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カテゴリ:美術館日記
おいしいとんかつ屋さんでお昼ごはん。 窓から、さくらんぼの白い花が見えた。 木の根元には、たくさんのアカツメクサ。 子供のころ、よく花びらをちぎって蜜をなめたっけ。 ふかふかして気持ちよさそう。 わがままを言って、午後から車で広重美術館に連れていってもらう。 うわー、好きだ、ここ。 小さいけれど、すみずみまで気づかいが行き届いている。 きれいなステンドグラスもある。 浮世絵の専門美術館を見るのは初めて。 印刷物ではたびたび目にするけれど、実物の前に立つと、やはり迫力がある。 大胆な色づかい。繊細な線。 空の藍色。地平線の茜色。完璧なグラデーション。 モネもゴッホも魅了されるわけだ。 歌川(安藤)広重が1代目だけじゃなく、5代目までいることも、今日まで知らなかった。 2代目以降の広重さんには申し訳ないけれど、1代目とそれ以降では、線の細やかさや色彩のセンスがまったく違う。 天才、ってつまりこういうことなのね。 富嶽三十六景「武蔵小金井」ののぞき富士、背すじがぞくっとするほど美しい。 絵はがきを買う。 ミュージアムショップも気が効いていて、紅花染めのスカーフや、花の香りのお香、きれいなトンボ玉などがセンスよく並べてある。 オーガニックな喫茶店もある。 すてきすてき。 引っ越してきたら、ときどき来よう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.04.21 19:26:14
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