映画好きのわが夫、ブランは、よく趣味でスクリーンプレイを書いたり
しているのだけど、
(趣味でスクリーンプレイを書いているアメリカ人は、ごまんといるので、
これが世に出る確率は物凄~く低いと思いますが。)
「女性の意見も聞きたいから、読んで感想を聞かせて。」
と言われ、未完成の彼の脚本を読んでみた。
100ページ以上はあるので、何回かに分けて数ヶ月前から読んでいる。
(映画の脚本というのは、だいたい120ページくらいが多く、1ページにつき
1分の割合でスクリーンになるのだそう。)
それは、今から100年近く前の20世紀初頭、アメリカのある田舎町で
起こった本当のお話です。
登場人物は全て実在した人たちなので、ブランは主人公のお孫さんに当たる
男性と連絡を取り、何度かインタビューもしています。
ヒロイン役の女の子は、13歳の時に姉の知り合いだった21歳の
青年と恋に落ち、即婚約、14歳になったら結婚する約束をする。
え?14歳で結婚?
(と思ったけど、
その当時、アメリカの義務教育は8年生(中学2年生)までだったそうで、
特に女の子は義務教育終了後、14歳で結婚することも多かったのだそう。)
出会いからプロポーズ、女の子の父親への結婚の承諾、結婚までの
流れが早い、早い。
ちょっとこれ、展開が早過ぎない?
まだ2回くらいしかデートしていないじゃない?
(しかし、当時はアメリカでも、
男女が付き合う=即婚約=結婚の図式が当たり前だったのだそう。)
小さな町の教会で結婚式を挙げた日の夜、新居に着いたヒロインは
少しナーバスに見えたが、やがてみずみずしい肢体をあらわにする。
14歳の女の子が、
初夜に自分からさっさと服を脱ぐ?
(ここは修正したほうがいいのでは?と思ったけれど、
よく考えてみたら、、、、
アメリカ娘なら、この時代でも別に普通のことだったのだろうか。
日本人の女の子も積極的な人なら、そうなのかもしれないし。
いやしかし、このヒロインは、ごく普通のクリスチャンの家庭で育った、
ただし、普通以上に美しく可憐な女の子という設定だ。)
うーん、うーんと悩んでしまい、その後、アメリカのドラマや映画を
見る時にラブシーンを意識して見るようになった。
確かに、女性はさっさと自分から服を脱いでいる。
それどころか、もどかしそうに、相手の男性の服まで脱がしている。
そうかと思えば、女性の服が破けるほど男性が荒々しく、
脱がせていることもある。
そんな極端ではなく、もっとロマンチックにならないものかと
ブランに提案してみた。すると、
女の子は受け身で、恥じらいながら、
というシーンに変えるか検討するとのこと。(笑)
自分から脱ぐか、脱がせてもらうか、
これって、ちょっとした文化の違いなのかもしれないなあ。
さて、最終的にどういう脚本が出来上がるか楽しみです。