こざるの宝箱　徒然日記

日曜日は母の日ということで、土日は旅行に出かけるという義母には一足早く今年もお花をプレゼント。
さて、うちのばあちゃん（自分の母）には何にしようか？

以前何気ない会話の中で、「知り合いのお宅でご馳走になった出前の鰻が美味しくて今でもあの味が忘れられない」鰻は好物だけど鰻屋さんは敷居が高いらしく、生まれて此の方1度も食べに行ったことはないと言っていたことを思い出し
実は私も、家で食べる以外は和食レストランか、たまにパパの実家でごちそうになる鰻屋さんの出前でしかいただいたことがなく。

そこで今回は、ばあちゃんと子供達を連れて初めて専門店の鰻を食べに行くことに！
選んだお店は、ネット情報で人気だった立川駅近くの「しら澤」さん。
鮮度に拘り、愛知県産の鰻を毎日4時に起きて捌くのだそう。

詳しくはこちらで　　http://tachikawatimes.com/shirasawa.html/

お店から30ｍ位の無料駐車場（3台分）に車を止めて歩いていくと何とも香ばしい香りが♫
ガラス越しで慣れた手つきで鰻を返している店主の姿を横目に期待を膨らませて暖簾をくぐり。
カウンター奥のこじんまりしたお座敷に案内されて、早速お品書きを。

鰻の高騰でスーパーでも1尾2000円前後するというのに、この価格は申し訳ないくらい良心的。
折角なので特上にしようかと、おかみさんに特上と松との違いを伺ったところ、特上は1、5人前で３枚、松は１人前で２枚ということだったので、ここは欲張らずにうな重の松を注文。

そして、肝吸いとともに重箱の登場！
蓋を開けると香ばしい香りが一気に広がって、見るからに美味しそうな照り艶よい蒲焼！
期待は裏切らず、口に運ぶと驚きの柔らかさで、こんな鰻をいただいたのは初めてと正に感動
どんなに手を尽くしても家でこれだけふんわり柔らかく、まず99％できないでしょう。

ご飯の量は底から２ｃｍほどと少な目でタレも控えめ。ガッツリお腹を満たしたい方には物足りないのだろうけど、この配分こそが鰻そのものをより味わい深いものにしてくれるバランスではないかと箸を進めながら思わされた。
柔らかいだけでなくしつこさのない上品なお味で、評判通りの美味しさに大満足
手間暇かけられ、熟練した職人さんの技に勝るものはなし！

近頃少食のこうたも大好物の鰻をペロッと平らげ、滅多に美味しいと言わないばあちゃんも喜んでくれたよう。

後から入ってこられて隣に座った常連さんらしき品のいい老夫婦は慣れた様子で１.５人前の特上を注文し、更には家で冷凍しておくのだとかば焼きをお持ち帰り。
向かいの席のお客さんは、鰻4枚ご飯と交互に２段重ねされた「殿様丼」を注文。
（6畳ほどに４卓なので話は筒抜け。決して聞き耳を立てているわけでございません）

ご飯の量が想像よりも少なかったので特上でも無理なく食べれたに違いないと、ちょっぴり後悔。

美味しいものにはお酒が欲しくなるけれど・・・。運転があるので飲めなかったのも残念

相変わらず鰻が苦手なあやには大好きな天重を（事前に鰻以外に天ぷらがあることをリサーチ！）
5.6種類？鰻に夢中であまり眼に入らなかったけれど、すごく美味しかったと♡



もちろん、パパにもお土産を！

混む前にと11時の開店直後に入り、長居してはいけないとお会計を済ませているとカウンターの上の大きな入れ物に、下焼された鰻が綺麗に並べられていた。
「1日でこんなに出るんですか？」と思わず尋ねてみると、さすがの繁盛店。「いえいえ全然足りないです。まだまだこれからですよ」とのこと。

次回は７月の土用牛の日に(^^♪
当日はお持ち帰りも予約でいっぱいなので、早めに連絡してくださいと。
出遅れないようにカレンダーにチェック入れとかなきゃ！

久々の食レポで長々と語ってしまいましたが・・・

繁華街から離れた閑静な住宅街でひっそりと店を構える隠れた名店「うなぎ　しら澤」さん。

食べログ情報　　https://tabelog.com/tokyo/A1329/A132901/13045545/

昨日が母の日であることを誰にも気づいてはもらえなかったけど、私も一応は二児の母・・・ 
これでも自分なりには頑張っている！のだと。

今年も我が家に母の日はなく自分で自分へのご褒美。美味しい鰻に心満たしてもらいました