デセイの夫）。 どの歌手も素晴らしかったです。 特にジュヌヴィエーヴのオペールは素晴らしい！この公演時、役の設定通りの17才だったとはびっくりです。 指揮のルグランが傘をさして登場後、おもむろにレインコートを脱いで演奏を始めるところなんてとってもお洒落な演出だと思いました。 半演奏会形式なので、セットはパネルのみ。サンペの絵でした。 パネルの使い方もシンプルで、観客の想像力をそがない印象でした。 今年1月に惜しまれつつ亡くなったミシェル・ルグラン。エネルギーに溢れてて素晴らしかった！ 最初は字幕なしで、次は英語の字幕付きで2回も見てしまった・・・。 ダイジェスト版はこちら

  2019年04月08日

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  新元号☆

  本日『令和』と発表がありました。あちこちで新元号ビジネスが繰り広げられているようで。金爆は新曲「令和」を発表。すごいスピードです。桜が満開です。近所をお散歩してきました。「ピアノの森」もいよいよ最終回を残すのみとなりました。#22「ショパンの生まれた国で」では主人公カイの弾くコンチェルトに胸が熱くなりました。カイにしか出せない音色で世界中を包む・・・。テクニックや解釈云々の前に、まず音色。音を手に入れて、やっとスタート地点に立てる。改めてそう感じる今日この頃です。

  2019年04月01日

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  ウッフィーツィの思い出☆

  今年は花粉が絶好調ですどこへ行っても、あなたもわたしもみんなズルズル、ハックション・・・。そんな春、イタリア語教室も春休みに入りました。海外の美術館へ行くとよく買うのが、子供向け絵本。フィレンツェのウッフィーツィ美術館へ行った時は、美術館案内の絵本を買いました。昔、音楽や歌が好きだった大公はウッフィーツィの中に劇場を作らせたんだって。これはピエロ・デッラ・フランチェスカの「ウルビーノ公夫妻の肖像」だわん。子供向けの絵本くらいがわたくしのイタリア語レベルにはちょうどよいです。絵を眺めてるだけでも楽しいし（読まんかい）

  2019年03月19日

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  GOOD CHEESE☆

  かねてより行ってみたかった東京ミッドタウン日比谷のチーズのお店へ。その名も " GOOD CHEESE GOOD PIZZA "作りたてのチーズをいただけます。3種のフレッシュチーズ盛り合わせイタリア産生ハムとストラッチャテッラ（という名前のチーズ）切ると中からクリームのようなチーズが溢れるブッラータが乗ったマルゲリータ・ブッラータどれもみんな美味しかったです！さすが出来たて！

  2019年03月12日

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  歌劇「幽霊屋敷」☆本番

  本日は、稽古ピアノで参加させて頂いた歌劇「幽霊屋敷」（モニューシュコ作曲）を見て参りました。本番はオーケストラ、フィルハルモニア多摩が演奏するのでわたくしたち稽古ピアノ（ソリストの稽古は３名で分担しておりました。合唱はまた別の方）は出番なし。仲良く並んで拝聴致しました。素晴らしかったです！ポーランド語の原語上演は日本初演です。わたくしもこの機会にポーランド語を読めるようになろうと思ってたのですが、余りに難しいので挫折しました。題名だけは覚えました。STRASZNY DWOR（本当はOの上に”ちょん”が付く）ストラシュヌィ ドゥヴル！序曲の後、第一声はズビグニェフ役の三塚至さんでしたが、豊かな声に感動しました。他の方が歌っている内容もちゃんと理解されているのが表情で分かりました。いつもシャンソンや万年筆でご一緒している大津佐知子さんはメイドのマルタ。出番こそ多くはありませんが、存在感がありました。歌ってないときもちゃんとメイドとして座ってました。これは案外簡単じゃなくて、舞台経験豊富な大津さんだからこそかと。ミェチュニク役の杉野正隆さんが今回一番大変な役だったかも。流暢なポーランド語を要求される役どころでした。そこは室内歌劇場の「スギ様」、流石でした。スコウーバの中川郁太郎さんの低音、ステファンの園山正孝さんのハリのあるテノール、マチェイの小畑秀樹さんもキャラが立っててよかったな。4幕冒頭に大アリアがあるハンナの津山恵さん、光ってました。本当に難しいアリアを軽々と心地よく歌われました。ハンナの姉、ヤドヴィガの石井真紀さんとのデュエットも綺麗だったな〜。フィルハルモニア多摩の演奏は2011年に同じホール（当時は立川市市民会館の名称。曲は中村紘子氏のショパンコンチェルトでした。）で聞きましたが、とても進化していました。そして何と言っても、本公演の音楽監督も兼任されたマエストロ、今村能氏のパッション溢れる指揮が素晴らしかったです。３時間半、すさまじい集中力でした。オペラでは通常オーケストラピットで演奏するので、オンステージでこの長時間は考えただけでゾッとします（自分だったらと考えると）。客席中央に座ってらしたのは恐らくポーランド大使館の関係者かと思われますが、一番に立ち上がりスタンディングオベーション。ポロネーズやマズルカのリズムをふんだんに使ったモニューシュコの音楽は、きっとわたくしたち日本人よりもずっと心にしみることでしょう。開演前にはポーランドのマグカップを購入。しばらく心はポロネーズのリズムに支配されそうです。

  2019年02月25日

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  あの頃のまま☆

  本日は、声楽のお勉強会でした。お題はトスティの歌曲とデュエット。生徒さんは趣味で声楽を習ってらっしゃる方々ですが、まず曲の内容について喋って、イタリア語で歌詞を朗読してから歌う趣向でした。皆さん、お仕事でお忙しい中、暗譜で歌われました！デュエットは「フィガロの結婚」の手紙の二重唱やホフマン物語の舟歌など。普段のレッスンではソロ曲のみやって来たので、新しい試みでした。アンサンブルは難しいけど楽しいと口々に仰ってました。会場が江古田の近くだったので、学生の頃のお気に入りだった喫茶店に立ち寄りました。日大芸術学部の周辺はすっかり変わってしまってて、そのお店ももうないかと思いましたが、ありました！内装も当時のお気に入りだったカプチーノも、あの頃のままでした。マスターも変わってなかったけど、だいぶお年を召されてました。勉強会の後に先生と生徒さんたちと江古田のイタリアン、オーブルへ。うにのパスタも仙台牛も大変美味しうございました。ああ幸せ。

  2019年02月23日

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  イーハトーボの劇列車☆

  井上ひさしメモリアル こまつ座 第126回公演『イーハトーボの劇列車』を見てまいりました。主演は松田龍平、長塚圭史演出。紀伊國屋ホールにて。井上ひさし作、1980年初演とのこと。氏の敬愛する宮沢賢治の人生のある場面を切り取って（と言うのも場面は花巻から上野に向かう車内と東京滞在中の２つだけ）、賢治がどんな人間だったのか、賢治の周辺の人間模様と「注文の多い料理店」などの作品を絡めつつ描いた、大変面白い作品でした。電車の走る音を役者さんの声で表現していたのが印象的。賢治の作曲した歌も挿入されていました。13時30分開演だったので、16時30分には終わるだろうと思ってたのですが、終演は17時！客席入口に座布団が置いてあるので、お尻が痛くならないように借りられることをお勧めします。宮沢賢治っていいとこのボンボンだったのね。知らなかった。（こまつ座HPから拝借）

