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カテゴリ:美術館日記
ヨーガをして、シャワーを浴びて、森美術館へ「ル・コルビュジエ展」を見にいく。
コルビュジエおじさんは、家や町というより共同体そのものを作りたかったのかな、と思う。 インタビュー映像も、模型や設計図につけられた説明も、初期から中期にかけての建築物そのものも、寂しそうだったり、認められなくてつらそうなものが多い(と、わたしは感じた)。 集合住宅は、家というより清潔な箱のようだし。 「わたしには建築の知識がないので、素晴らしさを理解できないのだろうか…」と心配になってくる。 けれど最後に、コルビュジエさんが奥さんと自分のために建てた「休暇小屋」の再現オブジェの中に入って、ほっと安心する。 亡くなるときには、ちっぽけなあたりまえの居心地よさを感じて幸せだったんだな、とわかったから。 コルビュジエさんのことを、わたしは「クウネル」で初めて知った。 彼が両親のために建てた「小さな家」の特集が載っていたのです。 最初の印象が「小さな家」だったので、「サヴォア邸」や「ロンシャン教会」を見て少し驚いたのかもしれない。 せっかく展覧会にまで足をはこんだので、ブルータスのル・コルビュジエ特集を買ってみる。 遅ればせながら、勉強させていただきます、コルビュジエさん。 そしてもう一度、展覧会へゆこう。 きっと印象が変わるはず。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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