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カテゴリ:本
三洋電機の社外CEOに就任された野中ともよさんの著書を読んだ。
アンナが思う、成功する人の大まかな共通点として、 プラス思考、自己責任、常に感謝の気持ちを持っている、という3点。 野中さんも例に違わず、その三つの必要性について語っていた。 プラス思考である人は、決して今まで失敗が無かった訳では無く、 気持ちの切り替え、リセットの仕方が巧いのだと思う。 生きていれば常に悩みは、付きまとう。 アンナなんて、肌が荒れているだけで出掛けたくない程、気持ちが 沈むし、すべてを投げ出したくなる失敗や失恋もある。 でも、悩んだところで解決しないと分かったら、ダラダラ悩まない。 失敗を次に生かせば良い事だから。 アンナが、最も尊敬する男友達とご飯を食べていた時の事。 会社で納得のいかない事があり、落ち込んでいたアンナは、内心慰めの言葉を期待して、彼に愚痴をこぼした。 「会社の体制を愚痴ったって仕方ないだろ。 そんなものはアンナの力じゃ変わりっこない。 愚痴る暇があったら、よそで生きていける力を付けろよ。」 目から鱗だった。 良い悪いでは無く、同期に愚痴をこぼしてもこんな答えは返ってこなかった し、アンナが逆の立場でも、ただ文句を言ってスッキリしてるだけだった。 嫌なら、変える努力をする。 それでダメなら、自分がそこを去っても生きていける力 を付ければいいんだ。 アンナは今まで、他力本願そのものだった。 恋愛にしても、平たく言えば、スキだと言ってくれる人の中から、良いと思う人を選んで付き合っていた。 こんな事してくれるから好き、この人はこんなに大事にしてくれる から好き、と言う基準だった。 だから、その愛情や見返りが得られなくなると、 ヒドイ!前と違うじゃん!と感じたりしていた。 彼を選んだのは私なのに。仕事だって誰も頼んで、これをやれと言われてる訳じゃないのに、こんなはずじゃない!!とぶーぶー文句ばかり言っていた。 アンナはやりたい仕事をさせてもらっているのに、感謝や、楽しむことを度々忘れていた。 与えられた仕事を精一杯、楽しんでやる。 当たり前の事だけど、時間は誰にでも平等。 日々私たちは、日常生活の中で選択を余儀なくされる。 何を食べようか、テレビは何を見ようか、みたいな小さなことから、 仕事を変えようか、結婚しようか、なんて大きな分岐点まで。 ひとつひとつが自己責任でしかない。 誰のせいでもない、自分の責任。 例え、自分の彼氏 が、暴力男や浮気男、いわゆる『だめんず』だと判明しても、 選んだのは紛れもなく自分なのだから、それは自分の選択の末の 結末であり、責任なのだから。 それにしても、野中さんが就任してから、三洋電機は新しい風が吹いている様だ。 アンナも小さくても風を吹かせる女性になりたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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