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本読みのひとりごと

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読むこと、書くことが大好きなbiscuitです。
夫、元気すぎる2人の息子と4人暮らし。

新聞記者を経て、フリーランスライター/エディターに。

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biscuit5750@ Re[1]:木々との対話(09/12) >micoさん こんにちは!すっかりご無沙汰…
mico@ Re:木々との対話(09/12) bisさん、こんにちは。まずは次男くんのご…
biscuit5750@ Re[1]:さようなら、クウネルくん(01/27) >micoさん お久しぶりです! コメントを…
mico@ Re:さようなら、クウネルくん(01/27) クウネル。新装された表紙を見てお別れし…
biscuit5750@ Re[3]:子どもを持つことの不自由と、自由(11/17) >バーソロミューさん お久しぶりです! …

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2007.02.03
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カテゴリ:音楽日記
サントリーホールでクラシックコンサートを聴く。
都響と、ヴァイオリニスト岡崎慶輔さんの共演。
大好きなブラームス。ヴァイオリン協奏曲。
スケールの大きさと繊細さが、針の穴を通すような絶妙なバランスを保って一気に進行する、奇跡のような音楽。
カデンツァが始まるころには、うっとり夢見ごこち。
ヴァイオリンという楽器が、わたしは本当に好き。
第2楽章のオーボエ、優美な響きに思わず目を閉じる。
引き継ぐヴァイオリンも、情熱的なだけではない、やさしくてぬくもりのある響き。
気のせいでなければ、去年の芸術劇場より音にまろやかさがあるような。
何かあたたかい、きれいなものに心を包んでもらったみたいな気持ち。
岡崎さんのいる時代に生まれてよかった。

ドヴォルザーク。交響曲第9番「新世界から」。
12の年、わたしがオーケストラに入って初めて弾いた、思い出の曲。
荒々しい第1楽章。トランペットがかっこいいんだ。身を乗り出して聴く。背すじがびりびりする。
第2楽章、ラルゴ。ホルン、あたたかい。木管楽器群の活躍も見逃せません。この楽章を聴くと、弦楽器フェチのわたしも必ず管楽器を吹きたくなる。
早いテンポの第3楽章を経て、クライマックスの第4楽章、アレグロコンフオーコ。火のように。
あの有名な冒頭部で肌が粟だつ。か、かっこいい!
ついのめり込んで、左手の指と右手首がむずむず。弾きたくなってしまう。

あのとき、一緒にオケをやっていた子たちの名字も思い出せないのに、ビオラの女の子の大胆な弓の動かしかたや、チェロの女の子が目をつぶって気持ちよさそうに第2主題を弾いていたことが、曲を聴きながら昨日のことのようにくっきりと思い出せる。
音楽ってふしぎ。





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Last updated  2007.02.06 15:36:16
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