中国軍艦が砲身向け威嚇-警戒監視中の海自機に 2005.10.01 (サンスポ)
東シナ海の日中中間線付近で中国が開発を進めているガス田「春暁」周辺で9月初め、海上自衛隊のP3C哨戒機が中国海軍の軍艦5隻を初めて確認した際、うち1隻が一時、砲身をP3Cの方に向けたことが1日、政府関係者の話で分かった。
P3Cの早期警戒レーダーに、軍艦がレーダー照準を合わせたことを示す警報は出ず、防衛庁は威嚇目的とみているが、エネルギー開発をめぐって日中の対立が続き、中国海軍の活動が活発化している東シナ海の緊張状態があらためて浮き彫りになった形だ。
中国の軍艦が確認されたのは、9月9日午前9時ごろ。海自第1航空群(鹿児島県・鹿屋基地)のP3Cが、日中中間線から約2キロ中国側にある春暁周辺の海域で、最新鋭のソブレメンヌイ級ミサイル駆逐艦(7、940トン)1隻とジャンフーI級ミサイルフリゲート艦(1、702トン)2隻を含む中国の軍艦計5隻を発見した。
政府関係者によると、5隻は日中中間線は越えず、春暁を回り込むように航行していたが、ミサイルフリゲート艦1隻が艦首部の砲身が2つ並ぶ100ミリ連装砲砲塔を旋回させ、砲身を上空で監視するP3Cの方に向けた。乗員はその瞬間を写真撮影したという。
P3Cは対処マニュアルに従って、直ちに現場から離脱。軍艦が外国航空機に自艦から離れるよう呼び掛ける際には、赤い煙の出る信号弾を発射するのが通例だが、それはなかった。P3Cはミサイルや魚雷を搭載できるが、今回のように通常の警戒監視活動中は積んでいない。
防衛庁幹部は「撃つつもりはなかっただろうが、明らかな脅しであり、軽率な行動だ」と不快感を示している。
■我が方でも試掘に向けて準備が進んでいるようですが相手は軍艦まで引っ張り出しているのに、こっちが使えるのは海保の巡視艇だそうです。
「ソブレメンヌイvs巡視艇」・・・質の悪いブラックジョークですね。
レーダー照射しないだけ北韓よりマシなんでしょうがまぁ舐められたもんですね。
とりあえず次からは警戒監視活動でもP3Cに
ハープーンでも搭載しときますか。