組織論
かつてNozのページで最強の組織とはというテーマがあった。らしくないが(このページでのおれのパーソナリティーとして、だが)、少し触れたい。最強の組織とは優れたリーダーの指揮下で、戦略を従事する全ての人間が理解し、さらには目的を達することの出来る団体である、と考えている。優れたリーダーなど不要、という議論も随分なされてきた。一部賛成である。優れた企業文化を持つ団体ならば自ずと団体自体の目的を各自が理解して行動する場合が見受けられる。これは、企業、団体に対する楽観論である。企業、団体を取り巻く状況が変われば、自らもそれに適合するか、状況自体を変えねば組織体制は陳腐化する可能性を秘めている。俺は優れたリーダーに希望を持っている。何かしら物事を始めるのにはエネルギーが必要である。自然発生的に物事が始まる場合は良いがそうでない場合はエネルギッシュなリーダーが先頭に立ち物事を進めていったほうが「速い」すぐれた組織と感じさせた団体にシカゴ・ブルズがある。あった、か。フィル・ジャクソンの優れた戦略の下、超優秀な選手たちが集まった。しかし、各選手は必ずしも仲など良くはない。例えば、スコッティ・ピペンとデニス・ロッドマンはコート外では口もきかないしむしろ、仲は最悪に悪かった。しかし、強烈なジャクソンの指揮とマイケル・ジョーダンというスーパープレイヤーの存在でチームは最強。負けなしのような状態だった。組織的にはMJがあまりにも目立つので彼のチームのような言い方をされることも多いが、ピペン不在時にはMJはあまり活躍できない時もあったし、リバウンドを取った後、ロッドマンがピペンにパスを出さなければ試合は決してうまく運ばなかったろう。彼らがチームを去った後のブルズはそれまでの輝きを失った。もし優れた選手だけのチームで勝てるのならば巨人軍などずっと首位でもおかしくはない。俺もまた。。goodnite.