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カテゴリ:美術館日記
秋分の日を過ぎて、暦の上では秋ですね。 こちらは、まだまだ暑い日が続いています。 みなさまは、いかがお過ごしですか? * 午前中の予定がぽっかり空いた今日は、ヨガ教室の後、美術館に行ってきました。 天井が高く、内部の曲線がやわらかく、展示室もゆったりしたつくりで、素晴らしい美術館! しかも、人が全然いない!! (今日は、わたしのほかにもうひとりしかお客さんがいなかった。 静寂の中でゆっくり作品と対話できるのはもちろん最高の贅沢だけれど、 こんなにいいところなのにもったいないなあ) * 内間安瑆(うちま・あんせい)という版画家は、今日まで知らなかった。 沖縄にルーツを持つ、カリフォルニア生まれの作家なのだそう。 晩年の「Forest Byobu」のシリーズがよかった。 繊細なグラデーションがとても綺麗で、絵の前に立つと心が落ち着く。 この人の版画、好きだなあ。 ヨガの後だったから、余計にすっと色彩が心に入ってきたのかもしれない。 * ゆっくり呼吸すると、自分を取り巻く景色や、時間の粒子が細かくなる。 両方の足が、しっかり大地とつながっている感じがする。 毎日長い時間ものを書いていると、わたしの本体が言葉の森に迷い込んで、ふわふわ空中を歩いているような状態になる。 だからときどき、ちゃんと地面につなぎ直すことがとても大切。 たとえば静かに息を吐くとか、子どものあたたかい手をぎゅっと握るとかして。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.09.26 09:15:04
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