  2019年02月21日

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• JOY OF THE MUSICAL☆

  昨日は、毎年恒例の東急セミナーBE " JOY OF THE MUSICAL" 発表会でした。青木さおり先生のご指導のもと、なんと17回目の発表会です。普段のレッスンでは3ヶ月1タームに2曲の課題曲を仕上げていくのですが、発表会では各々歌いたい歌を披露します。ミュージカル愛の強すぎる皆さんですので、選曲も『エリザベート』や『レ・ミゼラブル』の王道からマニアックなものまで今年も色んな曲が並びました。中には、1曲に絞りきれずひとつのミュージカルから好きな曲を選んでメドレーで披露する方、憧れの超難曲（”Glitter and Be Gay”）にチャレンジする方、衣装を手作りされる方、それぞれ目一杯楽しまれているのがひしひしと伝わっていつもながらとても楽しい時間でした。メンバー同士でコーラスを入れたり、客席にいる他のメンバーに合いの手を頼む方も。わたくしは第1回から伴奏させて頂いております。ミュージカルのレパートリーもだいぶ増えました！去年の夏にやったような、クラシック歌手によるミュージカルコンサートをまたやりたいな〜なんて考えてます。6月には、たまミュージカルシンガーズの自主公演で『タイタニック』を弾かせて頂きます。今、準備を始めていますが、モーリス・イェストンの曲が素晴らしすぎてCDを聴いては涙涙。昨日の発表会でもイェストンの名曲 " Unusual Way "（ナイン）を歌われた方がいました。これも大好き。タイタニックのスケールの大きなオーケストラサウンドにどこまで近づけるか、チャレンジです。6月8日（土）稲城市立iプラザホールにて15時開演、入場無料です。お問い合わせは たまミュージカルシンガーズまで。

  2019年02月18日

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• 第23回シニアコーラスTOKYOフェスティバル☆

  昨日今日と底冷えのする1日でした。そんな中、伴奏させて頂いている合唱団の本番でした。創立53年、メンバー30名の半数以上は80代、最高齢は90才のグループですかれこれ10年以上のお付き合いです。会場は今年もオペラシティコンサートホール。あの「題名のない音楽会」などの収録がされている、クラシックの殿堂です。今日のために、全員で一丸となって毎週練習を重ねて来ました。映画音楽「唯一度だけ」は振り付きでリズミカルに、「ライムライト」はしっとりと美しいハーモニーで歌えました。舞台上の皆さんのお顔が輝いていて、弾いていてわたくしも楽しくなりました。佐藤真子先生のダイナミックかつ繊細なご指導の賜物です。今回は初出場の団体が多かったです。その中に尊敬する先輩ピアニストが弾かれている団体があって、久しぶりにお目にかかりました。わたくしたちコール・マ・メールは23回目。つまり第1回から皆勤賞です。初回から参加しているのは全36団体中、たった２つ！すごいです。これからも続けて参加できるといいなあ。80才になるまで。ピアノ弾けるかしら！？

  2019年02月11日

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  東京室内歌劇場の歩み Part 6☆

  東京室内歌劇場創立50周年に向けた特別企画のコンサートを聴いて参りました。Part 6 ということで、第17期〜31期（1985年〜2000年）の公演から『白秋旅情』＜日本の笛＞（北原白秋／平井康三郎）『白いけものの伝説』（林光）椎葉＜鶴富姫物語＞による『黄金の国』（青島広志）原作：遠藤周作『カイロの鵞鳥』（モーツァルト）『クリスマスの妖精』（プフィッツナー）『シュフルーリさんのコンサート』（オッフェンバック）を、それぞれ抜粋で。珍しいオペラを上演するのが売りだった、かつての東京室内歌劇場。さすが、マニアックな作品ばかりです。『カイロの鵞鳥』はモーツァルトが途中で書くのを止めてしまった未完の作。監修・構成の青島広志氏の解説のおかげで、大変楽しく聴くことができました。シャンソンフランセーズでお馴染みの大津佐知子さん、中島佳代子さんを含む14名の歌手、それから全曲を弾ききったピアニストの朴令鈴さん、素晴らしかったです。朴さんが金子美香さんと演奏しているCDを販売してたので購入。こちらも素晴らし。

  2019年01月30日

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  アメリカ・イギリス歌曲集☆藤井多恵子編

  藤井多恵子先生が歌曲集を出版されました。アメリカ・イギリス歌曲集（ドレミ楽譜出版社）宗教曲、民謡、古謡、歌曲、ポピュラー、ミュージカル、オペラ、オペレッタといった広いジャンルから、なぜか日本では余り有名でない曲を中心に厳選された33曲が収められています。コープランドの " I bought me a cat " やコーヴンの " Oh,promise me! " 、カーンの " Smoke gets in your eyes " が載ってる〜ヘンデルのオペラ「セメレ」 、フォスターのオペラ「ロメオとジュリエット」など知らない曲も載ってます。日本語の歌詞も付いているので、色んなシーンで歌えそうです。藤井多恵子先生は87才。（HPでご年齢を明かしてらっしゃるので、ここに書いても大丈夫でしょう。）もう次の構想も練られているようです！素晴らしい〜

  2019年01月21日

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  歌劇「幽霊屋敷」☆

  今日は、ポーランドの作曲家、モニューシュコの歌劇「幽霊屋敷」のお稽古でした。わたくしは稽古ピアノで入っております。日本初のポーランド語での上演です。お稽古が始まった昨年末はとっても苦労していたポーランド語も、皆様お正月返上で練習されたようでかなり仕上がって参りました。題名はちょっと怖いですが、美しい姉妹と勇敢な兄弟と取り巻く人々の愉快なお話です。ポーランドらしいリズムに溢れていて、メロディーも綺麗な曲ばかり。お時間ございましたら、是非お聞き頂きたいです！詳しくは東京室内歌劇場HPをご覧くださいませ！

  2019年01月19日

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  汐留ベヒシュタインサロン☆

  以前から気になっていたベヒシュタインサロンで自主練して参りました。学生の頃からお世話になっている先生がかつてご自宅に持ってらしたピアノ、それがベヒシュタインでした。ウィーンから持って帰られたという年代物のピアノでしたが、学生の頃のわたくしにはそのピアノの音色を引き出すといったテクニックはなかったため、どんなピアノだったのかほぼ記憶になくて残念。最大80席のサロンです。触った途端に、その軽やかなタッチと音色にフォーリンラブスタインウェイの鋼の強さ、ベーゼンドルファーのいぶし銀とは全く違う、しなやかさ。弾いてて楽しいノンストップで２時間、あっという間に過ぎてしまいました。それになんとこのピアノ、矢野顕子さまも弾かれたのです！あっこちゃんの弾いたピアノに触れることができる日が来るなんて！！感動です。来日時には汐留のサロンに試弾に来られ、ベヒシュタインを1台お買い上げになったとか。さすがです。わたくしは・・・まずベヒシュタインを置ける家に引っ越ししなきゃ。

