2017夏☆伊豆家族旅行その6☆稲取温泉 食べるお宿 浜の湯(後編 )
2017夏☆伊豆家族旅行その5☆稲取温泉 食べるお宿 浜の湯(前編)の続き(※旅行記は家族との備忘録であり、私的な事柄主観が多く長文となります)まず、お客様に伝える一言です。夕食には食べきれない程の海の幸が出ますので、お昼はできるだけ軽く済ませて来てくださいHPのその言葉に従い、軽くといわずこの日はお昼抜きで受け入れ態勢は万全に絶景の露天風呂で心身共に癒されて、広がる海と時折吹き抜ける心地いい風を浴びながらのビールはこのうえなく格別で。穏やかに流れる非日常に酔いしれながら、いよいよお楽しみの夕食の時間へと!「食べるお宿」は、その名の通りの食べるお宿でありました期待を裏切らないあっぱれな内容だったので、ここは省略せず納めた画像に沿って1つずつ!配膳が始まると、まずは陶板に火が入り、酒をかけられ活きよく踊る立派なアワビ♫本題に入るその前に。公式HPにはその月の献立詳細が写真つきで載せられており、1品1品どれも魅力的ではあるが、この手の料理が苦手なお子様舌のあやにこの内容は難かしそう・・・旅先で何より楽しみの食事に好まないものばかりではガッカリするだろうと、事前に電話で相談したところ快く対応して下さり、4品を削って子供向けお料理も用意していただけることに。並べられたのは、ビーフシチュー、グラタン、海老フライとあやが大好きなものばかり鮑の酒蒸し、前菜、煮物、止肴の代替品にしては少々寂しくも感じたが、「このシチュー、マジ美味しすぎる~」と顔をほころばせ、本人は十分満足したよう。最初の配膳がなされたところで仲居さんに声をかけられ、待ってましたと腰を落ち着ける。パパは魚介料理に合う冷酒のチョイスをお願いする。料理自慢の宿だけあってアルコール類も豊富に揃えられているが、やはり相場よりもお高め・・・吉四六の壺ボトルが9500円って選んでくださったのは地酒の「正雪 吟醸生酒」メニュー書きによると、鮑の酒蒸しの食欲を期待させ一口食べたときの蒸された鮑の柔らかさと味わいが期待以上にさせてくれるのだとか。お品書きより。・食前酒[杏]・前菜 [和牛時雨煮・つるむらさきのお浸し・栄螺(サザエ)磯辺焼き・鮪黄味焼き・もずく酢・海老と青芋茎の土佐酢掛け]次に1メートルほどある船盛がババ~ンと登場するとここで一気に盛り上がり!同じく伊豆地方にある真鶴の地魚料理の店「いずみ」さんの豪華さにはかなわくも、見事な内容!これも喜ばせる演出か?船には「歓迎◯◯丸」と苗字が書かれた旗が立てられていた昼食抜きでよっぽどお腹を空かせていたのでしょう。子供向け料理を早くも食べ終えたあやは、今度は目の前の魚貝に目を輝かせている。さあ、ここからが本番!これだけあれば遠慮は無用。どんどんいただきましょう♪プリプリの弾力、鮑と栄螺はシコシコで、普段食べているものとは違い、鮮度の良さを感じる!昼間ワサビ畑を見てきたばかりだったので丸ごと1本の生山葵も嬉しかった。天城産のおろしたて山葵はとても風味がよく、お造りの味を一層引き立ててくれるよう。最初に火が入れられた鮑の酒蒸しも食べ頃となり、「熱いうちにお召上がり下さい」と仲居さんが器によそって下さった。五感で味わう鮑は正に絶品!こんなに柔らかくて旨みがあるのは初めてで、火の通し具合でこんなにも違うものかと感動させられた!・煮物 [加茂茄子三色餡] 手抜きのない上品なお味!次にきたのは、大皿に盛られたお宿名物の金目鯛姿煮!家では干物しか食べることがなく、これほどまでに大きいものはいまだかつて見たことがない。30センチはあるだろうか。人数でサイズも変わるのでしょうが4人で一尾でも十分な食べ応え高級魚として知られる金目鯛も、ここ稲取で一本釣りにより水揚げされるものは「稲取キンメ」と呼ばれ、 日本一とも言われる上物だそう。これが突き詰められた味と言うのでしょう!姿煮を求めてリピータになられる方も多いというのも納得。秘伝のたれが絶妙で舌をうならせる正に絶品!!!「白いご飯ご飯をお持ちしましょうか」と言われるが、この後に釜飯が出るので我慢我慢・箸休め [冷製コーンポタージュ]・肉料理 「和牛ロースト彩野菜」ここで穴子釜飯がセットされる。