[遠距離夫婦]の記事一覧 | Precious heart　国際結婚生活

ジグソーパズル（US VISA)

　あぁ・・何ピースあるのかしら？私のジグソーパズル。現在の私。２人の子連れで、実家に居候。ダーリンがアメリカに単身赴任になってから、早くも４ヶ月が過ぎようとしています。　しかしVISAって大変ね。私は移民VISAをとらなくちゃいけないんだけど、ダーリンが日本にいないため、アメリカ大使館では申請ができない。よってアメリカの入国管理局のサイトをチェックしたりしてるんだけど、さすがに専門用語ずらずらで、毎日辞書とにらめっこ。　大使館に問い合わせたって、電話は有料。しかも高い！だからFAXで問い合わせしているけど、数日待って、やっと来た返答でも、的を得た答えではない。簡単にいうと、その件はアメリカのほうで問い合わせて下さい・・・って感じ。なぜってダーリンはもう日本にいないから。　仕方ないんだけど、日本語ならスムーズになんでもやっちゃう私。前回の結婚では、私が元夫を日本に呼び寄せたんだけど、それは、スムーズにいきましたよ！事前によく調べて、いかに早く彼を呼べるかって、調べまくりました。でも今回はダーリンが申請するわけで、私一人じゃなにも動けないわけです。私は日本人ですから。　問題は・・・ダーリンがこうゆうのに非常に弱い！！　テキパキとペーパーワークをこなしてくれる人だったらよかったんだけどね。　スーパー楽天家で、どうにでもなるさ人間だから、肝心なことはいつも後回し。そして、紙に記入を始めたのも日本を発つ日の朝！　ダーリンがアメリカに行ってからすぐ提出したのですが、記入ミスがあり、それを入国管理局の人がチェックしてくれたにもかかわらず、よく見てなかったらしく、そのミスを見つけてくれたのは、何気なくまだなのかなぁ・・と私が相談に行った、ベースの弁護士さん。あとでトラブルになりたくないので、入国管理局に伝えると、「あ、そうだったんですか」という感じでもう一度一からやり直し。なんでも私にやらせようとするダーリン。ダーリンはアメリカ人なのに読んで理解に手こずっているのに、何で日本人の私がわかるのよっ！・・・っていうのもアメリカから私のVISAの申請済み用紙が送られてきたんです。スタンプがきちんと押してあり、入国管理局ですでにチェック済み。そしてアメリカ大使館に持っていくようにって。なのにその後にミスをみつけたもので、振り出しに戻ってしまったのですね。　まだ数ヶ月かかりそうです。どなたかご主人が私みたくアメリカで申請された方いらっしゃいますか？　私が渡米できるのは、ゴールデンウイークあたりになりそうです。今は４万弱でチケットが買えるのに、そのあたりはめちゃくちゃ高い！安くなるまで待たないと・・・。はぁ。悲しい。　何が悲しいかって、娘の人見知りが始まっちゃったらやだなぁ。義理母にとっては初孫なのに、泣かれたらショックよね。WEB CAMERAでチャットをして、顔を覚えてもらってます。またね、泣くんですよ。BJと息子が離れ離れでかわいそうって。あと初孫に会いたくて・・・。　ママ（義理母）の気持ちを考えると、とっても切なくなっちゃいます。