  2019年01月14日

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• 左手のピアノ国際コンクール☆

  BS1スペシャル「私は左手のピアニスト〜希望の響き 世界初のコンクール」を見ました。昨年11月大阪府箕面市で行われた、左手のピアニスト智内威雄氏立ち上げの「第１回 ウィトゲンシュタイン記念 左手のピアノ国際コンクール」を追ったドキュメンタリー番組です。コンクールは二つの部門に分かれていて、プロフェッショナル部門22名､アマチュア部門28名の応募があったそうです。初日はプロフェッショナル部門予選、二日目はアマチュア部門、そして三日目にプロフェッショナル部門本選というスケジュールでした。ウィトゲンシュタインは第二次大戦で右手を失ったピアニストで、終戦後、彼のためにラヴェルやプロコフィエフが左手のための作品を作曲しています。アマチュア部門の男の子の演奏が耳に残っています。今二十歳のその方は、4歳の時に脳腫瘍の手術を受け、後遺症で右半身が麻痺。リハビリの一環としてピアノを習い始めたところ、ある曲に出会ったことでその曲にのめりこみました。その曲は、カッチーニ「アヴェマリア」（吉松隆編曲）。一音一音、なんと大切に奏でることか。感動的でした。結果発表では残念ながら入賞できず。その時彼のもらした一言も印象的でした。「もっと難しい曲じゃないとダメか・・・」コンクールでは当然難しい曲を完璧に弾くことが求められますが、難易度と音楽は関係ないとわたくしは思います。（彼は後日、特別賞をもらうことになりました。よかった。）実はこのコンクールのプロフェッショナル部門で優勝した高岡準くんは2006年（だったか？）にザルツブルクへ短期留学した時に同じ門下でした。彼はまだ芸大の1年生でしたがベートーヴェンのソナタをそれは見事に弾いて驚いたものです。その後、連弾で共演させてもらったこともあります。数々のコンクールで優勝して大学の講師になったと聞いていたので、順風満帆なピアニスト人生を歩んでいるとばかり思っていました。最初、右手の不調はごく身近な先生や友人にしか話すことができなかったそうです。今回、このコンクールに出場することでいわばカミングアウトすることになってしまい、今後の仕事に差し支えるのではないかと少し不安になったそうです。でも彼の音楽性は絶好調の時より深まっていました。（「不安を感じたけど、多分悪いことにはならない」と語った時の笑顔が素敵でした）それにしても、左手だけで弾くのって本当に難しそう！3位入賞の瀬川泰代（広島出身！）さんのコンサートの様子が最後に放送されましたが、素晴らしいテクニックでした。無駄のないスムーズな運指。音楽も抒情的でした。彼女は笑顔も抜群でした！いつか生で聴きたいです。

  2019年01月08日

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  あけましておめでとうございます☆2019

  穏やかな新年の幕開けでした。 近所の八幡様へ初詣に行きました。 干支おみくじは大吉！ 喜びを持って、新しいことを模索する1年としたいと思います。 本年もどうぞ宜しくお願い致します！

  2019年01月02日

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  シャンソンマガジン☆ライブレポート

  今年も残すところ明日1日となりました。本年はシャンソンフランセーズを３回も、そのほかにミュージカルソングのコンサートの企画もさせて頂いたり、今まで余り機会のなかったオペラに携わったり、合唱団の定演で弾かせて頂いたりと変化に富んだ一年でした。健康に過ごせて本当によかったです。「春の祭典」を連弾で弾きまくるってのもありました。あれも面白かったな。10月のシャンソン・フランセーズのライブレポートがシャンソンマガジンに載りました。NAOKOさんがとても上手にまとめて下さいました。これを読んだ方はきっと興味を持ってくださるはず。ちなみに来年は11月12日（火）開催予定です今年もおかげさまでいい一年でした。応援くださった皆様、どうもありがとうございました。よいお年をお迎えくださいますように！

  2018年12月30日

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  ももクリ2018☆

  行って参りました、ももいろクローバーZのクリスマスコンサート略してももクリ！ さいたまスーパーアリーナ2daysの2日目です。 今回は " DIAMOND PHILHARMONY -The Real Deal- " の 副題の通り、いつもの「ダウンタウンももクロバンド(DMB)」11名に加えて86442のstrings(第1vlが8名、第2が6名、以下ヴィオラ、チェロ、コントラバス) 合計35名もの大編成をバックに冬の名曲をメインにしたセットリスト。 いや〜、素晴らしかったです。 17:45開場19時開演ですが、17時前には会場に到着。開場前にイベント会場で腹ごしらえ。 何度も見かけた巨大なしおりん。 コンサート終盤では松崎しげる氏が登場して、来年8月明治座であーりん主演の舞台が決まったことを「愛のメモリー」のメロディーに乗せて告知。 あーりんがお姫様とねずみ小僧をやるそうです。 会場を後にしたのは23時近く。 3時間半ノンストップのコンサートでした。 ももクロちゃんてやっぱり凄い！ 皆んな笑顔でさいたまスーパーアリーナを後にしたのでした。

  2018年12月26日

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  NAOKO CHRISTMAS CONCERTからの☆

  シャンソンフランセーズでお馴染みの大津佐知子さんと一緒に、恵比寿 VAGABOND へ NAOKOさんのコンサートを聴きに行きました。天井にサンタさん。ピアノは、しゃべるとほんわか、いつも癒される志村百子さん。クリスマス曲、シャンソン、クラシック、ファド・・・と様々なジャンルの歌が並びました。NAOKOさんとご一緒した「サイレント・イヴ」、YouTubeに上げてました。2009年の録音です。今回も歌われました。ゲストの浜田真実さんの朗読は2篇。ムーミンて冬眠するんですって。冬眠中に目が覚めて、それきり眠れなくなったムーミンのお話『ムーミン谷の冬』、そして浜田さんが厚生労働大臣賞を受賞されたエッセイ『寄り添う眼差しに』、両方とも心に残りました。コンサート鑑賞後は渋谷タロスへ。かつての同僚と忘年会です。と言ってもこじんまりと４人の女子会。白ワイン。美味しかった〜。マグロのトリッパ！これまた美味！トリュフ。黒と白の香りの差を体感させてくれました。白トリュフたっぶりのリゾット。美味しくないわけがない。18時に入店した時点で結構混んでいましたが、19時には満席。なかなか料理も出ないほど賑わってました。たくさんお喋りもして、全員大満足の一夜でした。

  2018年12月24日

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  カルメン@アルテリーベ☆

  無事終演いたしました。アルテリーベは大入満員。ご来場誠にありがとうございました！語りとセリフで繋ぐカルメン。のっけから大盛り上がりでした。カルメン:久利生悦子ホセ:安藤英市ミカエラ:富永美樹エスカミーリオ:上田誠司語り:吉田昌美開場前のアルテリーベ。これなーんだ。エスカミーリオが闘牛士の歌を歌う時にお客様に振って頂いた赤い布でした。上田誠司さんは武蔵野音大の後輩、期待の若手です。お色気ムンムンカルメンは、今年２度シャンソンフランセーズでご一緒した久利生悦子さん。ホセは初めましての安藤英市さん。ミラノで１０年お勉強され、帰国後多くのオペラにご出演。カルメンにも精通されてらして、いろいろ教えて頂きました。エスカミーリオともラブラブ。６月にリサイタルをされた富永美樹さんの可憐なミカエラ。ホセとの恋の終わりに涙するお客様も。語りは女優の吉田昌美さん。台本作りにたくさんアイデアをくださいました。今回はハイライトだったので全曲でありませんが、コンサートで１本のオペラを通して弾くのは初めてでした。ビゼーの音楽はどこを取ってもキャッチーでメロディアス。とてもいい経験となりました。終演後はアルテリーベの社長にすしざんまいをご馳走になりました。美味し。ビールとワインでほろ酔い気分で新橋を後にしたのでした。80分くらいにギュッと凝縮した「カルメン」ハイライト。どこかで再演できたらいいな。

