タコスとすだこ
タコスはすだこが嫌いだった。タコスはすだこが嫌いだった。タコスはすだこが嫌いだった。ちょっと違ってかなり同じ、ちびっと同じでだいぶ違う。あいつがとっても嫌いだった。ある日タコスはすだこを食べた。すだこはタコスに食べられた。あいつが失せないつもりなら、おれがぺろりと食ってやる。ってわけでそんなわけで、すだこはタコスに食べられた。ゴミバケツにはすだこの食べガラ。故郷のかあさん泣いたろう。けれど・けれど・けれけれけれど、もっと泣いたはタコスだった。どうしておれは知らなかった?どうしておれは知らなかった?あいつがあれほど、味のあるやつだって。・・・・・・いいやつだったねすだこさん!タコスはすだこが好きだった。タコスはすだこが好きだった。タコスはすだこが好きだった。なのに事態は後の祭。頭の中はドンちゃん騒ぎ。寝ても冷めても戻りやしない、ある日にあった、よくある出来事。