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テーマ:Jazz(1977)
カテゴリ:音楽日記
昼からラタトゥイユを煮込んでおいて、本日は青豆ちゃんとデート。
九段会館でペペ・トルメント・アスカラールなのです。 少し迷って、白地にパステルカラーのストライプが入った、夏のワンピースをえらぶ。 待ち合わせの銀座は真夏の陽気。風鈴屋さんも店を出している。人が溢れかえる歩行者天国から、教文館のカフェに避難。 喫茶店のおばさまは案の定、青豆ちゃんが腕に抱いたバラの花束をていねいに褒めてくれた。 * さて、コンサートは素晴らしかった。 コンサート、とかライブ、と呼ばれる形式に則っているけれど、本当は別のものだ、これは。 おそろしく甘美で、頽廃的で、中毒性のある。 歓楽街。キャバレー。ネオン。死ぬほど甘いチョコレート。グラスの氷。甘いささやき声。 さまざまなイメージが渾然一体となって、音のきらめきと一緒に目の前で弾ける。 この人は一体、音楽を使って何をするつもりなんだろう。どこまでゆくんだろう。 乗りかかった船だから、地獄の果てまで見届けたい。 今夜は「プラザ・レアル」が冴えていた。「ルペ・ベレスの葬儀」もすごかった。 「You don’t know what love is」、ヴォーカルも素敵だったけど次回はサックスで聴きたいな。 興奮さめやらぬ頭で、近くのバーに入る。 何もない街と思い込んでいたけれど、路地を入ればちゃんとお店があるのですね。 最初サングリアを頼んだのだけど、物足りなくなってチリのワインに切り替える。 ぺぺの音楽には赤ワインが必要。 いろいろあるけど、素晴らしい音楽にうっとりして、おいしいお酒を飲んで、大好きな女の子としゃべって笑い合えることは幸せ。 質のいい音楽は、仕立てのいいヴェルヴェットのドレスみたいに、女性をやさしく包んで、いい気持ちにしてくれる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.07.02 22:58:43
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