  2018年12月22日

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  差入れ〜☆

  18日は新橋のアルテリーベでカルメンハイライト本番です。 差入れがこんなに。 稽古も捗りました！

  2018年12月14日

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• M&Oplays produce☆ロミオとジュリエット

  本多劇場にて観劇。宮藤官九郎演出です。ロミオは三宅弘城（50歳）。前髪クネ男（「あまちゃん」の）こと勝地涼（マキューシオ／グレゴリー／ジョン／楽士／夜警）も長身イケメン阿部力も出てるのに三宅弘城。ほぼ引きこもりのロミオ役がぴったりでした。ジュリエットは森川葵。（ももクロちゃんと同じスターダストプロモーション所属）初めて知った女優さんですが、顔ちっちゃい！ひたむきな演技に惹かれました。ティボルト／召使い／楽士／夜警：皆川猿時ベンヴォーリオ／楽士：小柳友パリス／モンタギュー夫人：阿部力大公／ピーター：今野浩喜助詞役／モンタギュー／ティボルトの仲間／薬屋：よーかいくんバルサザー／ティボルトの仲間：篠原悠伸ジュリエットの乳母／エイブラハム：安藤玉恵キャピュレット夫人：池津祥子キャピュレット：大堀こういちロレンス神父／サムソン：田口トモロヲ演出：宮藤官九郎翻訳：松尾和子セリフはほぼシェイクスピアの原典通り。でもなんだか違ったものを見せられた気分です。面白かった〜。２時間１０分休憩なしでも飽きることはありませんでした。役者さんてほんとに凄いなとも思いました。声がよく通るし、無駄な動きがない。最近、演奏する姿も美しくなければと研究中なので大変参考になりました。しかも初本多劇場でした。また見に行こ。

  2018年12月12日

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  師走ですねえ☆

  もう12月も5日が過ぎました。今月は本番こそ少ないですが、ミュージカルソングの教室の発表会の準備などで音源を聴いては楽譜を書く作業が地味に続いております。18日はアルテリーベでオペラ『カルメン』ハイライト。お陰様でお席は全てご予約でいっぱいとなりました。ありがたや。今更ながら、『カルメン』てキャッチーな曲で溢れてますね。本番はピアノヴォーカルスコア（オーケストラをピアノにアレンジした楽譜）で演奏しますが、できるだけオーケストラのサウンドに近い音を出したいものです。やっとフルスコアを入手しました。スコアを参考に、どの楽器がどのフレーズを担当しているのかチェックします。それだけでもサウンドが違ってくるのです。しかしフルスコアは重い。

  2018年12月05日

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  映画『バルバラ〜セーヌの黒いバラ』☆

  Bunkamuraル・シネマでマチュー・アマルリック監督、ジャンヌ・バリバール主演『バルバラ〜セーヌの黒いバラ』を見ました。いわゆる主人公の生涯を辿るものではなく、バルバラを演じるバリバールと監督（バリバールの元夫）が一本の作品を作り上げる過程を通じてバルバラという人間が浮かび上がってくる、そんな映画でした。ユダヤ系だったためナチス・ドイツによるフランス占領時代に国内外を転々としたことや父親との確執などには一切触れられていませんでした。バリバールのバルバラ成り切り度が凄かったです。アマルリック監督のバルバラへの思い入れ度も。来年のシャンソン・フランセーズのヒントを得られたかも。映画鑑賞後はマークシティのそばのイタリアンへ。イタリア語教室の先生のお勧め、サルデーニャ島の家庭料理のお店『タロス』。本日のお勧めパスタの「ずわい蟹のリングイネ」。お勧めのワインはどれも個性的で美味しかったし、接客が素晴らしかったです！

  2018年11月18日

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  キーシン！☆

  ４年ぶりの来日公演へ行って参りました。会場は久しぶりの東京芸術劇場。チケット発売当初はベートーヴェンの「ハンマークラヴィア」がプログラムのメインだったのですが、変更のお知らせが来たのは一ヶ月位前だったか。その時はとってもがっかりしたのですが、蓋を開けてみたらラフマニノフの前奏曲の方がむしろよかったかも。今回は奮発して１階J列という結構前のお席を確保。芸劇の大ホールはピアノリサイタルにはちょっと大きすぎて、遠い席だと堪能できないかなと。前半のシューマンのソナタ３番は、ついこの間ポリーニも演奏した大曲。実はわたくし、この曲は余り知らないのです。自分で弾いたことも全くないし。技術的にめちゃくちゃ難しいし、内容も難解であると再認識しました。多分これから先、弾くことはないだろうな〜。後半はラフマニノフの前奏曲。1曲目から、ロシアの広大な大地が目に浮かぶようでした。紡ぎ出される音の、なんと陰影に富んだこと！キーシンの名演を聴くと、ついつい自分も弾いてみたくなるのですが、実際にはラフマニノフはなかなか手に負えなくて残念。でも、１小節ずつクリアして行けばいつか通して弾ける日が来るはずなんだよな〜なんて思いました。アンコールには「トロイメライ」、キーシンオリジナルの「タンゴ・ドゥ・デカフォニック」（プロコフィエフを彷彿とさせるロシアン和声が印象的）、「英雄ポロネーズ」の３曲。「英雄ポロネーズ」はアンコールらしくイケイケな演奏で、会場のボルテージが一気に上がりスタンディングオベーション。どうやらわたくしの初キーシンは1988年だったようです。それ以来、全公演に行ってるような気がします。キーシンと喋りたいためにロシア語を習っていたキーシンファンの友人に連れられて行ったのが始まりだったはず。芸劇の公演の時、その友人と出待ちしたことが懐かしいです。当時は出待ちする人も少なくて、彼女はちゃっかりサインをもらっていたなあ。ホールを出たのは２１時３０分。あっという間にでした。

  2018年11月16日

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  Love Bernstein☆二期会 英語の歌研究会コンサート

  二期会 英語の歌研究会主催『Love Bernstein 〜20世紀を駆け抜けた L.バーンスタイン 生誕100年を祝して』無事終了いたしました。音楽監督：佐橋美起氏制作監督：泉山淳子氏監修はバーンスタインとハグしたことのあるレジェンド・ソプラノ歌手、藤井多恵子先生。前半は二期会ピアニストの原島慈子先生のピアノでミサと歌曲など、後半のミュージカルはわたくしが弾かせて頂きました。オープニングは小針絢子さんで " A Simple Song（シンプルソング） "。本当にシンプルで、誤魔化しようのない名曲を素晴らしく歌われました。藤平朋子さんの " It's Gotta Be Bad to Be Good（よくなるためには悪くなきゃ）"、初めて聞いた曲でしたがかっこよかった〜。毎年ご一緒してるCheers（大田中早苗さん、小針絢子さん、西野伸子さん）の歌った " To My Dear and Loving Husband（私の愛する旦那様へ）のハーモニーはとってもきれいでした。照明も入って雰囲気もバッチリ！後半はテノールの樋口達哉さんの " New York, New York " (On The Town)で幕開き。樋口さんは大学の後輩。スター歌手になった今でもわたくしのことを覚えててくれて嬉しかったです。鈴木美也子さん、藤原映子さん、川口美和さんの " Carnegie Hall Pavane（カーネギーホール舞曲）" は楽しく、佐橋美起さんの " One Hundred Easy Ways（男に嫌われる100の方法） "(Wonderful Town)はコメディエンヌっぷりが素晴らしかったです。コンサートの締めはキャンディードより " Make Our Garden Grow（庭を育てよう）" を全員で。藤井先生のセリフ " Any Question? " はとても含蓄がありました。聴きにいらしてくださったお客様から「愛溢れるコンサートだったね」とお言葉を頂き、大変嬉しかったです。最後はみんなで。竹村靖子先生の背後から顔を出しているのがわたくし。今回は赤毛にしました。バーンスタインの生誕記念の意義あるコンサートに参加させて頂き、幸せな音楽の時間でした。またご縁があるといいな。

