|
テーマ:今日聴いた音楽(75639)
カテゴリ:音楽日記
降りしきる雨を見ながら、ジェシー・ハリスがプロデュースした畠山美由紀のアルバム「Summer Clouds, Summer Rain」を聴いている。 会いたかったなんて 寂しかったなんて 言わなくていい 分かっているの 決して消えない痛みよ 台風がやってきて、過ぎていくのを、家族のいる部屋の中で、安心して本を読んだりしながら待つのはすてき。 今朝、目がさめたら、驚いたことに心が穏やかに静まり返っていた。 ずっと胸がきりきり痛んで、胃がぎゅうっと縮こまって、おなかが空かなかったのに。 肩の力が抜け、心臓は規則正しい鼓動を取り戻し、正当な食欲もよみがえっている。 5時間も寝ていないのに、頭の芯がたぶんここ1ヶ月でいちばん、嘘みたいにすっきりしている。 興奮しているというのではなく、ただ透明に透き通っている感じ。 部屋を掃除し、洗濯もする。 昨日買って食べられなかったスターバックスのソーセージチェダーチーズマフィンをわしわし食べ、牛乳もごくごく飲む。 行かなくちゃ、行かなくちゃ、と思いながらつい先延ばしにしていた引っ越しのご報告のため、大家さんの家も訪ねる。 その足で、実家に向かう電車に乗る。 自分でも到底理解しがたいことだが、わたしはどうやらまたひとつ、腹をくくったらしいのだ。 (「腹をくくる」という行為に、こんなにもたくさんの、無数の段階があることを、わたしはこの半年あまりで初めて知った) 会社を卒業すること。 結婚して、新しい家族を作ること。 望んだ幸せは、この手でつかみとること。 そんなことが本当にあるなんて、わたしは人に言われても絶対信用しないし、「あなたはクレイジーだよ」と笑い飛ばすだろう。 けれどこんな雨の夕方には―クレイジーでも奇跡でも何でもいい。愛とか永遠。なんてものを、信じてみたくなったりするのだ。 助けてくれて、支えてくれて、見守ってくれて、本当にありがとう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[音楽日記] カテゴリの最新記事
|