テーマ:戦争反対(1190)
カテゴリ:海外時事問題
私が彼女ができてから増えたものとは何でしょう。
決して(ピー)とか(ばきゅんばきゅん)とか(ピ~~~)ではありません。 答えは映画鑑賞です。 あれは一人で行くのは結構億劫な上に恥ずかしいものがありますからね、俺だけかもしれませんが。 見に行ったのは「シルミド/SILMIDO」と「SWING GIRLS」に「ローレライ」ですが、まぁ趣味丸出しですねw 付き合ってくれた彼女にも感謝(-人-)... あと見に行きたくて見逃した映画と言えば「グッバイ、レーニン!」です。 あとからいろいろ小耳に挟んだところでは結構面白かったとかで・・・。 まぁDVDでも見れるわけですが、やっぱり映画館の迫力は何物にも代え難いですからね~。 まだギリギリやってる「Shall we Dance? ~シャル・ウィ・ダンス?~」も見に行きたいんですが、そろそろやってるところも減ってきましたから際どいかも知れませんね。 さて、久しぶりにすごく見に行きたい映画が登場しました。 20世紀を代表する-ある意味-偉人の最後を解き明かす映画「ヒトラー ~最期の12日間~」です。 ■とまぁ、偶然梅本弘氏の「ベルリン1945」を読み終わって最貧戦線に輝く星にして(中略)偉大なる高橋慶史同志の書いた「続 ラスト・オブ・カンプフグルッペ」を読んでいた私にとって見事すぎるほどタイムリーな映画ですw 当然映画館には行くとしてDVD購入も決定ですね、機密費はとっくに使い果たしたので早速財務省と折衝せねばw この本については前作「ラスト・オブ・カンプフグルッペ」に寄せられたある書評が見事に言い表しています。 >仕事と家庭を持ち、国内国外の知人から取材写真や第二次大戦当時の個人アルバムの提供を受け、外国の公文書館と何度も手紙をやり取りして特定のトピックスに沿った写真を渉猟し、時に自分で戦跡に足を運ぶ。それを何年も繰り返し、知人すべてが発売予定を尋ねるのをためらうくらいの年月をかけると、この本が出来上がる。 >マイナーな部隊とマイナーな戦場にも、人生があり、勇気があり、過誤がある。それを描く筆致は、暖かいようであり茶化すようであり、冷厳な事実を並べているようで並べ方に諧謔が混じる。 >これぞ大人のホビーである。この本を読むことがホビーなのではない。このような本を書くことが、究極の大人のホビーなのである。もちろん幸運な読者は、この本の記述を精査して誤りを指摘するという、別種のホビーを楽しめるかもしれない。 >こんな本を書くのはどんな人なんだろう、と想像するのも読者諸賢の楽しみであろう。通勤者でごった返す朝のファーストフードショップで、朝食を脇に退けてノートパソコンとドイツ語の本をかわるがわる見ている人物が居たら、どうかそっとしておいてあげてほしい。 (´Д⊂グスン 閑話休題 と言うことで、個人的にはとても楽しみな映画なんですがドイツの近隣諸国ではとても興味深いことが起きているようです。 ■とても面白いですね。 ドイツを語る際に忘れられがちなことにヒトラーは民主主義的に合法な手段で政権を獲得したと言うことがあげられます。 ようやくドイツも随分時間がかかりましたがナチスを歴史としてみられる時代に突入したと言うことでしょうか。 ちなみに公式サイトから拾ってきた“近隣諸国”の反応です。 >戦後初めてヒトラーを注視した映画。 >実に力のある作品だ。・・・・・・NYタイムズ紙(アメリカ) > >ドイツはユダヤ人大虐殺の歴史を取り繕い >美化している。・・・・・・エルサレムポスト紙(イスラエル) > >殺人鬼の人間性を振り返る必要性など、 >どこにあるのだろうか。・・・・・・ターゲスシュピーゲル紙(ドイツ) > >切に忘れがたい事実を強烈に映し出す偉業は >誰しもができるものではない。素晴らしい。・・・・・・シュピーゲル紙(ドイツ) > >我々はこの映画を“良い映画”として >迎える時期にきている。・・・・・・デイリーメール紙(イギリス) > >この映画は凄まじい数の人々が殺された悲惨な記憶を >我々に甦らせ不安にさせる。・・・・・・サンクトペテルブルクタイムズ紙(ロシア) > >この監督はあらゆる意味で古臭い伝統を >打破している。観るべき1本。・・・・・・ソウルタイムズ紙(韓国) これも面白い反応ですね。 被害者であるユダヤ・ロシア・フランスは反発し、加害者であるドイツでは賛否が分かれると。 それ以外の国は比較的冷静に見ていると。 しかし、フランスの「ドイツ人はヒトラーを人間として描くほど成熟しているのか」と言うのはどこかの国を思い出させると同時にフランス人の中華主義を彷彿とさせる一言ですね。 さすがはド・ゴールを生んだ国です。 最後に監督と脚本家の方の言葉を公式サイトから引用しておきます。 「ヒトラーの晩年、常に彼の傍らにいた秘書ユンゲと出会ったことはショックだった。 3000冊にも及ぶ関連書籍は、どれも彼のある側面しか語っていないことが分かったからだ。 本当の歴史を理解するために、そして隠蔽された真実を多くの人に伝えるために私はこの映画を撮ったのだ」 -オリヴァー・ヒルシュビーゲル(監督) 「私はドイツ語を使い、ドイツ人俳優とドイツ人監督でこの映画を撮影したかった。ナチス問題は、明らかにドイツの歴史の中でもっとも暗く、もっとも衝撃的な出来事だ。私は戦後に生まれた世代に属するが、勿論これは我々の歴史でもある。つまり我々が正面から見据えなければならない出来事なのだ。私はドイツ映画製作者たちがこの題材をあらゆる意味で真摯な姿勢で映画にする勇気を持ってもいい頃だと確信している。 不寛容、人種差別主義、狂信的行為がどんな結果を招いたか伝えるために」 -ベルント・アイヒンガー(制作/脚本) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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