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2005.03.07
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テーマ:戦争反対(1190)
カテゴリ:海外時事問題
イタリア、米軍誤射で死亡の情報機関員を英雄として追悼 3月6日16時2分 (ロイター)
 [ローマ 6日 ロイター] イラクで4日に武装勢力に解放されたイタリア人女性記者ジュリアーナ・スグレーナさんを護送中、米軍の誤射で死亡した情報機関員ニコラ・カリパリ氏の遺体が6日未明、軍用機で祖国に搬送され、イタリアは国を挙げて英雄として追悼した。
 イタリア国旗に包まれたカリパリ氏の棺は、ローマのチャンピーノ空港に到着。遺族をはじめ、チャンピ大統領やベルルスコーニ首相などの閣僚、聖職者が無言の帰国を見守った。
 この模様は、国内テレビ7局中5局で生中継された。
 カリパリ氏はスグレーナさんを保護してバグダッド空港に向かう途中、乗っていた車両が米軍の銃撃を受け、スグレーナさんを守ろうとして死亡した。イタリア国民の間では、米国に対する反発が高まっている。
 負傷したスグレーナさんも5日にイタリアに帰国したが、車両が猛スピードで米軍検問所に突進したため銃撃したとする米軍の釈明を受け入れない姿勢を表明した。


イタリア、米軍誤射で死亡の情報機関員を英雄として追悼
3月6日、イラクで米軍の誤射により死亡したイタリア情報機関員の遺体が祖国に搬送。
イタリア国旗に包まれた棺がローマの空港に到着した(2005年 ロイター/Giampiero Sposi)
(ロイター)16時02分更新

■勇敢なるイタリア人情報員ニコラ・カリパリ氏に黙祷(-人-)...
米軍の主張と食い違い 伊女性記者が手記 3月6日22時15分 (共同通信)
 【ローマ6日共同】イラクの首都バグダッドで武装勢力による拉致から解放直後、米軍の銃撃に遭い負傷したイタリア・マニフェスト紙の女性記者、ジュリアナ・スグレーナさん(56)は、6日付同紙に銃撃前後を詳細に回想した手記を掲載した。同記者が明らかにした事実関係は米軍の主張と食い違っており、イタリア国内の反米感情をさらに高めそうだ。
 スグレーナ記者によると、銃撃は警告もなく突然始まった。運転手が車外に出て「イタリア人だ」と叫んでもやまなかった。隣の、情報機関員のカリパリ氏が、自分を守るため覆いかぶさり、「その直後、彼が最後の呼吸をしたのを感じ、その死を知った」。
 その時、解放直前に拉致犯が「君の帰国を望まない米国人がいるから注意しないといけない」と警告していたことを頭に浮かべたという。

米軍の標的だった可能性、伊女性記者が指摘=主張に食い違い、銃撃への反発強まる 3月7日1時1分 (時事通信)
 【ジュネーブ6日時事】イラクで武装勢力に拉致・解放された後、米軍の銃撃で負傷したイタリア人女性記者ジュリアナ・ズグレナさん(56)は6日、「わたしが米軍の標的でなかったとする理由はないと思う」などと述べ、米兵が意図的にズグレナさんらを銃撃した可能性を指摘した。
 同日付のイタリア主要紙はイラク政治家の話として、伊政府がズグレナさん解放のために最大600万ドルの身代金を払ったと報じた。ズグレナさんはニュース専門テレビ局に対し、拉致実行犯に対する身代金支払いをも排除しないイタリア政府の交渉の仕方に米国が反対していたと指摘。「米国はそれをやめさせようとしたのでは」と語った。
 ズグレナさんは所属するマニフェスト紙で当時の状況を説明。通常速度で走行中に突然銃弾が浴びせられ、運転手が「われわれはイタリア人だ」などと叫んだが、発砲は止まらなかったなどと生々しく振り返った。米軍は、車が猛スピードで検問所に突入し、警告射撃も無視したためやむを得ず発砲したなどと主張しており、双方の説明の食い違いが顕在化している。
 今回の米軍による誤射を受け、イタリア国内では、ブッシュ米大統領に対して強硬姿勢を取るようベルルスコーニ首相に求める圧力が強まっている。ズグレナさんの主張はイラク戦争への対処をめぐって高まる国内の反感を代弁した形だ。地元報道によれば、イタリア検察当局は同日、誤射が過失致死容疑に当たるかどうか捜査に着手した。
■さて、両者の言い分がずいぶん情報が食い違ってきました。
まぁこう言う事件では情報が錯綜するのは当然ですからね。
米軍側・女性記者側の証言が出てきて、あとはイタリア情報機関の証言が出てくればおおよそ当事者の証言が出そろうわけです。
現在の所、米軍と女性記者では証言が対立しているわけで、イタリア情報機関からどの様な形で証言が出てくるのでしょうか?
しかしまぁ

