円と直線
宿題がなかなか終わりません。。。いやー、寝てばっかりだから～（＾＾；）いえいえ、それだけではなく、今回の宿題が私の苦手な『作文』だからなんです。文法問題ならまあまあ楽勝なの。問題に出てくる文章の動詞を活用するとか、前置詞を入れるとか、ある文章を書き換えるとか、それくらいの単品的な文章はむしろ得意。だけど、時制を踏まえてある出来事や出来事の流れを語るのはすっごく苦手！ラテン語系の言語では、時制が全ての鍵を握っています。動詞のどの変化活用を使うかによって意味が違ってくる・・・はっきりと言わなくても、その活用を使ったということで表現している意味があるのです。その違いを理解して使いこなすのはとっても難しい！フランス語でもかなりこの辺が苦手でよく理解していなかったのが、ここにきてまた露呈してしまいました（やば～）。適当に使ってても全然OKで通じるからね！学校の外では活用さえ間違えなければそこまで誰もチェックしないし。もともと私は、構想を練ってレジュメを作ってから膨らませるという手段をとるっていうこと自体が苦手なの。書きながらまったく違うことを書くことになっちゃったりするのです。書きながらだんだんと全体がまとまっていく、っていうかんじ。（T T)整理・分類が苦手なのでしょう・・・それでもって動詞の時制が、また構想とは別の問題として存在しているからややこしいわ～。今回も作文を書きながら、現在形と過去形の渦にまきこまれ・・・もう時間の概念が日本語と最初から違うので、自分でもなんか変？どの活用を使う？などと考えながら書いているのです。なにしろ、なぜその時制を使ったのかはっきりと説明できなければならない・・・すべてに理由がいるの。もうそれだけで、感覚的にしゃべってる私はOUT!ってかんじです。そんなこといちいち考えながらしゃべってないでしょう、普通。話したい内容を忘れちゃう！大体過去形だけでも４種類あって、さらに話法が３種類あって、各話法ごとに過去形の時制が４種類あったり２種類あったり、もうごちゃごちゃです。しかもそれを主語にあわせて６段活用して使わなきゃいけない。気が狂いますって。動詞の時制で何が一番よく分からないのは、ずばり時間の捉え方。時間の捉え方ってやっぱり文化によって違うんじゃないかなあ？それが言葉にも影響してるんだと思う。ラテンの人は時間をコントロールしたいんだって、会話を習っている先生が言っていました。ローマ時代からそうなんだって。戦士の文化だから、コントロールがテーマなんだって。なるほど～、だから直線的な時間の考え方をするんですね。ラテン語の文化では一つ一つをはっきりとしっかりと独立させてつくり、それが集まって全体を構築しています。それが三段論法であり、ギリシャ哲学であり、石の建築物なのでありましょう。それがものすごく堅固な全体像を作り上げていて、取りつく島がない、ってかんじ。悪く言うと頑固なの。じゃあ日本はどうかっていうと、イメージ的には○で、平和なかんじ～なんだけどなあ。直線的な思考ではない気がします。それに日本語の何もかもが曖昧なのは、全てが同時にあるからってかんじがするんだけど。むむむ。自然とうまく共存しながら、さまざまなものの特質を生かして作り上げてきた文化っていうかんじかなー。もっと柔軟で変化できる文化って気がする。だから新しい物好きで、どんどん改良していっちゃうんでしょうね。私自身のことでいうと、やっぱり日本人だからなのか、物事の捕らえ方がすごく曖昧。はっきり一つ一つを理解しながら進むのではなくて、全体のおおまかな形をつかんで、その中から自分なりに一つ一つを整理分類してる、ってかんじ。つまり、一つ一つがそんなに重要なわけじゃなくて、それが集まってできる全体が大事なの。かなり前は細部にばっかりこだわってなかなか全体がつかめなかったんだけど、今は逆かな。まあ、全体が本当につかめてるかどうかは置いといて、自分なりの全体像を大事にしてる。だからやっぱり私の思考はイメージ的には○、円とか球みたいなかんじ。それに対してラテン語の文化は直線的で四角い感じ。ああ、○は四角を包括するのでしょうか、それとも四角に形を変えるのでしょうか？（笑）とりあえず宿題をやってから考えまーす。
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