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カテゴリ:文化財保護課
安土城考古博物館秋季特別展「造形衝動の一万年」見所紹介シリーズ 第1弾! まずは、ご存知「踊る埴輪」。 誰もが知っている埴輪界のスーパースター「踊る埴輪」。しかし、最近の研究では、この埴輪は「Dancer」を表現したものではなく、実は、馬の手綱を曳く「馬飼人」を表現したものだと言われています。古墳からこのポーズの埴輪が見つかる場合、多くが「馬形埴輪」の前に配置され、また、多くが帽子をかぶり、鎌を持ち、「馬飼人」として相応しい姿をしていることが明らかになってきたのです。この超有名な「踊る埴輪」は、そうした「馬飼人」の姿を極限にまでデフォルメされたことから、「Dancing」と誤解されてしまったのです。よく見れば、鎌を持っていることが確認できます。
次に、アール・ブリュットを代表する鎌江一美さんの「まさとさん」シリーズの一つです。彼女の大好きな「まさとさん」の姿を、愛しさをこめて表現した作品で、見る者に「人を愛する優しい気持ち」を届けてくれます。細かく装飾された粘土の粒々が特徴で、そのうねるような表現が彼女の「深い想い」を感じさせてくれます。さらに、全体のフォルムに注目すれば、実に「まろやか」に形成され、モデルとなった「まさとさん」の優しさを感じさせてくれることも特徴です。
場所:滋賀県立安土城考古博物館
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最終更新日
2014.10.07 08:25:50
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