鹿矛囲の狙い-------------!!
どんどん容赦ない内容になっていく今作。
中には見るのもしんどくなる方もいらっしゃるんじゃないかしら。
かなり色相濁る内容だしね(^^;)
そして試される人の真相心理。
さらけ出される感情が怖い怖い。
国防省のドローンが乗っ取られる。
しかも、操っているのは一般市民。
これは前代未聞の事態。
しかも、ドローンのカメラ映像をゲーム画面に見せかけているため、このホロプログラムをゲームだとしか思っていない彼らは、公安部の執行官、そして監視官を敵とみなし、追い詰め攻撃を仕掛けてきているのだ!!
「殺意なく殺す人々。
彼らの色は何色か・・・そういう事なの?
鹿矛囲!!」
志恩でもってしても、これはいたちごっこになるプログラム。
大本のサーバーに場所が巧妙に隠されており、特定に時間がかかるというのだ。
今はただ増殖を食い止めるしかできないのが現状。
このゲームへ誘うための導入役をやったのが、代議士。
それを察した雑賀。
そして朱もまたドミネーターに執着していた鹿矛囲の目的に気付く。
このゲーム、ドローンは囮。
本当の敵は背後におり、ドミネーターを所持していると!!
すぐにすべての執行官に単独行動の禁止命令を出す朱。
だが、その前に動き出してしまっていた蓮池。
そして-------彼は酒々井監視官にドミネーターで撃たれてしまったのだ!!
「鹿矛囲のつくる世界に猟犬はいらない」
眼帯をした彼女はサイコパスがクリアなままでドミネーターを使って見せたのだ。
「それこそ君が本来持っていた心だ。
君は解放された。
おめでとう」
そう告げ、酒々井を抱きしめる鹿矛囲。
彼に感謝する酒々井。
だが、彼は苦しそうにそんな事を言われる資格はないと呟く。
酒々井はそれでも自分の目が嫌いだったからいいのと、全てを受け入れてしまったのだ!!
そして酒々井の瞳を自分の目に入れ変えた鹿矛囲は・・・。
彼女のデーターを使い、ドミネーターを操る力を手に入れたのだ!!
「あなたの目になれてうれしい」
そこまで心酔してしまっている酒々井。
役に立つなら体をいくらでも使ってとまで言ってのけたのだ!!
今は計画を進めようと動き出す二人。
鹿矛囲の目的は---------ドミネーターの回収。
その頃美佳は・・・東金の部屋を探り、彼が配属された日からずっと朱のサイコパスを記録しているのを発見してしまう。
流石にこれは引く行為。
東金、何者!?
だがその時、志恩から連絡を貰い、慌てて分析室へ移動。
信じられない事に、酒々井が起動した2丁のドミネーターが別々に動いているのを画面が映し出されていた。
何故?
どうやって?
説明がつかない事態に、美佳と共に応援に出ると言い出す弥生。
だが、それを止めたのは、朱。
敵にドミネーターがある以上、執行官は来るべきではないというのだ!!
確かに潜在犯でもある彼らは相手にとっては標的になる存在。
次々と制裁されてしまう執行官や監視官たち。
三係はあっという間にバラバラに。
そこで朱は合流した宜野座たちを脱出させるために自分が囮になる計画を立てたのだ。
「ドミネーターでは監視官は殺せない。
鹿矛囲は私が捕えてみせます」
朱だからこそ言える言葉。
だが、こんな無謀な計画、当然美佳は理解できない。
執行官を庇う監視官などありえない。
サイコパスがクリアだからと調子に乗っているのではないのか。
「濁っちゃえばいいのに」
思わず出てしまった言葉。
・・・うわぁ。
これは危うい。
朱は特異な存在。
どんな境遇に陥ってもサイコパスは常にクリアなままなのだ。
それは、色相が濁りやすい者にとっては脅威の存在だろう。
羨ましさを通り越して-------濁らせてしまいたいと考える輩もいるだろう。
人間の汚い部分だよな。
この美佳の一言は今回一番ぞっとした。
そして、雑賀は志恩にゲームのクラウドサーバーを調べたらどうかとアドバイス。
すぐにそれがヒットしたよう。
すると次はゲームプログラムをクラックして、サイコパス保護のホロを解除しろと言ったのだ。
だがそれはつまり・・・ゲームプレイヤーに現実の光景を見せるという事!!
