カテゴリ:つれづれ
私の美容院のカットのお値段よりも高くて、大阪に帰る飛行機代よりも安い。 きっと現地の物価で考えると、高いものである。 ましてや、子供の絵である。 でも、これにはちょっと理由がある。 タイのHIV母子感染の孤児達の描いた絵なのだ。 バーンロムサイという、この孤児達の「お家」は名取美和さんという日本人女性が運営している。 昨年、美和さんのお話を聞いて、とても感銘を受けた。 美和さん、すごい方なんです。 でも、「福祉」とか「ボランティア」にありがちな、気負いや堅苦しさがなく、カッコよくてスマート。 気になる方はこちらをご覧になってね。 http://www.banromsai.jp/info.html 「お家」で暮らす子供達の絵の展示会が開催されると聞き、行って来ました。 実は、彼らの絵を見るのは初めて。 タイの子供達の色使いってもっと鮮やかなものだと想像していたのだけど、穏やかで、そして、なんともいえずきれいな色なんです。 ひとつひとつじっくり見てしまいました。 もちろん、稚拙といえば稚拙な子供の絵です。 もしかしたら日本の子供の絵とそんなに変わらないかもしれない。 でも、なんだか、とってもいいパワーを感じたのです。 穏やかなものを受け取ったのです。 会場に入る前は、オリジナルのランチョンマットでも買って、活動をサポートさせてもらおう、と思っていたのだけど、絵を見たら、うちに持って帰りたくなった、というのが本当のところ。 活動を支援するために、寄付をする、という方法もある。 だけど、それは彼らにとって本当にいいことかどうかわからない。 施し、に終わってしまうかもしれない。 それよりも、自分たちの作品が売れることのほうが、どれだけ嬉しいか、と思う。 生きる力をつけてあげること、それが大事なのではないかと思う。 私が今回買った絵はガンニガちゃんという女の子の描いた「花」という 作品。ピンクのお花と対になっていて、そっちもほしかったのだけど、今回はひとつだけ。 早速壁に掛けてみました。 17日(土)まで六本木のAXISギャラリーにて開催中です。 ご興味をもたれた方、覗いてみてくださいね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 15, 2005 07:31:12 PM
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