焚書官ハル登場------------！！
人探しをしていると、ハルと、この時代には珍しく、肩を露出した服を着て、男勝りな言葉遣いをする白い髪をしたフランベルジュという女の子が街へやってくる。
でも、
フランは何やら全身を鎖で覆われ、動きを制限されているよう。
それについては何も言わないハル。
それにフランの方も、その規制に文句を抱えているわけでもなく･･･一体何なのかこの子は。
ただ、ダリアンと同じく錠前を持った者。
ということは･･･って話だよね。
どうやら彼らの探し人は、
読姫と鍵守。
ヒューイとダリアンのこと？
女警官のメイベルは街の人気者♪
彼女に不審者扱いされて声をかけられたハルたち。
ハルたちはこの街で、観光客など80人の人が行方不明になっているという話を聞かせる。
そんな事実はないと否定するメイベル。
だから行きずりや観光客ばかりが消えているというらしい。
それに今探しているふたりが関係しているのかを調べに来たというのだ。
そこでメイベルは宿がないふたりのために家を提供してくれる。
メイベルは祖父と祖母と妹のパトリシアの4人暮らし。
だが、出迎えてくれた祖父たちに対し、
パティはこの街に何をしにきたのかと、早く出て行けと追い出すような言葉をはいたのだ。
その夜、見回りに出るハル。
小高い場所から見えたのは、
火事で焼かれた街の跡。
だが、それを調べているとき、ハルへしなだれかかる娼婦が現れたのだ！！
何故このような場所にいるのか？
それを女に問うハル。
すると･･･
彼女は突然ハルを襲ってきたのだ！！
この女、誰かに操られているのか、
人形だったのだ！！
恐らく消えた者たちにこの人形が関わっているのは間違いない。
ハルは相手が人形だと分かると、容赦なくぶっ潰してしまうのだった--------。
って、
ハル、素手なのにめちゃ強いっ！！
家に戻ると、パティはハルが戻って来たと安堵したように言う。
どうやら以前同じようにここに泊まった者たちは･･･戻って来なかったよう。
これが行方不明者の現実か。
そこでハルはフランと共に、大きな杖を持ち出かけることに。
この街は、かつて戦争していた時期は大きな工場で爆弾や弾薬を作っていたらしい。
では、今は何を作っているのか？
その工場にあったのは----------------無数の人形！！
しかも
人形が人形を作り出していたのだ！！
こ･･･これはちょっと戦慄の光景だなぁ（＾＾；）
それを操っていたのは----------メイベル！！
ハルたちは、どうやら最初からメイベルを疑っていたよう。
目立つ行動をしていれば、読姫と接触した者から接触があると思ったからだ。
ここは大戦時、火薬工場に落とされた爆弾のせいで3000人いた住民が400人まで死んでしまったというのだ。
焼かれた街。
焼け跡の残骸はその時のものか。
泣き崩れるメイベルの前に現れた鍵守と読姫。
「壊れてしまったものは、もう一度作り出せばいい」
そう言って、メイベルに渡した幻書。
「街を守るため」
正義感が強く、この街を愛していたメイベルは、みんな昔のままで存在させようと、人形を作り、それぞれの役割を与えたというのだ。
だが･･･どこかでゆがみは生じる。
命令以外の存在と接触したり、予想外の事を聞かれたとき、人形達はパニックに陥ってしまい、人を襲うようになったよう。
行方不明者の原因はこれか。
「お前が守ってきたのは、過去の幻影だ！！」
厳しい現実を突きつけるハル。
だが、たとえやり方を間違っていても、メイベルにはこの方法しかなかった。
「私はこの街を守る！！」
一斉に攻撃を仕掛けてくる人形達。
きりがないと言うフランに、
ハルは書架開放を命じる。
ひょえぇぇぇ。
こちらはなんとグロっぽく、おなかですか（＞＜）
そこから幻書を取り出して、どうするのかと思えば、持っていた杖に装着！？
なんとその幻書をたきつけて、魔力の炎を生み出してる！！
･･･すごい飛び道具だよなぁ。
本をそのまま使えるのは便利だけど･･･なんか装着するって発想に驚いた。
あっという間に人形達を焼いてしまったハル。
そしてメイベルも----------。
街にはいたるところで人形が倒れていた。
ここは夢幻の世界。
それを一番よく分かっていたのは･･･メイベルの妹・パティ。
戻って来たハルの腕に抱えられた姉の姿を見て、死んでいるのかと怯えるも･･･。
幻書に喰われたところだけを焼いたというハル。
だから彼女が幻書と関わった時からの記憶はもうないというのだ。
旅立つハルたちにパティは笑顔で言う。
大丈夫。
「死んだ人たちの分まで頑張れる」
姉が大好きだったこの街の姿を覚えているから･･･。
そして、バイクを走らせるハルの横顔を見ていたフランは、今笑っただろうと、ハルをからかうのだった------。
主人公たち登場ナシですか！？
いや、驚いた。
でも、今回まとまりがあって面白かったよ？（苦笑）
ハルたちとヒューイは今後接触があるのかしら？
そこも気になるところ。
そして、メイベルに幻書を渡した読姫たち。
あのふたりの存在が今後の鍵なのか。
対立しそうなのは間違いなさそう。
ヒューイたちがいつ出てくるのかって待ってて終わっちゃったのには笑ったけど、今回のお話はよくできてたのでOK。
またの登場をお待ちしてます（＾＾）
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