Sicilia 6
2日の早朝には眠りにつけたべる夫婦でした。その彼らの住むアパートメントはそんなに立派なわけじゃない。彼らの寝室、息子の部屋、浴室、ダイニングキッチン、そして応接間があるだけ。お客様用の寝室はないからべるたちに寝室を明け渡し、彼らはべるたちがいるあいだ応接間で空気で膨らむマットを敷いて眠るんです。申し訳ない!と思うのが普通の日本人の性ですが、「この家はお前たちの家と思って自由にしろ、ありがとうは言うな!」そんな感じでくつろがせていただくわけなんです、優しさにいつも感動するんです。しかし今回は不測の事態が!結婚式まで4日間しかないのにエドモンドの体調が急変!!頭と胃が痛くて痛くて・・・どうなるのやら(汗)胃にウィルスがあるらしいのだが・・・・・年金が貰えないこととか、盛大な結婚式のこととか、精神的なこともあったのかも。でも病院嫌いの彼、クスリは処方してもらうのですがべるの言うこともなかなか聞きません。5日の朝起きたらビックリ、家に注射器がある!最後の手段で抗生物質を注射すると、しかも注射してくれるのはアパートの隣のおばさん、看護師でもなくて普通の主婦なんですが(:_;)雨上がりのカルタニセッタ旧市街です、植物も南国的でしょ?おかげさまでノンビリ出来たべる夫婦でしたが(笑)様々な点で日本との違いを感じます、このこともですが他にもいろいろ。相変わらずコンビニなんてものはない、そしてあらゆる個人商店が頑張っている。たとえばエディーはAudi A4のバッテリーが上がれば数件の店を回る。 走行距離29万キロ!のディーゼルターボのアウディのバッテリーの汎用品だ。値段を交渉し最終的には知り合いの店で買う、約7,000円。しかも取り付けはまた別の店、何十年もの付き合いの信頼しているメカニック、工賃500円。正規ディーラーのヤナセだったら一体いくらかかるんでしょう…ときには領収書は出さない(笑)そして彼らには時間はたっぷり用意されている。アメリカのファーストフードは一軒のみ、人気のないマック。一般の道路には車線が引いてないしこんな感じ、これは3重駐車の様子です。信号機は街には殆どなく、ロータリー(英国式にはラウンダバウト)。当然危ないよね? でも自分で判断、運転もアイコンタクトが中心。多くの駐車スペースに仕切りもない、すきまに上手く停める。自己責任ということだね、自分のことは自分で決める社会。昔の日本だってそうだったのでは? 今は何かとおせっかい・・・・・内乱や民主化運動の影響下、モロッコ、ソマリア、リビアなどの難民が何千人もシチリアの街の郊外に用意されている難民キャンプに住んでいて、毎日彼らにはタバコと5ユーロが彼らに至急されている。そちらにも税金が投入されているのでイタリア経済は大変でしょう。一方、悪い奴はそのカラクリでこっそり儲けているのだろうし・・・・・日本人は弱くなった気がする、お金があれば企業や社会がいろいろ用意してくれる。次回はそろそろ感動的な結婚式のことを書こう・・・・・・「名古屋でオーダースーツを提供する東洋商事株式会社のHPはこちら」