「イラク人の手で治安を」=宿営地近くに警察学校-陸自サマワ 3月11日7時1分 (時事通信)
【サマワ11日時事】イラク南部ムサンナ州サマワの陸上自衛隊宿営地近くに警察学校が10日完成し、開所式が行われた。カリーム・ミナヘル州警察本部長は「イラク人の手で治安を維持できるようにしたい。これまで訓練を指導してくれたオランダや英国軍に感謝したい」「イラク人の手で治安を維持できるようにしたい。これまで訓練を指導してくれたオランダや英国軍に感謝したい」と述べた。
式典にはオランダ軍と英軍の司令官も参加した。警察学校は陸自宿営地の東約2キロの旧イラク軍基地跡地を整備して、建設された。
宿営地近くに警察学校-陸自サマワ
サマワの陸上自衛隊宿営地の東約2キロの旧イラク軍基地跡地に
建設された警察学校の開所式で、行進するイラク警察特殊部隊。
式典にはオランダ軍と英軍の司令官も参加(10日、イラク)
(時事通信社)09時04分更新
■いや~
>イラク人の手で治安を維持できるようにしたい。これまで訓練を指導してくれたオランダや英国軍に感謝したい
こう言う心意気が復興への第一歩ですね。
一方蘭軍宿営地の返還も・・・
サマワ郊外からも撤収=宿営地1カ所に-オランダ軍 3月10日7時0分 (時事通信)
【サマワ9日時事】陸上自衛隊が活動するイラク南部ムサンナ州で治安維持活動をしてきたオランダ軍は9日、サマワ郊外のルメイサ市の宿営地から撤退した。宿営地はイラク警察に返還された。
これにより、同州内で治安維持任務に当たる多国籍軍の宿営地は、オランダ軍に代わって英軍が駐留を開始したサマワのキャンプ・スミッティだけとなった。
■順調のようです。
一部には英国がイラクの旧宗主国と言うことで住民感情の悪化も言われていましたが・・・
「住民の感情悪化ない」 英軍移管で陸自指揮官 3月8日20時42分 (共同通信)
イラク南部サマワで活動する陸上自衛隊第5次イラク復興支援群の太田清彦群長(48)は8日、同部隊の主力の第10師団司令部がある守山駐屯地(名古屋市守山区)と現地を結ぶテレビ電話で記者会見した。
現地の治安維持任務が7日にオランダ軍から英軍に移管され、情勢悪化が懸念されることについて、「サマワ住民の感情悪化は感じられない」と強調。英軍は、オランダ軍約1400人に対し約600人で治安維持に当たるが、「イラク治安部隊の成長を見つめる必要がある。人数の変化は治安に影響しない」と述べた。
また、隊員は日本のニュースを現地で知ることができると紹介。「殺人事件などが多く、サマワの方が安全なのかなという気もする」と話した。
同駐屯地でのテレビ電話会見は初めてで、今後は月2回程度開かれる。
■影響はないとのこと、イラク治安機関の成長も治安の安定に一役買っているようです。
治安の安定は復興への大きな鍵ですからね。
さて、こんなニュースも飛び込んできました。
講演会:元米軍医、劣化ウラン被ばくの調査報告 自衛隊員の被害懸念--京都 /大阪 3月11日17時5分 (毎日新聞)
◇イラク・サマワ派遣の米帰還兵が被ばく
イラク・サマワへ派遣された米国の帰還兵が劣化ウランに被ばくし、体調を崩したとの調査結果を、「ウラニウム医療研究センター(UMRC)」のアサフ・ドラコビッチ所長が9日、京都市上京区の同志社大で報告した。同地に駐留する自衛隊員への健康被害を懸念した。
UMRCは米国などに拠点をおく民間研究機関。ドラコビッチ所長によると、ウラン汚染が確認されたのは、イラク戦争が終わった後の03年6月から2カ月、サマワに滞在した米兵。検査した9人のうち4人の尿から劣化ウラン、7人から人工のウラン236を検出した。放射能を帯びた空中の微粉末を吸い込んだとみられる。米軍が劣化ウラン弾など放射性兵器を使った証拠だという。「ガンや遺伝子異常につながる」と警告した。
またUMRCは03年9月、イラク国内の10都市で住民たちも検査した。激しい地上戦のあった南部バスラの住民から、高濃度の劣化ウランとウラン236を検出した。ドラコビッチ所長は「罪のない市民が犠牲になっているのに、政治家は事実を隠そうとしている。科学的な事実で、彼らのうそを暴かなければならない」と訴えた。
ドラコビッチ所長は元米軍医で放射線医学が専門。湾岸戦争(91年)から帰還した米兵の劣化ウラン被ばくを研究、治療したため軍を解雇された。96年にUMRCを設立。日本では「UMRCイラク・ウラン被害調査カンパキャンペーン事務局」(ファクス072・331・1919)が活動を支援している。【花岡洋二】
3月11日朝刊
■はて、アサフ・ドラコビッチ・・・どこかで聞いたような・・・?
ああ!私の記憶が正しければこの人の研究所からは他の研究所では出ない検査結果が出ることで有名だったと思いますが・・・w