>「わたしが米軍の標的でなかったとする理由はないと思う」などと述べ、米兵が意図的にズグレナさんらを銃撃した可能性を指摘した。

って、米軍が本気で殺す気なら今頃死んでるってw
この女性記者が「左派反米急先鋒の論客」と言うことを考えれば彼女の当事者としての証言も少し差し引いて考える必要があるかもしれませんね。
記事の中にはずいぶん自分を拉致した武装勢力に肩入れした発言が見受けられたり

>その時、解放直前に拉致犯が「君の帰国を望まない米国人がいるから注意しないといけない」と警告していたことを頭に浮かべたという。

と拉致犯の言うことを頭から信じたりと言うのも彼女の政治的姿勢から考えると当然と言えるかも知れません。
あとは「ストックホルムシンドローム」の可能性もあります。
銃撃受けた伊女性記者の証言、米軍の主張と食い違い 3月6日22時37分 (読売新聞)
 【ローマ=藤原善晴】バグダッドで武装集団に拉致、解放されたあと、イラク駐留米軍の銃撃を受け負傷したイタリア人女性記者ジュリアナ・ズグレナさん(57)が5日、伊検察当局に「検問所でないところで、いきなり銃撃された」と証言し、米軍の主張と食い違いを見せている。伊テレビ各局が伝えた。

 事件当時、ズグレナさんは車で空港に向かっていた。米軍側は「検問所で停止するよう車にライトをあて、威嚇射撃で警告した」と主張。ズグレナさんはこれを否定したうえ、「撃ったのはパトロール隊。ライトがあたってすぐ、多数の銃弾が飛んできた」と証言。米軍側は「車は逆に速度を上げた」とするが、ズグレナさんは「ふつうの速さだった」と反論している。
■これらの記事から対立点をあげると以下の通り

銃撃場所
米軍側「検問所」

伊記者側「検問所ではない」

発砲者
米軍側「検問所の兵士」(某S注・恐らく米陸軍第3師団?)

伊記者側「パトロール隊」

銃撃された状況
米軍側「停止するよう車にライトをあて、威嚇射撃で警告した後に発砲」

伊記者側「ライトがあたってすぐ、多数の銃弾が飛んできた」

護送車のスピード
米軍側「猛スピードで検問所に突っ込んできて警告後車は逆に速度を上げた」

伊記者側「ふつうの速さだった」

見事に真逆ですが、読売の中では一つだけ符合する点がありますね。

米軍「検問所で停止するよう車にライトをあて、威嚇射撃で警告した」

伊記者「撃ったのはパトロール隊。ライトがあたってすぐ、多数の銃弾が飛んできた」

とりあえずライトが当たったのが事実とすればやっぱり銃撃された場所は検問所だったのじゃないかなと。
しかし、共同にも時事にも

>スグレーナ記者によると、銃撃は警告もなく突然始まった。運転手が車外に出て「イタリア人だ」と叫んでもやまなかった。(共同)

>通常速度で走行中に突然銃弾が浴びせられ、運転手が「われわれはイタリア人だ」などと叫んだが、発砲は止まらなかった(時事)

と言う記述があり実は読売の記事では

>「検問所でないところで、いきなり銃撃された」

>「撃ったのはパトロール隊。ライトがあたってすぐ、多数の銃弾が飛んできた」

と一つの記事の中で矛盾する証言を載せてみたり・・・。

┐(゚~゚)┌何が何だか・・・





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Last updated  2005.03.07 06:28:27
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背番号のないエース0829@ Re:【対馬丸】 「外間邦子」に上記の内容について、記載…
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