サイゴンで運ちゃんを泣かす
サイゴン(ホーチミン)は、首都ハノイよりも発展しているベトナムの主要都市。私の大好きな町なのだ。なんといっても、ベトナム雑貨がとってもキッチュで安くてかわいい、そんなのがゴロゴロしてるんだもの~(^¬^)しかも、ベトナムは食べ物もおいしいし、人々の笑顔も素晴らしい。…香港から行くから、特に笑顔が素晴らしく見えるのか!?(^o^;しかし、そんな癒し系のベトナムでも、インドほどではないが、空港前は激しくタクシーの運ちゃんのバトルが繰り広げられる。空港を出た途端、この獲物はわしがもらったぁ!とばかりにわれ先と観光客に群がるタクシーの運ちゃん達。どこの国でもそうだと思うが、高級ホテル前と空港前が1番ボラれ易いのだ。ここは気合が必要だ。なるべく人の良さそうな運ちゃんを選ぶ。タクシーの運ちゃんは、行き先を告げると必ずUSドルで料金を言ってくるがそんなのは、思いっきりボラれているに違いないので、私は「USドルは持ってないぞ~。メーター通りにベトナム・ドンで払うから、メーターで行ってくれ」 と言うことにしている。空港から市内へ向かう足用に、予め必ずいくばくかは香港で現地通貨に両替していくことにしているのだ。でも運ちゃんは、交渉制にした方がボリ易いので、簡単にはメーターで行ってくれない人が多く、たいてい発車前にバトルが始まる。「こら、まだ発車するなー! メーター出してからだよ、おじさん!」「いや、○○ドルで行くから」「ドルは持ってないっちゅーねん。早よメーター出さんかい」「ダメダメ、メーター壊れてるから」んなワケないだろ!「じゃ、いいよ、勝手に他の乗客探してくれ、私は降りる。じゃ」「あぁ、わかった、わかった、メーターで行くから~」…って、あぁっ!なんで初乗りが 12,000ドンなんだよ! ふざけるな!( ̄ロ ̄;)「待ったぁ、まだ発車するな!なんで初乗りが 12,000ドンなんだよ、普通、6,000ドンだろ」「いや、12,000ドンなんだよ」「ウソつけ、私はベトナム3回目なんだから、初乗り料金ぐらい知ってるよ。ダブルチャージかよ!? なめるなよ、おっさん」「いや、なめてません」と言ったかどうか知らないが、それでも食い下がる運ちゃん。初乗りが倍料金なら、着いた時にはどんな金額になってるんだよ!?「ほんとに 12,000ドンなんです、ちゃんとメーターで行くから~」「だーかーらー、メーターでも、なんでいきなり倍料金なの!?いいよ、やっぱり勝手に他の乗客探してくれ、私は降りる。じゃ」「あぁぁ、ほんとなんです、信じて下さい、12,000ドンなんですぅ~」(T◇T)この時点で、もう運ちゃんは泣きそうだった。ん~、ウソを言ってるふうでもないようだ。でも今までは 6,000ドンだったぞ。「ほら、この注意書きを見て下さい、ね、12,000ドンになったんですよぉ」(´Д`;)確かに、ステッカーには英語で、初乗りが 12,000ドンに変わりました、と書いてある。どうやら、ほんもののステッカーのようだ。そうか、私が数年ベトナムに来ない間に料金体系が変わったのかも。そう言えば、私が住んでる間にも数回、香港のタクシー料金も変わっている。「うん、じゃあ、いいよ、これで行って」「へい」(´□`;)どこの国に行っても、タクシーの初乗り料金と、だいたいの相場は把握しておくのが常識だが、ベトナムは初めての国ではないので、つい油断してしまった。運ちゃん、ごめんよ。こんな日本人女は初めてだったかい?(*^_^*)→ へ