  2018年11月04日

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  シャンソン・フランセーズ7〜La vie☆終了しました

  東京室内歌劇場コンサート クラシック歌手によるシャンソン・ショウ〜シャンソン・フランセーズ 7 La Vie（人生）、終わりました〜。企画、構成、制作、頑張りました！おかげさまでたくさんのお客様にご来場いただき、終演後は「面白かったよ」といっぱいお声を頂きました。皆さまが笑顔でお帰りになられるのを拝見して、本当に嬉しかったです！今回は「場末のバーで歌う老歌手の見た人間の生き様」として様々な歌を綴る趣向でした。老歌手役は我らが「ちぃ姉さん」ことメゾソプラノの三橋千鶴さん。第一声はこの方を置いて他にいません！ちぃ姉さんの台詞「あったさ、わたしにもうら若い乙女の時代が」でピンクのワンピースをまとったキュートな植木稚花ちゃんが登場してヴァルタンの ”しあわせの2分35秒” をヴァイオリンの "にっしー" こと西田史朗さんと絡みながら歌う・・・。そんなオープニングでした。にっしーとは今回初めて共演させて頂きましたが、何も言わなくても実にいい感じで歌につけてくださる熟練のヴァイオリニストです。これまで何度も採り上げている "侯爵夫人さま、すべて順調でございます" 、今回は初参加のテノール碓氷昂之朗くんが初の女装に挑戦です。第２メイドは "侯爵の愛人" という設定のメゾソプラノ・久利生悦子さん。後半で "想い出のサントロペ" を歌ってくださいました。第３メイドは関定子先生（"こう見えて新人。以前どこで何をしていたかは不明"という設定）！このためにメイド服を購入してくださいました。ちぃ姉さまとにっしーも加わって。死んだはずの馬と侯爵夫人のツーショット。前々回好評だった "ふたりの天使" 再び。安定のデュエットはソプラノの大津佐知子さんと中島佳代子さん。セシボンはコーラス付き。稚花ちゃんの振付でセクシーに。トリコロールカラーの衣装が素敵〜。左から大津さん、バリトンの和田ひできさん、稚花ちゃん。和田さんのフランス語は本当に美しい。後半の見せ場は何と言っても「関定子ショウ」！黄金に輝くドレスに赤茶のドレッドっぽいカツラの関先生がミラーボールの光の中で素晴らしい歌を聴かせてくださいました。あの存在感。あんな風になりたい〜。かっこいい！関先生と全出演者による "サントワマミー" から、昭和歌謡 "恋の季節" へなだれ込み、ソロのラストは大津さんの魂の叫び "私の神さま" 。勤続50年のメイド総括やらいろいろ経て、最後決めてくださいました！素晴らしかったです。"恋の季節" の振付は大津さんでした。終演後はお約束となった集合写真。わたくしのお隣は "ある古い歌の伝説" できれいな高音を聴かせてくださった福田美樹子さん。"キャバレーの女" ではシルクハットにステッキで魅せてくださったちぃ姉さんと。かっこよかった〜。憧れの方です。今回も全て出し尽くしました！来年こそ、ネタ切れかも〜〜関先生にCD頂いちゃいましたある時期、10年以上続けて毎年CDをリリースされていたと伺い、驚きました。また、真剣にお稽古に臨まれるお姿に感銘を受けました。普段の姿勢があるからこそ素晴らしい歌が歌えるのですね。今回は特に収穫の多いシャンソン・フランセーズでした。ご来場のお客様、歌手の皆さま、室内歌劇場の米田さん、木村さん、ステマネの堀井さん、伝承のスタッフの方々、幸せな時間をありがとうございました！

  2018年10月27日

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• 第58回 三友合唱団定期演奏会☆終わりました〜

  去年から伴奏させて頂いている合唱団の定期演奏会、無事終わりました。大学生の頃、入間市混声合唱団の伴奏をさせて頂いてたのですが、それ以来の合唱団の定期演奏会でした。（今思えば、なーんにも知らない学生によく弾かせてくださってたなあと思います。知らない強みもあるので、あれはあれでよかったのでしょう。）今回の会場は日本橋公会堂。こちらは14年前に東京室内歌劇場の公演「天国と地獄」で弾いて以来。あのときと同じベーゼンドルファーでした。流石にオーバーホールはしたようでしたけど。プログラムの前半は日本語の歌。林光編曲の「日本叙情歌曲集」より、箱根八里、中国地方の子守歌、椰子の実、浜辺の歌、早春賦、ペチカ、待ちぼうけ、この道。早春賦にはピアノのカデンツァの部分があって自作したのですが、結局譜面に起こすこともなく即興をご披露してしまいました。録音には残りますがお客様には一度しかお聞かせしないので、まあいっか。2曲目は大中恩「風の歌」。ザ・昭和の合唱曲！大中恩先生と言えば「犬のおまわりさん」。出だしの進行が「犬のおまわりさん」と同じところが愛らしい曲でした。とてもピアニスティックで派手なのに、根底は「犬のおまわりさん」なの笑後半はシューベルト「ミサ曲 第２番 ト長調」なんでも、シューベルト18才の作らしいです。学生の時、武蔵野の声楽の学生の学外の合唱サークルに所属してたのですが、1回だけ出演したコンサートでこの歌を歌ったような気がします。伴奏を弾いたような、いや歌ったような・・・記憶があいまいです。ですので、今回新鮮な気持ちで臨むことができました。この曲は、ピアノとエレクトーンの２台で伴奏。エレクトーン奏者の塚瀬万起子さん、素晴らしかったです。独唱は、ソプラノ：赤池優さん、テノール：鏡貴之さん、バス：福山出さん。ブラービ。指揮は、8月に明治生命館のミュージカルナイトで「時が来た」を歌ってくださった北村哲朗さん。団員の皆さんは前半は黄色いネクタイとブラウスで明るく、後半では女性は水色のブラウスでシックに。「日本叙情歌曲集」、よく暗譜されたと思います。アカペラも多いし、難しい編曲でした。「風の歌」はテンポがコロコロ変わるし。シューベルトはテノールパートがとても音が高くてきつかったそうです。全体を通して、とてもいい演奏会でした。終わってホッ。明日はシャンソン・フランセーズの最終稽古です！

