テーマ:むずむず脚症候群(54)
カテゴリ:想い出
何度か書きましたが、学生の頃、ダウン症、重度の自閉症、脳性麻痺などの児童が宿泊している施設で、宿泊してのアルバイト(あえてアルバイトと書くのは、私なりの意味があるのですが、それについてはまた今度)をさせてもらっていたことがあります。
夜はトイレ指導や就寝の確認をして歩きます。寝相の悪い子の布団をなおしたり、眠れない子がいた時は、少し添い寝などしながら、寝かせ付けたりします。その中で手強いのは、パジャマを全部脱いで寝ている子でした。時にはパンツも・・・ 急いで起こして、脱ぎ捨てたものを着せます。北海道は寒いですから、風邪の原因にもなりかねませんので。また、団体生活なので、一人だけパジャマを着ていないというのは、良くないという判断もあったと思います。 しかし、今にして思えば、ひどいことをしたものだと思います。パジャマを脱ぐというのは、それなりに身体的に苦痛があって、脱いでいたのかもしれません。私のようにむずむず脚症候群だったのかもしれません。体温調節がうまくいかなくて、パジャマを脱いで冷やしていたのかもしれません。パンツの紐がきつすぎて眠りにくかったのかもしれません。肌触りがどうしても好きになれなかったのかもしれません。においが嫌だったのかもしれません。感覚過敏や共感覚(こんど説明しますね)の児童もいたはずです。なのに、自分の状態をうまく説明できない彼・彼女らの言葉や意思表示をほとんど聞かず、無理矢理着させるという行為は、どれほどひどい行為であったかと、今、感じます。 ごめんね>学園のみんな お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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