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テーマ:好きな絵本教えて下さい(711)
カテゴリ:美術館日記
なにやら最近、細かいところの勘がいろいろ鋭くなっている。
たとえばわかりやすいのは、携帯メールが来るとき、5秒くらい先行して、(頭の中で)着メロが流れはじめる。 などということが、しばしば起こる。 妹からのメールだとジュディマリ。 恋人からのメールだとケツメイシ。 ふだんはケツメイシのことなどほとんど意識せずに生活しているので、突然頭の中でケツメイシが流れはじめると、「あ、メール来るな」とわかる。 ときには、数秒前から無意識に口ずさんでいることもある。 今思いついたが、この能力?は、携帯をマナーモードにしていても有効なのだろうか? あるいは、毎日ランダムに着メロを変えたらどうなるだろう? 今度実験してみよう。 役に立つんだか、たたないんだかよくわからない、ささやかなプチ超能力! * 診察。 目標ができたら、みるみる薬が減ってきた(いや、実際はもう1年くらいのんでいないんだけど。処方箋が変わったということ)。 主治医の先生にも目標を告げ、一緒にがんばっていくことを約束する。 カウンセリング。 理想のかたちについて。 ものごとは、これはもう「必ず」と言い切っていいと思うが、最初の理想どおりにはゆかない。 時間が経ち、環境が変わり、たくさんの人がかかわる中で、どんどん変化してゆく。 そのとき、どうするか。 最初の形に固執して、現実とのギャップに苦しむか。 思い切って鎖を解き、執着を手放して、変化そのものを楽しんでしまうか。 後者でありたい、とわたしは思う。 今の自分に見えている範囲なんて、たかが知れている。 だから、不安でも、傷つくかもしれなくても、変化することをためらわない自分でいたい。 そのためのレッスンは、もう始まっている。 * 銀座松屋でリサとガスパール&ペネロペ展をみる。 リサとガスパール、妹が大好きなので、お土産を買ってあげたいと思ったのがもともとなのだけど、入ってみたら、身もだえするほどかわいくて、一枚いちまい、食い入るように見る。 見ているうち、いとしさで胸がいっぱいになって、ちょっと泣いてしまう。 絵の力はすごい。絵本が持つ愛の大きさと無防備さはすごい。 かわいいものは、切ない。 かわいらしさは、幼さや弱さと表裏になっていることが多いから。 大人のわたしは、かわいいものが虐げられることを漠然と想像してしまい、それは小さな恐怖に変わる。 守らなければ、と思う。 守れるのかこんな暴力に満ちた世界で、そもそも、わたし自身だってちっぽけで弱いのに、とも思う。 そんなことを言っても、たとえばいつか、暴力によって存在を脅かされるとしても、かわいらしい者たちを守って、自分の中にあるかわいらしさの砦を守って、けんめいに生きていくしかないじゃないか、と思い直す。 それが大人の、女であるわたしの仕事だ。 リサがお母さんにプレゼントを買ってあげる絵本と、絵はがきを何枚か、お土産に買う。 * 晩ごはんには、友達におそわった冷奴(細かく刻んだねぎを、ごま油と塩で和えてたっぷりのせる)と、トマトサラダを食べる。 ひさしぶりに、梅酒もいただく。 だいぶ熟成して、とろんとおいしくなってきた。 酔っ払った頭で、ベッドサイドのアイビーを植え替える。 どんどん伸びて、息苦しそうだったので。 さあ、思う存分成長してくれたまえ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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