・止肴 [冷し冬瓜]釜飯も炊き上がり、お腹も限界にきていたが思ったよりも少なかったのでこの位なら入りそう。香の物と赤だしお味噌汁と共に♪・デザート [シャーベット・桃とミニトマトの白ワイン煮]あ~、お腹いっぱい、ご馳走様でした!ボリュームもさることながら評判通りの美味しい料理の数々に、お腹も心も満たされて♪食べ過ぎ飲み過ぎ、食後は露天風呂からの夜景を楽しもうと思っていたのに断念ハンモックに横たわっていたら、静寂の中を一定のリズムで打ち寄せる波の音が心地よくいつの間にか眠ってしまったよう・・・あやに起こされて部屋に戻ると、お布団が敷かれ替えの色浴衣が用意されていた。至れり尽くせり、極上な気分のまま床に就くとしよう。翌朝は目覚めが早く、みんなが寝ている間に1人温泉へと。露天風呂に通じるドアには、「本日は強風のためご注意下さい」との張り紙が。海に隣接した宿ではありがちなこと。「ご遠慮下さい」ではなくて良かったと外に出る。昨日とは趣が違う露天で、こちらも視界を遮るものはなく見渡す限りの大海原! 風に煽られ体を揺らしながらも海と一体化しているようなこの景色はもう最高で天気が良ければ、夕焼け、月出、星空、日の出と楽しめるのでしょうが、この日も曇り空で期待していた朝日が見れなかったことが心残りかなぁと(画像は公式HPから拝借)部屋に戻ると子供達はまだお休み中で、私はテラスで景色を見ながらのんびり過ごす♪さあ、そろそろと子供達を叩き起こしてお次は朝食!時間は8時・8時半・9時からの選択となるが、それでは遅いので7時半に早めていただいた。昨夜あれほどいただいたというのに、食欲はすっかり回復。鯵の干物が焼かれ、白飯に合うおかずが少しずつ並べられ朝から栄養もボリュームも満点。黒蜜がけのトコロテンは、酢醤油と辛子が当たり前の私にはちょっと苦手・・・夕食の船盛と比べてしまえば見劣りするも、朝からこれだけいただければ十分すぎる!お膳の脇には、釜で炊かれたご飯とおかわりのお味噌汁。食事時間に合わせて炊きあげるそうで、出てきた瞬間、船盛以上にテンションが上がった♪私が子供頃は炊飯ジャーなどはなく、釜炊きの底にこびりついたお焦げに醤油をかけて食べるのが毎日の楽しみで。お焦げこそなかったが、やはり釜で炊かれたご飯は大変美味しく、パパもこうたももう1膳♪沢山いただいてデザートまでは回らないなぁ2人で宿泊の場合はテラスでの朝食も可能だそう。景色を見ながらなんて何て贅沢な事だろう!1つ残念だったのはまだ食べ終えていないというのに、仲居さんの配慮が足りないというか・・・デザートを運んできたタイミングで、「空いてるお皿をお下げします」と次から次へと片づけられてしまったこと。それほど時間をかけているわけでもないのに、急かされているようで数切れ残っているお造りを慌てて食べて。見るところ20代そこそこで、これから経験を積まれていくのでしょうが、最後まで味わってゆっくり頂きたかったなぁとどれだけ気に入ったのか、食後も宿を出るギリギリまでハンモックを楽しんでいたあや。総客室数44部屋。満室にもかかわらずお風呂以外はほとんど他のお客さんを見かけることはなく、私達がそうだったように、お部屋でプライベートな時間を楽しまれていたのでしょう。看板に偽りなし!ただ食べるだけでなく、景色、温泉、お部屋の相乗効果でより美味しく、心もお腹も満たしてくれた浜の湯さん。どれも削れず画像29枚・・・自分でも呆れるほど長文となりましたが、たまの贅沢、日々の生活から解放され大変有意義な時間を過ごさせていただいた記念という事で。家族も大満足、繁盛期でなければそれほどは高くはないので、機会があれば是非またお世話になりたいと思えるそんなお宿でありました。天気には恵まれずも楽しかった旅行もとうとう最終日[2017夏☆伊豆家族旅行その7☆テディベアミュージアム~城ヶ崎~シャボテン公園]に続く☆潮風が気持ちいい 展望デッキテラス付客室 Fタイプ 30,240円(大人)× 4名 120,960円(税込・サービス料込) じゃらんトップページにあった3000円クーポン使用で、117,960円伊豆稲取温泉 食べるお宿 浜の湯 (じゃらんネット)http://www.jalan.net/伊豆稲取温泉 食べるお宿 浜の湯