Boku's Natural & Country Life 13
●Country Houseでこれまでに撮影した写真の整理を、この冬休みにようやく終わらせました。このシリーズで25回分くらいの写真が準備できましたが、コラムにぴったりと入れる文章を書くのに時間がかかるのでゆっくりと更新していきます。気長にお付き合い下さい。●さて、時は2001年晩春から夏にかけて。Country Houseは、建てるときに木をできるだけ切らないようにしてもらったので、鬱蒼とした木々に囲まれてしまいます(写真はこちら)。手入れの行き届いた雑木林にすべく、木を移植したり、間引きして道を作ったりと、この頃は子供たちとほとんど一日中外にいました。冬がきびしく野鳥も多いせいか、虫は都会の庭に比べてもそれほど多くないのですが、それでも小さな虫の世界を観察するにはとてもいい環境です。●子供たちには好奇心と感性に裏打ちされた強い目を持って欲しいと思います。強い目は、人生をきっと彩り豊かなものにしてくれるはずだと信じているからです。子供たちと小さな自然をよく観察すると、いろいろな発見や感動があります。羽化したての蝉を手に乗せたりすれば、小さな生き物への愛情も培われていきます。今考えても、子供たちと庭で過ごした時間はとても貴重なものだったと思います。●一方、家の中は施工から1年になろうと言うのに、未だに床の一部を塗っている有様です。一日中、庭に出て遊んでいるのですから、しょうがありません。祖父母や叔母を招いても材木がソファー代わりです。でも、それも今ではいい思い出です。