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本読みのひとりごと

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読むこと、書くことが大好きなbiscuitです。
夫、元気すぎる2人の息子と4人暮らし。

新聞記者を経て、フリーランスライター/エディターに。

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biscuit5750@ Re[1]:木々との対話(09/12) >micoさん こんにちは!すっかりご無沙汰…
mico@ Re:木々との対話(09/12) bisさん、こんにちは。まずは次男くんのご…
biscuit5750@ Re[1]:さようなら、クウネルくん(01/27) >micoさん お久しぶりです! コメントを…
mico@ Re:さようなら、クウネルくん(01/27) クウネル。新装された表紙を見てお別れし…
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2006.10.05
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カテゴリ:音楽日記
先月末、菊地さん4ナイトを強行して体調まで崩し、音楽欲を最後の一滴まで使い果たしたはずなのに、またまたライブへ。
初めての横浜ブリッツ!
F.A.D YOKOHAMAというライブハウスの10周年記念イベントで、10日連続ライブをやるのだそう。
今日はその5日目で、POMERANIANSと、小島麻由美ちゃんと、そして渋さ知らズオーケストラが出る。
この内容、3時間半で4千円はお得だと思う。

麻由美ちゃんは、ステージに出てくるのと同時に、きらきら光る金色のパンプスを脱いで、裸足になっていた。色、白い。ほそい。かわいい。薄いベージュのワンピースが本当によく似合う。妖精…
そして、超セクシーな声で「結婚相談所」を歌い上げた後、突然無垢な少女の顔になり、舌ったらずな甘い声で「たいへんだったでしょ、きょう、あめ」と客席に向かって語りかけ、前列の男の人たちが身悶えしていた。わたしも思わず、自分の性別を忘れて身悶えした。小悪魔…

麻由美ちゃんはかわいさだけでなく、作曲も、歌声も天才的なので、ぐんぐんステージに引き込まれる。
大好きな「茶色の小瓶」に至っては、とうとう一緒に歌ってしまいました。
そして「ろくでなし」。
越路吹雪さんヴァージョンは、さすがに風格があって、日本の田舎の歓楽街のイメージだけど、麻由美ちゃんが歌うと、イタリアあたりの港町が思い浮かぶんだよなあ、ぜったいに。
恋を失って街を追われる娼婦なのに、ふしぎに足取りの軽い、少女のような、天使のように純真な女の子。
感情移入しすぎて、麻由美ちゃん本人が、夕暮れに背中を押されて街を後にする気がして、なんだか泣きそうになってしまった。
ああー俺はやっぱりかわいい女のひとが…っていうか、麻由美ちゃんが好きだ!

「ハートに火をつけて」を聴きながら、菊地さんのサックスと麻由美ちゃんの歌声が絡むのをCDではなく生で聞けたら、どんなにすばらしいだろうなあ。と思う。
最近ようやく、自分が菊地さんのSAXになることや、菊地さんのツボにはまる歌姫に変身することや、菊地さんの住むマンションを割り出して職安通りに引っ越すことは、ひょっとして今生では無理かも? と気づき始めたので、かわいい女の人にファンの切ない夢を託すのです。
麻由美ちゃんのアンニュイな声は、菊地さんのエロい金管アレンジによく合うのだよなあ…って、ほかの人のライブについて書いているのに、菊地さんを登場させてしまうわたしは、千秋を追いかけるのだめくらいヘンタイです。はい。

そして渋さ知らズ。
オープニング、客席から始まったのだけど、本当に打ち合わせなしだったみたいで、客の前でブリッツのスタッフと交渉していた。
その日の空気や、感じることを大切にしているんだなー。
「火男」、今夜は切れ目がないまま1時間ぶっ通しだった。
「終わるのか? これで本当に終わりか?」と何度も思うのですが、その度にまた新しいソロが始まり、渾身の大合奏がつづく…
やっぱりかっこよくてどきどきしたけど、渋さ初心者には、1時間ぶっ通しはきつかったです、音量が。
1組目のポメラニアンズ(初めて聴いたけど、思いのほかよかった。明るい曲で。元気が出た)もなかなかの音量だったので、後半は頭がぐるぐるした。
渋さは初めての友達、Hちゃんと一緒に、ふら~っとなりながらブリッツを出る。
耳が完全におかしくなって、お互いの声さえも糸電話を通しているようにしか聴こえない上、わたしたちはお腹がぺこぺこだったのです。

近くのジョナサンに飛び込み、それぞれこってりした料理をじゃんじゃん頼む。
メインの料理を待つ間、空腹をがまんできず、「ポテトは早くできますか?」と目をぎらぎらさせて店員に訊ねるうら若い乙女たち。
運ばれてくる料理をもりもり食べながら、仕事と恋と結婚と人生と本などについてたくさんしゃべる。

何だか、とてもすっきりした。
体調の回復とともに、次第に仕事の負担も増え、身の回りもざわざわし、ちょっと疲れがたまっていたのだけれど。
心身に溜まった澱が全部出て行って、エネルギーが湧いてくる感じ。
いろいろあるけど、また明日からがんばって生きよう、という具合に。
やっぱりライブはよいなあ。何日もつづけていくのは年に1度、菊地さんがピットインに出るときだけとしても、たまに来るといろんな流れがよくなる。
それもできればひとりより、こうやって大事な人と来て、興奮を共有できるのがいいみたい。
お金は、ブランドのかばんや法外に高い外国の服じゃなくて、こういう時間のために使いたいものだ。

さて、帰りの電車で、ipodのイヤホンを耳に入れたら、明らかに音程がおかしくて、「さては壊れたか?」と思いながらいろいろいじくっているうち、壊れたのは自分の耳だと気がついた。
明日の仕事、電話だいじょうぶかなあ…





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Last updated  2006.10.07 00:21:40
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