  2018年10月21日

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• ヤマハエレクトーンシティ☆

  明日は伴奏させて頂いている三友合唱団の定期演奏会。後半のシューベルトのミサはエレクトーンとピアノの２台で伴奏します。エレクトーン奏者は前職場の同僚だった塚瀬万起子さん。偶然ご一緒できることになり、とても嬉しいです。彼女は大変優秀で、オペラなどの伴奏で全国を飛び回る売れっ子です。彼女にも来てもらって、最近渋谷から目黒に移転したヤマハエレクトーンシティでリハーサルをしました。普段ピアノでは出せない、ティンパニの音に団員もびっくり。迫力あるサウンドをお聞かせできそうです！第58回　三友合唱団定期演奏会2018年10月20日（土）14時開演中央区立　日本橋公会堂（日本橋区民センター４階）▪︎ 林光 編曲／混声合唱による「日本叙情歌曲集」▪︎ 大中恩／混声合唱組曲「風の歌」▪︎ シューベルト／ミサ曲 第2番 ト長調指揮：北村哲朗／ピアノ：田中知子／エレクトーン：塚瀬万起子ソプラノ：赤池優／テノール：鏡貴之／バス：福山出協力：ヤマハエレクトーンシティ入場料：1000円

  2018年10月19日

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  シャンソン準備中☆

  シャンソン・フランセーズ本番も近づき、お稽古も佳境に入って参りました。今回は衣装作りまでしております！今回の侯爵夫人さまの胸囲は1m越えなので、ドレスの下に着るキャミソールをチクチク。手縫です〜肩紐だけで1時間かかりましたお裁縫は本当に苦手です。よく頑張った、わたくし。24日は伝承ホールにぜひお運び下さいませ！詳しくはこちら妄想の翼を広げてお待ちしております！

  2018年10月14日

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• マウリツィオ・ポリーニ☆

  サントリーホールにて聴いて参りました。チケットは完売、場内は活気にあふれていました。男性客が多いのも印象的。小学生くらいのお子さん連れのお客さんもちらほら。生身の演奏を体感することは、一生の思い出になることでしょう。もしかしたらその子の人生を変えちゃうかもしれません。プログラムはシューマン： アラベスク op.18シューマン： アレグロ ロ短調 op.8シューマン： ピアノ・ソナタ第3番 ヘ短調 op.14 [1835/36年初版]（管弦楽のない協奏曲）ショパン： 2つのノクターン op.55ショパン： ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 op.58アラベスクの最初の１音でうるっと来てしまいました。たくさんのCDを聴いてきました。ショパンエチュードやプロコフィエフのソナタ、ストラヴィンスキー「ペトルーシカ」、デビュー当時のベートーヴェンのコンチェルトも。1960年にショパンコンクールで優勝してから、ポリーニはずっとポリーニでした。毎日怠ることなくピアノと向かい合って来た結果が、今日ここに現れる。その年月を思うと、胸に迫るものがありました。ショパンのソナタは今まで一体何度弾いてるのでしょう。クラシックの作品には、年月を重ねれば重ねるほど味わえる深みがあると改めて思いました。ポリーニはすっかりおじいさんになっちゃったけど、自分だって同じようなもの。飽きもせず繰り返しCDを聴いてた頃が懐かしく思い出されました。そう、ポリーニはわたしの青春そのもの。

  2018年10月08日

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  シュール過ぎるメリーウィドウやら☆

  過日、東京室内歌劇場「黄昏のメリーウィドウ」を見ました。場所は豊洲シビック。 初めて降りた豊洲駅は子供の頃に漫画などで見た近代都市のようでした。どっちが南なのか北なのか、全然分からなかった…(^^; で、「黄昏」。 舞台は高級老人ホーム、そこに入所するご老人と取り巻く人々のドタバタオペレッタに仕上がっておりました。 大先生が車椅子に乗せられて若い女子のヘルパーさんにクルクル回されたりと、シュールな演出でした。 シャンソンフランセーズ常連の三橋さんは掃除婦にぇ婆、和田さんは施設のオーナー、などなどどこをとってもクセしかない出演者。 大変面白かったです。 それが月曜日で、水曜日はミュージカル「タイタニック」鑑賞。新しくなった日本青年館にて。 初演と比べて随分縮小されてましたが、やっぱりイェストンの曲は素晴らしかったです。 シャンソンフランセーズのお稽古もしつつ、 今日はこれから、2年前に体調不良で泣く泣く諦めたポリーニです！！

  2018年10月07日

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  29ON!☆

  声楽家の皆さまと会員制の焼かない肉のお店「29ON」へ。（会員制ってどうゆうこと？）と思ってましたが、行ってみて納得。肉の概念を覆す美味しさでした。この中に、とろける肉のドレスをまとったシャリが。お肉にあった日本酒をいただけます。これはカモ。部位によって温度や時間が異なるようですが、だいたい60度くらいの低温で３時間以上加熱するのだそう。柔らかくて、旨みが凝縮されたお肉は大変美味しかったです。なかなか予約が取れないようですが、年内にもう一回行きたい！

  2018年10月01日

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  太田豊 雅楽リサイタル VOL.1☆

  知り合いの勧めで雅楽のリサイタルなるものに行って参りました。場所は日暮里サニーホールコンサートサロンです。ここへ来るのは今月3回目。会場は横使いで、入って右手が舞台でした。緑の敷物が敷かれ、脇には太鼓らしきものなど並んでいました。演目は催馬楽（さいばら）「更衣（ころもがえ）」盤渉調（いちこつちょう）「春鶯囀遊声（しゅんのうでんゆうせい）」舞楽「陵王一具（りょうおういちぐ）」前半が拍子（歌みたいなもの？）と笛、後半が舞いでした。邦楽の方と以前にご一緒した時も思いましたが、とにかく無駄な動きがない。体幹がしっかりしている印象でした。後半の舞いは30分以上かかる大作でほぼ同じ動きの繰り返しなのですが、感情の変化が感じられました。なんとも不思議な感覚。今回、雅楽の知識ゼロで出かけましたが、それでも休憩込みで90分の舞台を全く飽きることなく鑑賞できました。

  2018年09月29日

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  プーリア料理！☆

  旧友と食事へ。南麻布の "アンティキサポーリ" は南イタリア、プーリア州の郷土料理のお店。何でも、前菜をたくさん頂くのが習わしだとか。8種類のAntipasti（前菜）と、Primo piatto（パスタ）、Secondo piatto（お魚）をいただきました。ひよこ豆のブルスケッタ。チーズと生ハム。スプマンテで始めて、ビールに戻る（？）アルコール度数高めの味わいのあるビールでした。オリーブを練り込んだパスタ。メインはカジキマグロ。全体的に味付けはsemplice（シンプル）でした。塩胡椒、あとはオリーブオイルという感じ。digestivo（食後酒）はまさかの飲み放題。しかも3種類。リモンチェッロとリモンチェッロをクリーミーにしたようなのと、amaro（エスプレッソのリキュールみたいなもの）。どれも舐める程度で我慢です。口当たりの良さに騙されたら、家にたどり着く前に倒れます。Dolciも美味でした〜。手前はcannolo。友人の一人が故郷で初リサイタルをしたのでそのお疲れ様会も兼ねていました。美味しいお料理と、尽きないおしゃべり。「10年後、20年後もこうやって一緒に食事したいね！」とお互いの健康を祈念して、忘年会の日程を決めて解散したのでした。忘年会は和食の予定〜

  2018年09月20日

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  シャルル・アズナブール生誕94周年記念来日コンサート☆

