カテゴリ:自衛隊・イラク関連
イラク派遣・浄水場改修、初めて着手 イラク南部サマワで活動中の陸上自衛隊は12日、サマワ郊外のワルカ浄水場の改修工事に着手した。 陸自はこれまで学校や道路などの補修はしているが、浄水場の改修は初めて。 写真は工事の開始状況を確認する隊員(時事通信社)16時41分更新 ■言うまでもありませんが本来は自衛隊による復興支援は非効率的です。 では、何故自衛隊がイラクまで出張っているのかといえば、ご存じのようにイラクの治安状況は民間企業の活動を許さないからですね。 治安状況さえ良好とは言わないまでも普通であればこう言う比較的大規模な事業は民間にやらせる方が費用対効果の面からも有効なのです。 例えば道路・橋や病院・学校を直すと言うのは軍隊の工兵が最も得意とするところですが、例えば電力不足を解消するために発電所を建てるとなると能力を超えます。 ここにイラク・サマーワで自衛隊の抱えるある種のジレンマがあります。 それを根本的に解消するためには、例えば過去日記で取り上げた「自衛隊、警察官、海上保安官、文民専門家などの海外派遣恒久法」・・・私は勝手に「国際平和協力活動基本法」と呼んでいますが、その法案の骨子に ・政府開発援助(ODA)が開始されるまでの「つなぎ」として現地部隊による無償資金供与制度を新設。 と言う一文がありましたがこう言う形で文民が活動できるまでの間、軍隊に代行させると言うことも必要になるわけです。 これがまさしくサマーワ・ジレンマを繰り返さない為の根本的治療法なのですが、この法案は公明党の強い反対に遭い今国会への法案提出は見送られましたとさ。 どっとはらい。 参考リンク ・【田英夫】 自衛隊海外派兵断固反対! 【と言ってみるw】 ・国際平和協力本部事務局
イラク派遣・救急車を引き渡し 日本の政府開発援助(ODA)で購入された救急車がイラク側に引き渡され、 宿営地を出発するのを見送る陸上自衛隊員(13日、イラク南部サマワ) (時事通信社)09時18分更新 ■まぁ我が国としてやれることはやっているわけですね。 しかし、我が国が供与した救急車に日の丸が一つも付いていないのはどうしてなんでしょうか? >「外務省による医療機材の提供と、自衛隊による医療支援に心から感謝したい」(ムサンナ州保健局長) >「救急車には無線機もついており、患者を迅速に医療機関に搬送できる」(業務支援隊長岩村1佐) 心から感謝してくれるのは嬉しいんですが、もっと一般市民にも我が国の貢献だと理解できるように適切に対策を講じていただきたい訳です。 無線機の前に日の丸つけろと小一時間。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.06.27 04:45:55
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