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カテゴリ:産む自信も育てる自信もなかった。
娘の20歳のBirthday。
感慨に浸る間もなく、 朝から晩まで予定がぎっしり。 それでも、朝起きたら、まずは娘に 「おめでとう」を言う。 本人も素直に嬉しそうな笑顔。 既に昨日、ばあばからお祝いが届いている。 その場で電話をしたものの、留守。 「直接本人に伝えたいから」と 留守電には吹き込まず。 こういうところは律儀。 「どうせおかあさんは、生まれた時間は午後1時過ぎだから、 まだ20歳になってないって言うんでしょ?」 いやいや、そんなことは申しません。 自分の誕生日だというのに、 大学の友人にリクエストされたからと 夕べはスコーンをたくさん焼いていた。 既にプレゼントは、そこそこもらっているみたいだ。 昨夜も、ハンカチやマスコットなどを見せてくれた。 今夜は、幼稚園や小学校時代からの友人と ディナーを楽しむらしい。 子どもの成長を一番わかりやすく示すには 数字を使って表すこと。 我が家の場合は、出生体重と現在の体重比が 1:40という驚愕の数字。 うん、これひとつで充分だ。 さらに、かつては娘のために私が焼いていたお菓子を 娘が引き続き焼き続けていること。 これは未熟児フォローアップの会のY先生のご指摘。 元気な産声を上げたものの今にも壊れそうだった娘は、 今やほとんど風邪も引かず、 美しい歌声を聞かせてくれるようになった。 かつての心配事は、いつの間にか解消されている。 それでも親というものは、いちいち気に病むもので、 つい、「3月13日から1週間、どこで何をしてたの?」 などということを訊ねては、 記憶力に自信がない娘を困らせてしまう。 いや、私が細かいことばかり覚え過ぎているのだ。 夜、私よりも後に帰宅した娘に、 夫とともに「おめでとう」を言う。 何度言っても嬉しい。 娘もにこにこしている。 毎日が驚きに満ちていた時期はとうの昔に過ぎ去っていても、 マイペースで暮らす娘を下宿人扱いしてしまいそうになろうとも、 私たちは親子であることに変わりはない。 生まれて来てくれて、ありがとう。 無事に育ってくれて、ありがとう。 これからも、どうぞよろしくね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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