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テーマ:仕事しごとシゴト(23727)
カテゴリ:代書屋の事件簿
ある旧家のお屋敷をマンション業者に売ることになって、
測量・地積更正登記をしました。 実は昭和58年に私が一度分筆登記のために測量をしたことのある土地です。 20年以上の歳月を経て現場がどう変貌しているのか不安でしたが、 私自身が当時埋設した金属杭が随所にそのまま残っていて、先ずはひと安心。 ただ、昭和58年当時の手続では、 国有地水路の対面地の所有者との境界立会はする規定になっていなかったので、 対面承諾がうまくもらえるかどうか大変心配しました。 その旨、地主さん夫妻にもご説明していたので、 不安の中、境界確認作業を実施することとなりました。 なにせ対面地所有者だけでも8名。 新規に立ち会わなければなりませんでしたから..。 隣接土地所有者を含めると、20名以上の立ち会いになり、 不在者の追跡調査に2ヶ月近くかかりましたが、 関係する立会者からのクレームは全く出ることもなく、 比較的スムーズに完了することができて、 地主さんも私もホッとしました。 地主さん夫妻は都会に住む息子さんの所に行くことになったようでした。 その引っ越し作業の最中に地主さん夫妻にお会いしたところ、 多くの書画骨董を見せていただくことができました。 最後に、立会交渉のテーブルの横においてあった狛犬の彫刻を取りだし、 「魔よけにどうぞ。」といただくことになりました。 なんでも懇意にしている宮司さんから社(やしろ)建て替えの際に譲り受けたという軒先を飾っていた狛犬だそうです。 今後、うちの事務所の守り神になるでしょう。 旧家の跡地には、12階建ての分譲マンションが建設されるそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年09月27日 22時33分06秒
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