【震災お役立ち情報】 ペットシーツ・ゴミ袋・折り畳みカート・ひしゃく
はじめにガーデニングお役立ち情報から。前回の日記に書いたタブトラッグス、内側に目盛が付いていて(大きいものは36リットルまで2リットルきざみ)液肥など一度に30リットルとか作って、ジョウロで汲んで・・・というのも便利です。ただし、目盛がついていないものもあるらしいので要確認!です。 震災に関連して、今日は「水」の話を。福島県福島市の北部にある我が家は、今回の震災で震度6弱、物はいろいろ壊れましたが、家そのものには大きな被害はなく住むのにはまったく支障のない状況でした。ガスは集中プロパン(近くの小屋にボンベがあり、数十軒に配管で供給)で翌朝(3月12日)には使えたらしいのですが、ウチのガス器具は点火に電気を使うらしく、停電の間は点火できませんでした。そういえば20年近く、電池を交換したことなかったもんね電気は翌日昼ごろ復旧、同時にガスも使えるようになりました。それで雨水水道のポンプも使えるようになったのでトイレの水の心配は不要になりました。暖房は電気が必要なものだけだったので、ほぼ一日暖房ナシで過ごしましたが、かろうじて氷点下にはならない、という気温でしたから、ホントに寒かった。でも寒かったおかげで、冷凍庫の食品は溶けずに無事でした。停電で水槽のヒーターが止まってしまったため、翌朝、たくさんのグッピーがすべて死んでいました。これがいちばんの被害だったかも・・・地震のとき、水槽のフタ(蛍光灯がついている)が吹っ飛び、脇にあるストーブに水がバッチャバッチャかかるのをテーブルの下からただ眺めていました。呆然・・・そういえば、あとからトイレも水浸しなのに気がつきました。揺れがおさまってすぐ、浴槽に水を貯め始めて断水になる前にほぼいっぱいにできました。すでに赤く濁っていて、飲み水にはちょっと、だけどレトルト食品を温めるぐらいには使える・・・という感じでした。断水はまる5日間続きました。これでも市内では早く復旧したほうです。水は2リットルのペットボトルが5本、500ミリのウーロン茶が20本ぐらいあったので私とルナさん(犬=ラブラドール・レトリーバー)数日はダイジョブという感じでした。(我が家は平日は私と犬の二人?暮らし)近所の井戸があるお宅が声をかけてくださったのでストックの水がなくなっても、飲み水はなんとかなりそうでした。みなさん苦労していたのはトイレの水です。一度に10リットル程度を真ん中にドっと注がないと流れないんですよね。飲み水は給水車でもらうにしても、トイレの水まで・・・となると運ぶ手段も労力もなかなか大変で、その都度は流さない・・・など。地下に貯めた雨水は2000リットル以上あるはずだったので近所の友達にも持って行ってもらいました。13日、友達が大きな「ひしゃく」を借りてきてくれて「雨水タンクが空っぽになったらひしゃくで近くの農業用水を汲めばいいみんなにもひしゃくを使ってもらえばいい・・・」と気が大きくなりました。あげたのは雨水なのに、いろいろいただいて・・・「わらしべ長者」のよう。結局、5日後に水道が復旧するまで、タンクは空になりませんでした。用水はウチから百数十歩のところですが今はこんなに水が多いけど、3月は水量が少なくて水面は道路よりはるか下・・・汲むのは大変そうでした。友達が借りてきてくれたのは、柄が1メートル以上、一度に2リットルぐらい汲めそうな大きなひしゃくでした。貸出していた施設はもと小学校だから、給食調理用だったのかも。そういう情報があるってのもスゴイよね。というわけで、情報も友達もホント大切です。水を運ぶのには、ポリタンクもいいんだけど、注ぎ口が小さいので、いざ水を使おうというときに、意外に不便。大き目のランドリーバスケットの内側にゴミ袋を二重にして入れタブタブに水を入れたら上をビニタイで閉じる、それを折り畳みカートで運ぶというのが一番ラクそうでした。バスケットの代わりに段ボール箱でもok。カートに載せることを考えると、容器はやや縦長の方が運びやすそう。さて、このトイレの水の確保は体力のない人にはタイヘン、遠くにいる私や夫の母のことを考えて、ふと思いついたのがペットシーツ利用の簡易トイレ。便座を上げて、便器にゴミ袋をかぶせ(ペットシーツの落下防止)、ペットシーツを載せて真ん中をくぼませ便座を元通りに。←こんな感じ水がなくても当面しのげそうでしょ。ペットシーツは200枚で千円程度。レトルトのお粥やフリーズドライの味噌汁などとともにさっそく両方の母に送りました。とりあえず、トイレの心配からは解放されるかと。「福島から防災用品を送ってもらうってなんかヘンだね」って言われたけど。本日のオススメはペットシーツ、ゴミ袋、折り畳みカート、でした。あと、川が近い方は大きいひしゃくも!