  本来5月に開催されるはずだったアズナブールの生誕94周年記念コンサート。腕の骨折のため、昨日に振替となりました。このわずかな期間で本当に回復されるのかちょっと疑っておりましたが、コンサートは水さえ口にしないで歌い、踊り、おしゃべりの110分ノンストップ。NHKホールは熱狂の渦に巻き込まれました。時に声は十分伸びず、舞台上にはプロンプターが置かれていましたが、そんなことは全く気になりません。生で「SHE」や「ラ ボエーム」「帰り来ぬ青春」といった名曲を聞くことができて感動しました。黒ずくめの衣装、でもジャケットを脱ぐと真っ赤なサスペンダー。椅子に腰掛けると、チラッと赤いソックスが見えました。伊達男とはこういう人を言うんだな〜なんて。「私はいつだってぎりぎりの勝負をしている。挑戦こそが原動力。」「歌への情熱も喜びも変わらない。自由に歌い続ける。」とパンフレットに書かれていました。情熱と本当の自由、わたくしも持ち続けたいと思います。（Hayashi international promotion HPより）

  2018年09月18日

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• こんなに痩せてしまったわ☆

  音楽のおくりもの第４回公演『鶴のおんがえし』、無事終了いたしました。副題は「こんなに痩せてしまったわ」。何を隠そう、この副題を提案したのはわたくしでした。チラシを配るたびに、爆笑されていたそうです。それもそのはず、ラストシーンで「こんなに痩せてしまったわ」と切々と訴えるヒロインに、お客様は（どこが！？）と思われたに違いないそれはさておき、今回もソプラノトリオ "Cheers" は素晴らしい歌声を聴かせてくれました。前半は超シリアスだったのに、後半１発目はジャジーなピアノソロからスタート。一変、英語の歌が並びました。なかなかの振り幅でした。そして今日の午後はCheersの三人も所属する、二期会英語の歌研究会のコンサートの稽古です。こちらはオール バーンスタイン！11月3日伝承ホールです！その前にシャンソンフランセーズが10月24日です。こちらもやっと楽譜を書き終え（ヴァイオリンの譜面はまだですが、とりあえず歌は全部渡しました！）、全員揃っての稽古をしたところです。今年もアッと言わせることができるのか・・・。乞うご期待っ！

  2018年09月16日

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  新しい能力を手にいれた！☆

  明後日はCheersの3人（大田中早苗さん、小針絢子さん、西野伸子さん：全員ソプラノ）のコンサート本番です。前半はいたって真面目に日本語の歌を、後半は少しくだけて英語の歌というプログラム。絶妙なアンサンブルに仕上がっています。男声ゲストにテノールの伊藤力さん、川野名康夫さん、バリトンの吉田侍史さんをお迎えして、聞き応え十分です。日暮里サニーホールコンサートサロンにて19時開演です。まだチケットございますので、お時間ある方は是非。並行して来月のシャンソンフランセーズの合わせも始まっております。これまで手書き一辺倒だった楽譜、とても使いやすい無料ソフトを教えていただいたので使っております。MuseScore。こりゃ便利！

  2018年09月11日

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  万年筆女子会コンサート☆写真

  フォトグラファーの井上亮さんの撮ってくださったお写真、とってもいい感じなのでご覧ください。２階に控え室があるのでこういうアングルも撮れるのです。後半も頑張るぞ！おー！和気あいあい。折角だからちょっと面白いのも撮っとこう。来年のチラシに使えそう！とメンバーが言ってたので、きっと来年も開催されると思います。今度は何が飛び出すか、楽しみです

  2018年09月01日

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  万年筆女子会コンサート☆無事終了〜

  万年筆LOVEの歌手たちによる『万年筆女子会コンサート vol.3』、無事終了いたしました。今回は「世界民謡めぐり〜歌は千年、筆は万年」というサブタイトルの通り（毎回サブタイトルもいい感じです！）、いろんな国の民謡が並びました。大津佐知子、末吉朋子、中島佳代子、橋本美香（以上ソプラノ）、そして唯一のメゾソプラノ田辺いづみという5人の歌手たち。今年も個性的なソロとアンサンブル、そして息の合った美しいアカペラを聞かせてくれました。王道あり、変化球あり、軽妙なMCでお客様と一緒に時を刻んで行く・・・そんなコンサートでした。わたくしはソロで「黒い瞳」を。いろんなアレンジがありますが、今回は自分でアレンジしたものを演奏いたしました。ラフマニノフのプレリュードっぽく始め、フリオ・イグレシアステイストもふりかけ、知ってる人は思わず笑っちゃうようなアレンジになったと思います。聞きに来てくれたソプラノ歌手の植木稚花ちゃん（10月のシャンソンフランセーズに出演致します）が撮ってくれた終演後の集合写真。なかなかよい雰囲気です。

  2018年08月27日

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  This is the moment〜クラシック歌手による華麗なミュージカル・ナイト☆

  明治生命館ラウンジでのコンサート、無事に終わりました！二重橋前駅直結、丸の内MY PLAZA 内にある明治生命館は重要文化財に指定されています。石造りの荘厳な佇まいでした。「クラシック歌手によるミュージカル」、やってみたかったのです！ここでコンサートをしませんか、とお話を頂いてすぐ、11月3日に伝承ホールのバーンスタインのコンサートでご一緒する二期会 英語の歌研究会のメンバーの佐橋美起さん、小針絢子さん、藤原映子さん、西野伸子さんと、去年から伴奏をさせて頂いている合唱団の指揮者の北村哲朗さんにお声をかけました。皆さん、実力のある方ばかりです。真夏のこの時期、お客様にお越し頂けるのか心配しましたが、蓋を開けてみると席が足りないほどの大盛況でした。200名以上ご来場頂いたそうです。ピアノはスタインウェイ。調律師さんが、6月の富永美樹さんのリサイタルの時と同じ方でびっくりでした。あの時のピアノ（Hakuju Hall）がとても弾きやすかったので、同じ方で安心しました。リハーサルの時よりは多少デッドになりましたが、それはよく響く空間でした。お客様がとても集中して聞いてくださったお陰で、わたくしたちも音楽に没頭できました。楽しかった！そして翌日は土曜日の万年筆女子会コンサートとシャンソンフランセーズの稽古に行ったのでした。止まったら死ぬのか？笑聞きに来てくれた小学校の同級生で「たまミュージカルシンガーズ」メンバーのMちゃんから頂いたお写真。ありがとね〜。