無自覚の殺人を白磁の元に晒すと・・・。
確かにそれが一番手っ取り早い。
だがそんな事をすれば、絶対にエリアストレスは上昇してしまうだろう。
それでも一刻も早い解決はそれしかないのだ。
だがその解除にも志恩でも時間がかかるよう。
それを自らやると挙手した雛河。
「お姉ちゃん、助けなきゃ・・・」
・・・雛河は朱の事お姉ちゃん的存在に思ってるんか。
なんか可愛いなぁ♪
弥生もサポートを買って出る。
志恩の誘導で、手薄な場所へ移動しながらドローンを追い詰める。
だが、須郷も、宜野座も東金逃げずに朱のサポートに回ったのだ。
須郷曰く、ドローンは一定間隔に同志がいれば同士討ちしないためのロックがかかるシステムがあるというのだ。
それを利用すれば大半のドローンを無効化できる・・・かもしれないと。
失敗すれば自分が死ぬだけ。
その計画を朱は自らがやると、詳しい説明を求める。
だがその時、三係の新庄からSOSの通信が入る。
すぐに合流に向かうのだが・・・通信が途切れてしまう。
これ以上の犠牲は出せない。
そう判断した朱は、なんと執行官である須郷に自分に命令しろと指示を促したのだ!!
時間がない。
そこで運用試験所へ移動を開始した朱たち。
背後にいた東金は・・・走り出した朱の背中にドミネーターを向ける。
朱のサイコパスは、まったく曇ることはない。
「この状況で、何て美しい・・・。
だからこそ、黒く染めてやりたい-------!!」
うわぁ。
東金もそっちの人か(><)
でも、この一言で東金はもしや鹿矛囲の仲間なんじゃないかとか思ってしまったわ。
どこまでの状況であれば朱のサイコパスは濁るのか?
それを試しているのではないかと思ったよ。
そして、朱を狙うドローンの動きを逆手に取り、ドローンを集約させてみせた朱。
同士討ちできないのを見越しての距離を保ち、タイミングを見計らい、集中砲火を浴びせたのだ!!
大爆発を起こして止まったドローンたち。
朱たちは皆無事。
だが、酒々井の元へ5丁のドミネーターが集まっているという。
そこに鹿矛囲もいるはず。
だがその先は・・・海路で逃げるのではないのか。
すぐに実弾の銃を持ち、鹿矛囲たちを追う朱たち。
それは鹿矛囲はドミネターで裁けないだろうことを朱が予測したから。
宜野座は止めたけど、そんな事で朱が止まるわけがない。
だがその時。
なんと今度は公安局監視のドローンまでが誤作動を起こし始めたのだ!!
攻撃的になるドローンたち。
だがその時、ようやく雛河が解除プログラムを発見。
すぐに解除に動こうとするのだが・・・それはプレイヤーたちの今までの現実を見せるという事!!
どれだけの人のサイコパスが濁ると思っているのかと止める美佳。
だが、それには従わない志恩たち。
それは美佳の仕事だからだ。
このまますべてのドローンがコントロールを奪われたら、世界は秩序を失ってしまうだろう。
すると美佳は「そんなの公安のやる事じゃない」と責任転嫁。
マニュアルどうりに行かない事もあると諭す雑賀。
これは苦渋の選択。
それでもやらねばならないのだ。
そして、デッドボタンを押した志恩。
ゲームを楽しんでいたプレイヤーたちは、現実を知り--------恐怖する。
そしてドローンの動きが停止。
だが、それと共に一瞬にしてエリアストレス警報が発動。
「だから言ったのに!!」って、美佳はこういう子だよなぁ。
集団的なサイコパス汚染。
これはまるでシビュラによる秩序の弱点を一つずつ確認しているような行為だと感じる雑賀だった・・・。
そして、船に乗った鹿矛囲と酒々井は集まった5丁のドミネーターに満足。
そこへ駆けつけた朱。
迷わずドミネーターを鹿矛囲に向けるのだが・・・ドミネーターは鹿矛囲を認識すらしないのだ!!
透明人間。
だが、鹿矛囲が向けたドミネーターもまた朱を執行対象外と認識。
鹿矛囲は「これが君の色」と朱のサイコパスを確認し、嬉しそうな表情を見せる。
「あなたは何者?
何が目的なの?」
「常守監視官。
君に裁きを見届けて欲しい」
そういい残し、船を発進させる。
待ちなさいとライフルを向けるも・・・鹿矛囲は朱が撃てない事を知っているのだ。
そこへ現れた東金は、汚れ仕事は自分たちの役目だと銃を奪い船を狙う。
その姿が---------慎也と重なる。
「ダメ!!」
思わず体を張って止める朱。
目の前で5丁のドミネーターを奪われ、鹿矛囲と酒々井を行かせてしまう朱だった・・・。
もう慎也に、執行官に罪を犯させたくない。
その一心だったか・・・。
鹿矛囲は存在する人間だった。
それがわかっただけでも今回の収穫だろう。
だが、その代償はあまりに多きかった。
公安はこれで二係だけでなく、三係も半分の人材を失った。
まともに機能するのは今は朱が指揮する一係だけ。
酒々井のドミネーターのユーザー認識を止める事は出来ないのか?
それが一番じゃないの?とか思ってしまったけど。
でも、その奪ったドミネーターで鹿矛囲は何をする気なのか。
シビュラの矛盾点を暴くため?
この世界への挑戦状をたたきつけた鹿矛囲が目指す世界とは?
朱の判断がまだまだ後手なんで、その反撃が早く見れるようにだな。
半分終わったしね。
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