Miracle Part4 100yen shopで陣痛？！

ダーリン帰国から二日目の朝。実は予定日には約10日後。別にあせって産む必要はないのかもしれないけど、私達は遠距離夫婦生活。ダーリンが日本に滞在できる日は限られてる。それに、またアメリカに帰ってしまう。新しいベビーのパスポートの申請やら自分自身いろいろとしなくてはいけない事もあるので、私達家族がみんなで暮らすには、まだもうちょっと時間がかかる。　私にとっては二度目の出産でも、ダーリンにとっては初めてであり、これが最後だろう。だから私としては、生まれてくるベビーのかわいさをダーリンに実感してもらいたい。　こんな状況をよくわかっている私の担当医。もう子宮口もひらいてるし、ダーリンが帰ってきたら産ませちゃおうという話が進んでいた。　この朝、おしるしがあった。すごい少量。前回の出産前はおしるしなんてなかったから、「お！今日うまれるのかな？」なんてうれしくなって、トイレからダーリンに叫んでしまった。もちろんその後病院へ。　担当医とダーリンの初のご対面。今までの私の経過をいろいろ伝えてくれた。ダーリンも満足気。ドクターの「今日うまれてもいいよね？」の言葉に私達夫婦はそろて「YES」と答えた。　内診台にのぼる私。今まで一人だったんだからなんだって自分でできるのに、ダーリンは私のお世話をしたがる。靴をぬがしてくれたり、はかしてくれたり。大きなお腹の私が下着をぬごうとすれば、手を貸してくれた。さすがにこごむのもしんどいし・・・。はっきりいって、下着なんかもちろん自分で脱げる。でもダーリンが今自分ができることはなんでも私にしてくれたい気持ちがすごく伝わってきた。こんなダーリンをみながら、私が将来からだが不自由になり、もしトイレに行けなくても、下の世話までしてくれるんだろうなぁ・・・と老後のことを考えてしまった私。　　内診では、ドクターが指を入れ、刺激をあたえる。これが痛いんだ。話によると、ほとんどのアメリカ人女性は痛い！！とわめいたり、ドクターは患者に殴られたこともあるそうだ。日本人は我慢強いねぇ。といわれたけど、痛いと黙り込むのが私かもしれない。　これで今日の診察はおしまい。たぶん今日うまれると思うから、旦那さんとまたセックスしなさいだって。あとお散歩！　この内診でやっぱり出血。それにちょと痛いしセックスどころじゃない私。ダーリンと私は仲良くお散歩することにしました。　冬晴れ・・・お散歩には暑すぎず寒すぎずちょうどいい。階段から坂のアップダウン。軍にでも入隊させる気か？って程のトレーニングをする大きなお腹の私でした。もちろんコーチはダーリン。（鬼コーチでした）　中間地点でレストランへ。出産前の最後食事になるかもしれない！よーく味わって食べました。その後何故か１００yenショップへ。　こんなところで陣痛が起こるなんて！！！！！続く※次回はとうとう出産です！

ダーリンに喝！！！

　おとといの晩の事。陣痛きちゃいました。実は、その日の朝、私はダーリンにキレたんです。「電話するよ！」っていうのに電話がこない。こちらから電話しても出ない。こっちが朝だと向こうは夜。いいのよ友達と遊んでようが、飲みに行ってようが。私は別に束縛なんてしないし、早く新しい仲間と慣れて、今の職場と場所で、がんばってほしいし、９月にアメリカに行ってからと言うもの、「日本に帰りたい」「ここはつまんない」「早くこっちに来てよ！」と言っているので、やっぱり奥さんの私としては、はやくそばに行ってダーリンを支えてあげたい。毎日マックの夕食じゃ飽きるでしょ。まだ家がきまってないから、ルームメイトはいるし、テレビもない＝リラックスできない生活が続き、同情しちゃうわけ。まあ、人なつこい性格なので、すぐに仲間は出来ると思うし、その点は心配してないけど、慣れてきたら、電話の数が減ったのよ。私が一分１３円でかけれるからって、いつも私からの電話を待ってる。メールも忙しかったとかいってチェックしない。私にはそういう言い訳通用しないの。忙しくたってトイレ行く暇もご飯食べる暇もあるでしょう。遠距離なんだし、私は妊婦。離れている奥さんに、そのくらい気を使ってくれたっていいんじゃないの？そのくせに、こっちが電話でれないと、どうしたんだと大騒ぎするくせに。はぁ。男って勝手だね。私が電話をして、着信履歴でわかっているくせに、かけなおしてこなかった。それも電話にでなかった理由は、アメフトをスポーツバーで見ていて、音聞こえなかったよだって。三回もかけているんだから、かけなおしてきてよ！（怒）私は一言。「いつ、何があるかわからないから、子供が生まれるまでは、携帯はちゃんと持っていてよ！」「うん、わかったぁ」・・・っていったくせに、またでなかった。次の日も電話に出たと思ったら「どうしたの？今テレビ見てる」だって。「わかった。じゃあ、いいよ」と電話をきろうかと思ったら、「どしたのベイビー？何怒ってんの？」だって。　カチーン　陣痛があった日、　何回かかけたら出た。　出なかった理由は、ガンのトレーニング中だったんだけど、（まあ、仕方ないか）陣痛報告したら、あせってた。　「あと一週間待っててよぉ。お・ね・が・い～！！！」だって。　私はいじわるした。　「もう待てないよぉ～」って。　妊婦なんてね、旦那の一言で、一日が晴れたり曇ったりするわけ。まあ、妊婦じゃなくたってそうだよね。　「ベイビー、ごめんね。もう怒らないで」なんていうけど、私は言ったの。　電話するとか、○○するとか、実行できないなら、言わないで！私は私で、電話が来た時、電話にでないと心配すると思って、電話をなるべく肌身離さず持ってるんだから！　待たせるほうは何でもないかもしれないけど、待つほうは嫌なの！ってはっきり言いました。　まあ、それを言ってから、きちんと向こうから連絡はくるけど。　私がダーリンにほれた理由の一つに、オンタイムっていうのがある。なかなか時間にルーズなアメリカ人が多い中、ダーリンはそうじゃなかったし、電話とかもすぐにかけなおしてくれたし、連絡が取れる、とれないとかで、一切今まで心配したりしたことがなかった。私は時間と約束守らない人は嫌い。　なのに・・・最近のダーリンときたら。　あんまり優しい顔はしない。つけ上がるから。　奥さんになったからって、安心してるのか、　私はそんなに甘やかさないわよ。　日本に来たら、　とことん私の召使いになってもらうからっ。　子供を産んで、大変なのは、私たち女性。　旦那の調教は、産後がチャンス！　なんちゃって　あっ、陣痛は微弱で、２時間ほどでおさまりましたが、あかちゃんだいぶ下がってきました。はやく会いたいなぁ。

