☆イメージする、ということ☆
相変わらずベランダでタバコを吸う。イーグルスのDESPERADOが流れてきた。実際には聴こえてこないけどアタマの中。こんなふうに、場所や心境、場面によっては変わってくるのだが、それぞれの場面で、それぞれのテーマソングというのが決まっている。様々な考え事に追われ、ふと一息吐いたとき →DESPERADO/EAGLES または WHATEVER/OASIS寝起きでカーテンを開け、気持ちのよい青空だったとき →TAKE ME HOME,COUNTRY ROAD/JOHN DENVER旅に出るとき →風に吹かれて/エレファントカシマシかなり早起きして、まだ外は真っ暗な中、コーヒーを入れてるとき →UNDER AGE'S SONG/DRAGON ASH以外のいろいろな場面でもまだまだ決まったものがある。しかも曲名を見ればわかるように、結構古い。ということは、長年に渡りこの曲たちがアタマを流れていくのだ。小さな頃から、曲を聴いているとき、自然と情景を思い浮かべる人間だった。それは歌詞だったり、曲調からくるなんとなくのイメージだったり。イメージ。今日は久しぶりに二度寝をしてしまった。眠れそうも無い。時間もあるので、上記した4つの場面と曲とを検証してみようと思う。1-1 --- DESPERADO 邦題「ならず者」。 この印象がイチバンだろう。 悩むという行為に対して、おれこそが「ならず者」だろう。 とことんこだわってやるぜ!的思考が湧き上がってくるから。1-2 --- WHATEVER 曲のイントロが壮大で、しかも歌い出しが「I'm Free」。 悩むという行為に対して、距離を置いて視れるようになる。 そんな小さいことで悩んでんじゃねぇぞ、おれ。 と、落ち着いて確認できるようになる。 なにしろおれは自由なのだから。と。2 --- TAKE ME HOME,COUNTRY ROAD 宮崎アニメの「耳をすませば」が大好きだった。 高校の頃から数えること、20回以上は観てるだろうマニアっぷり。 舞台になった聖蹟桜ヶ丘までわざわざ足を運んでしまったほど。 以前、京王線沿いに住んでいたのもその影響だ。 というのはウソ。偶然だ。 主題歌がカントリーロードだった。ジョンデンバーではなかったが。 映画の中で、主人公が家の窓から青空を見上げ、 「今日はいいことありそう。」 と言うシーンがあった。 自分が主役になっている気分とでもいうか。 病気だ。3 --- 風に吹かれて 「さよならさ 今日の日よ 昨日までの優しさよ 手を振って 旅立とうぜ いつもの風に吹かれて」 そのままだ。 芸は無いがかっこいい。 ひたすらかっこいい。 おれもかっこいい。 変態だ。4 --- UNDER AGE'S SONG 乾いたドラム。 「THIS IS OUR GREAT SONG」という古谷のセリフ。 小刻みで心地良いベース。 そんなイントロがたまらない。 「太陽より少し早く目覚め 濃い目のコーヒー口に含み」 そのままだ Part 2。検証というほどでもなく、あまりにも単純すぎて話にもなりません。昔、映画俳優を目指してたことがあった。どんな場面でも、それを遠巻きに観てるもう一人が必ず居て、「今のオレはクソだ。」「今のは少しかっこいいんじゃね?」一丁前に職業病。どんなに怒っても、どんなに嬉しくても、どんなに悲しくても、どんなに危なくても必ずそいつが付き纏う。感情の侭に行動する人間ではあるが、その感情の侭を、100%表現することができなくなっていた。他人から視るとそれは余裕だと映るらしい。確かに自分のいっぱいいっぱいを感じたことがない。それを感じてみたい。独立した理由にはそんな子供染みた理由も含まれる。今や愛くるしいとも感じることができるようになってしまったもう一人。そいつがいなくなったらどうなるのだろう。もっと自分を好きになるのかな?いや、嫌いになるのかな?大切なのはイメージだろう。←励みになります。