本読みのひとりごと

洗濯と掃除をやっつけ、野菜スープとパンで簡単な朝昼ごはんを済ませて、出動。
１４時、友人hとパシフィックホテルのロビーで落ち合う。
この週末は、ふたりして夏の終わりを満喫する予定なのです。
ゆったりした清潔な部屋でひと休みして、池上本門寺へ。
去年はひとりで来たSlow Live、今年はふたりで聴く。

本門寺は、風通しがよくて、見晴らしもよくて、ゆったりしたいいお寺。
気のめぐりがいい場所。
ねこもリラックスしています。



初めて生で聴いたオレンジペコー、かわいくてエネルギッシュで、胸がきゅんとなる。
音が夕方の風になって、体を通り抜けていく感じ。



あかね色の雲がきれい。梅酢ジュースを飲みながら、夕方の風に当たって、足をぶらぶらさせてやさしい音楽を聴く。豊かな時間。

そして、いちばん楽しみにしていた畠山美由紀さん！
髪をすっきりショートカットにした畠山さんがそっと歌いだした途端、会場が彼女の世界にふわっと包まれる。
ささやくような声も張りのある声も、体の奥にじわっとしみ込んできて、ため息と一緒に涙が出る。
わたしは本当に、このひとの声が好きだなあ！

「Summer Clouds, Summer Rain」の中の曲がたくさん聴けて、うれしい気持ち。
１０月にも新しいアルバムが出るらしい。楽しみ。

ホテルでは、足をながーくのばせるお風呂にバスソルトを入れてくつろぎ、お風呂上がりにはがばりとバスローブを羽織って、ゆるゆるした時間を過ごす。
仕事で疲れ果てたわたしたち、外で食事をする元気もなくて、ルームサービスを取る。
夜景のみえる窓辺で、冷蔵庫のワインをオレンジジュースで割って飲みながら、サンドイッチとチキンバスケットをつまむ。これぞ働く女の贅沢！
hは働きマンの最新刊、わたしは「海の沈黙　星への歩み」をそれぞれ読みながら、ふかふかのベッドでいつの間にか眠りに引き込まれていく。