モロッコ料理『タジン』を作りました
今日は夫の母国モロッコの料理『タジン』を作りました。『タジン』は、その名もタジンという、とんがり帽子のような形のふたがついた土鍋で野菜やお肉の水分だけで蒸し煮にする煮込み料理です。(うちにはタジン鍋がないので普通のお鍋で作ります)タジンには牛肉&グリーンピースとか、骨つきの羊肉&野菜、魚介類などレパートリーが色々あるようなのですが、わが家では鶏の手羽元と野菜の組み合わせです、なぜかというとお肉の中で手羽元が一番安いから。(100g69円が59円になる時があるのでその時に買って冷凍しています(爆))骨からスープも取れるのでタジンにはもってこいです。今日の材料は、鶏の手羽元、にんじん、じゃがいも、たまねぎ、ピーマン、ひよこ豆。味付けは、塩、こしょう、黒こしょう、ジンジャーパウダー、パプリカパウダー、クミン、ターメリック。モロッコでは、最初にお肉をオリーブオイルで炒めたらあとは野菜と水に溶いた調味料を入れてひたすら弱火で煮込むそうなのですが、手羽元が柔らかくなるまで野菜を煮るとじゃがいもやたまねぎが溶けてなくなってしまうので、手羽元だけ炒めた後浸るくらいの水を入れて30分ぐらい煮込んでいました。すると様子を見に来た夫がお鍋の中をのぞいて、「これはほんとの作り方じゃない、ジャパニーズ・タジンだ」とか、「こんなに水入れちゃって、“スープ”じゃなくて“ソース”なんだよ」などとちょっと不満&心配げ。。。それでも一応期待していたらしく、タジンが出来上がる前に商店街のパン屋さんへフランスパンを買いに出かけて行きました。(モロッコでは、タジンをクスクスというご飯粒のように小さいパスタの粒にかけたり、パンをタジンのソースにひたして食べるのだそうです) 実はわたしは本物のタジンの味を知らず、いつもモロッコ在住の方がタジンを紹介しているホームページを見て見よう見まねで作るのでスパイスの分量はテキトーだったのですが、そのテキトーな味付けがちょうど良かったらしく、夫は「Nice!」と満足そうに食べていました。フォークは使わず、手羽元は手づかみでそのまま、ひよこ豆やじゃがいもはフランスパンで器用にすくって食べていました。(普段は意識しないけどそういうところを見るとあ~モロッコ人なんだ~と思います(笑))たっぷりおかわりして、食べ終わったお皿を流しに片付けに行ったまま戻ってこないのでおかしいと思って夫を見ると、お鍋に手を突っ込んでつまみ食いをしていました(笑)それだけ気に入ってもらえて、わたしも作った甲斐がありました。前日からひよこ豆を水で戻したりとちょっと面倒なのですが、またちょくちょく作りたいと思います。