  2018年08月20日

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• ブレない女（ひと）☆林千恵子 Ensemble32

  メゾ・ソプラノ歌手の林千恵子さんとクラリネット山根孝司さん、ピアニスト稲垣聡さんのグループ「Ensemble32（アンサンブル・トラント＝ドゥ）」を聞いてきました。会場は間もなくクローズしてしまうという南麻布セントレホール。千恵子さんはパリ在住で、××年前初めてパリに遊びに行った時にお世話になりました。アフリカ料理屋さんに連れて行ってもらって、血の滴るソーセージやクスクスを食べたんだったな〜。あの夜のパリの裏通りの匂い、忘れられません。毎年帰国コンサートを開いてらっしゃる千恵子さんですが、なかなか予定が合わなくて演奏を聴くのはとても久しぶり。今回もオール現代作品という、一番最初に拝聴した××年前と全くブレないプログラムでした。フランコ・ドナトーニ『チニス』女声とバスクラリネット（1988）マイケル・フィニスィー『ニューカッスルの絵本』（1990）アルバン・ベルク『４つの小品』クラリネットとピアノ（1913）ジョルジュ・アペルギス『宣伝１、２』（2002 日本初演）ヤーニス・ペトラシュケヴィッチ『秋。入口』メゾ・ソプラノ、クラリネット、ピアノ（2018 委嘱）この流れだと、ベルクがとってもクラシカルに聴こえるという不思議。全曲初聴きでしたが、奏者がそれぞれ大変な実力であることは感じられました。言葉がわかればもっと楽しめたと思います。フランス語とドイツ語の歌詞の曲があったのですが、単語がたまにわかるくらいでした。残念。最後の曲は委嘱作品で、作曲したペトラシュケヴィッチ氏も会場にいらしてました。1978年ラトビア共和国生まれ。現在は故郷で教鞭をとってらっしゃるそうです。終演後、千恵子さんと久々の再会を果たしました。「お互い年とったわね〜！」って、そりゃそうです。わたくしもブレないで我が音楽道を邁進したいと思いました！

  2018年08月12日

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• ハルサイ☆

  過日、ある講座でストラヴィンスキー「春の祭典」（略して「ハルサイ」）をピアノ連弾で弾くお仕事がありました。学生時代、「ペトルーシュカ」はポリーニの弾くピアノソロ版をよく聞いていたので馴染みがあるのですが、「ハルサイ」はなかなか遠い存在でした。作曲家の森垣桂一先生の講座は、ストラヴィンスキーの作曲技法をわかりやすく紐解き、また多くのCDやDVD、自筆譜などの資料を駆使して、とてもエキサイティングでした。1913年完成、この時ストラヴィンスキーは31才！同年パリで初演された時は大ブーイングで大混乱となり、警察まで出動したそうです。ニジンスキーの振り付けは今も受け継がれていてその映像も見せて頂きましたが、確かに衣装は地味だし、動きも風変わりで「白鳥の湖」のようなバレエを期待して行ったら驚くのも無理はありません。しかも音楽は不協和音と変拍子の連続です。その変拍子に合わせて、ダンサーがジャンプしたり回転するのにはびっくりしました。変拍子と言っても、例えば５拍子がずっと続くのではなく、3/16、2/16、3/16、2/8・・・と毎小節変わります。それがアットランダムに組み合わされ複雑なリズムを作り出してるのです。初演は50回以上リハーサルをしたそうですが、そりゃそうだろうなと。複雑なリズムの一方、不協和音の連続のように聞こえる和声は実は古典的手法が取られていることも初めて知りました。何より衝撃的だったのは、曲の最後は70小節余り属音のAが保持され、最後の最後はDで終わること。これってバッハと同じ終わり方じゃないですか！あと、若き日の小沢征爾のライブ映像も素晴らしかったです。死に物狂いで勉強されたに違いありません。どんな天才でも、「ハルサイ」を全部暗譜するのは容易いわけがない。練習漬けで腰は痛いけど、新たな音楽に出会えたので大満足です！ああ楽しかった！

  2018年08月06日

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  #せんがわ劇場☆

  「春の祭典」のことなど書きたいことは色々ございますが、「せんがわ劇場サンデー・マティネ・コンサート シャンソン・フランセーズ クラシック歌手によるシャンソンショウ〜シャンソニエにようこそ」無事終了致しました。終演後のインタビューをせんがわ劇場さんのTwitterでご覧頂けます。おニューの網タイをちゃんと撮影して頂きました！この暑い中、満員のお客様にご来場頂き、演奏中もいいリアクションをたくさん頂きました。ありがとうございました！せんがわ劇場のスタッフさんも短い時間の中、色々なリクエストにすぐ応えてくださいました。ありがとうございました！そして、シャンソン・フランセーズ初回からずっとお世話になってる田辺いづみさん、和田ひできさん、今回も朝から素晴らしい歌をありがとうございました！10月24日のシャンソンも盛り上げちゃうぞ！せんがわ劇場さまFBより拝借したお写真。

  2018年08月05日

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• 人間だもの☆ネルソン・フレイレ ピアノリサイタル

  すみだトリフォニーホールにて聴いて参りました。前半はベートーヴェン「月光ソナタ」と作品110、後半はブラームス作品119、ドビュッシー「水の反映」「金色の魚」、アルベニス「エボカシオン（組曲《イベリア》第1集より）」「ナバーラ」。大ホールはほぼ満席。男性のお客様が多かったです。フレイレはブラジル人。学生の頃、アルゲリッチとのデュオ（南米出身つながり）のCDを繰り返し聴きましたが、何と自由なピアノだろうと思っていました。舞台に現れたフレイレは優しい微笑みに溢れた好々爺といった風情。でも、紡ぎ出す音楽は絶えることなく湧き続ける源泉のようにフレッシュで気づいたら2時間経ってました。最初不思議だったのは、ソフトペダルを踏んだ時のような硬質な音色。ベートーヴェンの110やドビュッシーのレース編み模様のような細かくて繊細なパッセージに焦点を合わせて調律したのかなあ。クリスタルな音を追求したのでしょう。どう調律したらああなるんだろう。不思議な音でした。とっても綺麗なんだけど、キラキラじゃないのです。いぶし銀・・・プラチナ？そんな感じでした。わたくしは作品110が一番印象に残りました。ベートーヴェンの後期ソナタが沁みる年齢になったってことかしら。最後の「ナバーラ」はこれでもか系のヴィルトゥオーゾな曲でした。御年73才。きっとご本人としては衰えを感じることもあるのでしょうけど、超人的としか言いようがございません。アンコールはパデレフスキ「ノクターン」、グリーグ「トロルドハウゲンの婚礼の日」、ヴィラ＝ロボス「小さなピエロの小馬」、グルック（スガンバーティ編）「精霊の踊り」演奏は超人だけど、観客に応えて会釈する姿は人間味に満ちててステキでした。そして今日はある音大の社会人向け講習会の講義で「展覧会の絵」を弾いて参りました。この一週間よく練習しましたが、スタインウェイのフルコンを弾くにはもうちょっと筋肉が必要でした。でも昨夜のフレイレの音がまだ耳に残っていたので、弾きやすくなった部分もあったりしてよい発見ができました。明日は同じ先生の講義で「春の祭典」連弾します！今年の夏は図らずして熱いです！

  2018年08月03日

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• 明治生命館☆

  来月１８日のコンサート、『This is the moment〜クラシック歌手による華麗なミュージカルナイト』の会場を見てきました。明治生命館１階ラウンジでは月に一回色んなコンサートが開かれていて、今日はピアノ五重奏の演奏会でした。響きの感じや動線など、当日いきなりだと慌ただしいので下見も兼ねて。天井は２階くらいの高さで、丸ビルみたいに広すぎないのでマイクなしでもちゃんと歌声が隅々まで届きそう。重要文化財だけあって、重厚な造りです。最寄り駅は二重橋前駅。１番出口を出るとそこが明治生命館。ちょっと奥まったところに透明な自動ドアがあるので、そこから入ってまっすぐ行って左に曲がるとラウンジです。１７時開演、１時間弱の公演で観覧無料です。詳しくはこちら↓をご覧ください。MY PLAZA JOYお待ちしてます〜

  2018年07月22日

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