ママの気持ちとパパになる実感

　遠距離夫婦生活が始まって一ヶ月が過ぎた。会いたいからって東京駅へ行って、ピュンと行ける距離じゃないのはわかってる。　シングルマザーだった私がこんなにダーリンを必要とするとは思わなかった。　一人だった時の私は男の存在なんていたっていなくたって、自分の中の生活自体は変わらなかった。　男の力を借りなくたって生きていけるし、いろいろ悩むなら、一人のほうがずっと楽だと思っていた。　それが再婚をして、もう臨月。いつも思うのは、やっぱりダーリンにそばにいてほしかったということ。私にとってはすごい大きな存在の人にダーリンはなっているんだとつくづく思うと同時に、なくてはならない人。私の体の一部だと今は思う。　やっぱり臨月という時期は、このベビーが誕生するまでの喜びをいっしょに経験してもらいたかった。日に日に私の気持ちはベビーにむけて愛情がつのっている。お腹を撫でたり、話しかけたり・・。この貴重な経験を離れているダーリンはできない。ダーリンの帰国の日まではもうちょっと。もしかしたら、ダーリンが日本に着いたときは、もう私のとなりにベビーが寝ているかもしれない。　こんなんでもパパになる実感ってわくのかな？　ダーリンにとっては初めての子供であり、もちろん妊娠したときも喜んでくれたし、楽しみにしてくれているのもわかる。でもなんか私は寂しい。　出産に立ち会ってもらわなくてもいい。でももしできるなら、どこでもドアをあけて、今ダーリンにぎゅっと抱きしめてもらいたい。・・・そう思いながら息子をひざの上にのせて、ぎゅっと抱きしめてみた。　

離れ離れになっちゃった

　とうとう愛しのダーリンがアメリカに行ってしまいました。　出発までの一週間は、慌ただしく、ゆっくり話をする暇もなし。　引越しの手伝いに来ていた母は、荷物が業者さんの手によってパックされ、トラックにのっている大きな木の箱に運ばれるのをじっと２階の出窓から見ていた。　トントントン・・・と木の箱に釘がうたれる。涙がつぅーっと流れおちている。　悲しいよね・・・　娘が離婚して、その後再婚。母は、私のダーリンが大好き。だから何も心配もないし、安心している。一番の私の支えであり、理解者。　でもまた数ヵ月後には、一人娘である私との別れが待っている。　本当に行っちゃうんだね。　家族みんなで飛行場のターミナルまでお見送りに行った。私の出産があるから、一ヵ月後に、また日本に来る予定のダーリン。「すぐ会えるから！」って母と私を抱きしめた。　私ももう泣かないって、母と頑張った。　息子は最後まで笑ってた。　ゲートに入り、ダーリンの姿が見えなくなった。　その瞬間、息子がすごい大きな声で泣き出した。　床に座り込んで、泣く息子。　　息子とダーリンは、いまや本当の親子です。　５歳になった息子。パパの前では涙をこらえて・・・　大きくなったね。　頑張ったね。　でも息子の声は、姿が見えなくなったダーリンにも、しっかり届いていたようです。　壁の隙間から見えたダーリンの顔はとてもさびしそうでした。　ターミナルを出て、駐車場へ向かう私たち家族は、いっぱい泣いちゃいました。　ダーリンがこの一週間忙しかったから、私はメソメソ、イライラの繰り返し。妊婦だからもあるけど、やっぱ笑顔で過ごしたかったなぁ。（ちょっと後悔）　でも私と同じような立場の人が空港にはいっぱいいた。愛する家族との別れで、その場所はお通夜みたいだった。　離れ離れは辛いけど、軍人の妻だものね。　ダーリンが日本を去った。母は次の日も泣いてた。私の息子がいっちゃったって。　数ヵ月後、私も母をおいて、アメリカに向かう。　お母さん。ごめんね。　★気がついたら、もう妊娠九ヶ月になっていた。そんなこともわからなかった。　お腹の中で、ダーリンの分身である小さな命が、私を励ましてくれています。　　