焚書
丞相の李斯は淳于越が古の慣習を懐かしみ 現制度に反抗的であることを理由に 『焚書令』を提起しました。 その中では、 「以前は諸侯が互いに争い天下が乱れていたから、 富国強兵の策を求めて遊説の士を呼び集めていた。 天下が平定され太平な世の中となった今、 法令を定めるのは始皇帝おひとりだけである。 民はそれぞれの生業に力を尽くし、 知識人たちは法令を学習すべきだ」と、 夏、商(殷)周の古代3王朝で採られていた 古い制度を採用することへの反対が、 したためられていました。 そして、始皇帝に個人が 学校を設立することを禁じるよう進言し、 史官(史実の記録を司る官職)に 秦以外の国の典籍を焼き捨てさせるよう指示しました。 これが焚書の起こりです。