|
テーマ:死別でも頑張る!!!(322)
カテゴリ:夫へのラブレター
突然ですが、義父、金曜日に再入院しました。
ええ、我が家が浮かれポンチで「レッツディズニー!」に出かけた日です。 帰宅後電話で入院を知りました。 義父は下血が続いていたらしく、 体調がおかしいので義兄に連れられて病院に行ったら 即入院になったそうです。 実は1月はなんだかんだ言いながらも義父母宅には顔を出していたんです。 ブログには全く書いていませんでしたが。 1度目。正月。子どもたちを連れて顔を出しました。 お兄ちゃんたちがおじいちゃんに会うのは久しぶりでした。 2度目。1月18日に義母がこちらに来たので、帰りは車で送ることになり マナタンを連れて義父母宅に行きました。 どの日も義父はすこぶる気力のない状態でした。 リハビリも療法士さんが来てればやるけれど、それ以外は全くベッドから動かず テレビも新聞も全く興味を示さず、 1日中ぼんやりと天井を見上げ、またはうとうとと寝てるだけ。 その話の後、実家の母が様子を見に行くってきかなくて、 3度目は母と私、子供3人連れて1月下旬にまた行きました。 (私はもう行きたくないって言ってごねたんですが) 義父はやっぱりベッドから起きあがらなくて(起きあがれなくて?)、 それを見た母は「アレじゃあ寝たきりになる。ぼける。」……と。 どこも痛くも悪くもないという義父。(その後、下血が始まったらしい) でも、リハビリやその他の生活全般にまったく気力を見せずにいる。 一言で言うと「無気力」。生きる張り合いが無いという風情です。 私たちお客には元気そうな発言をするんですが、表を張っているのが見え見え。 母のような鉄火な人には、そもそも「無気力」って状態が理解できないみたい。 義父がなぜリハビリに熱意を示さないか、義母がなぜ無理にでも義父にリハビリを促さないか、 一体これからどうするつもりなのか、どうしても理解できないようでした。 母は「もうしばらく様子見に行く気持ちになれないわ」と言ってました。 母のような人には「前向きに努力しない人」の近くにいるだけでも苦痛なのでしょうね。 ……まあ、そういう人ですから、私の母は。 でも、私から見れば無気力の原因はかっちゃんの死だろうと思います。 もうどうでもよくなっちゃってるんだと思うんです。 77歳を迎えようという時に息子に先立たれ、 これからの自分の生活なんてどうでもいい。 そんな気持ちなんでしょう。 それは私にも想像が付きます。 かわいそうだな、と思います。 とにかく、義父は結局再入院です。 思えば最初の入院、大動脈瘤のための入院もこの時期でした。1年前。 それからかっちゃんの毎日の病院がよいが始まりました。 歩き始めたばかりのマナタンをはじめ、3人の子供の入浴、夕飯作り、一人で抱え込んでいた家事。 夕方は戦場だった…………。 休日もお見舞い。どっちか1日は家族みんなでお見舞い。午後の4時間くらいがそれでつぶれた。 マナタンの初節句もお兄ちゃんたちのようには祝えなくて、 私と子ども3人で3月3日そっと祝ったっけ。 (その日の夜もお見舞いに行っていた) 結局初節句は来年ということにされてしまった。 「何でかっちゃんは病院ばっかり。これじゃあ、母子家庭だよ。」 いらいらしてものに当たってた。 1度だけブログにもこのいらいらを書いたことがあった。 いらいらしても仕方ない。 あきらめてはまたいらいらして、その繰り返し。 それが5ヶ月続いて、結局かっちゃんは福島まで付き添うことになり、 そして帰ってこなかった。 ホントの母子家庭になってしまった。 仮の母子家庭の頃、もっともっと寂しいって言っていれば、 病院通いに文句を言っていれば、かっちゃんは福島に行かなかったかもしれない。 もし、7月1日に亡くなることが決められていたとしても、 3日も一人で放っておかずにすみ、あんな状態にせずにすんだかもしれない。 ………助けられたかも………… そうやって再び思考のラビリンスにいとも簡単に落ちていきます。 どんなに考えても、もう返事は来ないし、かっちゃんが帰ってくることはないのにね。 義父の再入院は、2週間程度の予定だと言うけれど果たしてそれだけですむかどうか。 退院したところでまたあの無気力な生活が再開されるだけ。 私は何もしない。 正直な気持ちを、誤解を恐れずに言えば、 「私たち家族はもう充分犠牲を払ってきた。 もうこれ以上私たち家族の時間を犠牲にしたくない。」 それが本音です。 お見舞いに行く時間さえももう奪われたくない、というのが本心です。 (ぁ、でも明日、病院には一応行ってこようかと思ってはいるんですが) 義父が元気になって欲しいって言うのも嘘じゃないけどね。 だって、かっちゃんが犠牲になった意味がないじゃない。 義父にはかっちゃんの分も苦労して生きてもらわないと 私は納得がいかないもの。 あ~~あ、人生ってやつはよう。 バケツの底はドロドロだよう!こんちくしょう! 私がディズニーランドやミレナリオ、スキーに逃避したくなる訳分かってもらえます???(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[夫へのラブレター] カテゴリの最新記事
|