カテゴリ:想い出
これが唯一私が見たことのあるオリンピックの競技です。
1972年の札幌オリンピック、9才の時でした。 自宅から、宮ノ森ジャンプ台や手稲山大回転コースが、空の下にくっきりと見えました。今、あそこで、世界の凄い人達が競技をしているのだと思うと、なんだかワクワクしました。 チケットは手に入りにくかったと思います。父が唯一手に入れたのはアイスホッケーのファイナルの試合でした。米ソは冷戦の真っ最中、熱くなるアイスホッケー、ルールなど知らなかったのですが、どきどきしながら、その日を待ちました。 会場は真駒内屋内競技場だったと思います。近くには屋外の競技場もあって、そこには思ったよりは青い炎が燃える聖火台がありました。寒い中、消えないんだろうかと心配したように思います。そして、五輪マークの入ったチケットを手に持って、父とコンクリートのゲートをくぐりました。 私と父の席は、確か、ソ連側のすぐ後でした。赤い、大きな選手達が、すいすいと滑って練習する様を見て、日本人がアイスホッケーで勝つのは等分無理だと子供ながら思いました。 いよいよ試合が始まりました。当然のようにアメリカを応援しました。白熱した試合だったと記憶していますが、結局勝ったのはソ連でした。とてもがっかりしたのを覚えています。かすかに表彰式の記憶が残っています。そして、私のオリンピックの記憶も、そこでとぎれます・・・ 今年はトリノ、いよいよ始まりましたね。 トリノのジャンプを見ていたら、昔のことを思い出しました。 競技はいろいろ変わったけれど、戦いに挑む選手と応援する人々のドキドキは変わらないように思います。 アイスホッケーはいつかな? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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